Manzoさんの映画レビュー・感想・評価

Manzo

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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.5

魅力的な世界観、くどいヒーロー誕生話省略、斬新なキャラの因果関係、過去最高に粋な衣装及びビジュアル、屁のような結末。2時間はグイグイのめり込み、種明かしの最後の1時間は肩透かし。お約束の続編用悪党の紹>>続きを読む

伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

1.0

ドラマがあんなに面白かったのに、映画は何故ここまでつまらないのか。ドラマは総監督だった廣木隆一より監督の毛利安孝と稲葉博文の方が面白いからなのか。映画の八割はドラマの笑いどころを省略したダイジェストだ>>続きを読む

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

2.8

あの俳優が!ワル役に挑む!が流行った頃の映画。それ以上でもそれ以下でもない、そしてそれしか残らない。

マンハント(2018年製作の映画)

2.5

あー懐かしい。この手のアクションが通用した時代が。スロモのドアップで映る役者方がカリスマ性に欠けているのか、アクションに空間的なリアリズムを求めてしまうからかイマイチのめり込めなかった(だだっ広い草原>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.9

隣の芝生は青く、騙しあって誤解し合う女性達の立場逆転劇。サスペンスとしては面白い展開だけに、どんでん返しの為に主要な人物の葛藤が空虚な物に書き換えられてしまうのが残念。結果、女性原作者のメッセージは男>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.4

3分の2はスピードと緊張感で目が離せない。高速列車の北側の乗客が死に物狂いで南側の仲間達と再会しようと奮闘する物語は随所随所韓国目線から朝鮮半島の統一を夢見る鑑賞者には響くであろう演出が散りばめられて>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

マーベルドラマのルークケイジほど社会派でもなく、同じ王位継承物のマイティソーバトルロイヤルほど楽しくなく、実在した同名の武装組織には全く触れずに終わり、ブレイド以来のカッコいい黒人ヒーロー映画は劇中に>>続きを読む

西瓜(2005年製作の映画)

5.0

浮気雲、公開時の邦題は原題に近い浮気雲。西瓜だらけの映画を敢えて西瓜と名付けてしまうのが残念。ゆるいテンポのミュージカルポルノの言葉から逃げない人にオススメの出逢いとすれ違いの男女の物語。こだわったカ>>続きを読む

サランドラ(1977年製作の映画)

2.5

リメイクと違ってかなり運と悪運で物語が進み、追っ手もドジ踏んで人間味?が未だある。ただ時代がそうしたのか、対立する家族同士の衝突後の物語には全く触れずに終わるので急な感じでおしまい。

ハンナ(2011年製作の映画)

2.1

演技派子役のアクションへの挑戦、監督共に不慣れなジャンル。レオンのマチルダ、キック・アスのヒットガール、ハッキリした物語の役柄やキレのあるアクションと設定のどっちもないハンナは残念で残念でしょうがなく>>続きを読む

カラスの親指(2012年製作の映画)

3.2

家族でギリギリ見れそうな安全な詐欺ファンタジー。ファンタジー部分は詐欺が次々と都合よく成立していく所。映画の手法そのものが騙しと認めちゃえば抵抗なく見れる。石原さとみが能年玲奈の脇役に収まってるのが若>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.3

凶悪の監督作品と聞いて構えたけど、その必要はなかった。あっちの映画には無かった魅力的なダメ男に綾野剛が豪快に成り切る。

凶悪(2013年製作の映画)

1.1

胸糞悪い。ソドムの市や鬼畜晩餐会を見た時の比ではない怒りを感じながら最後まで見てしまった。それだけピエール瀧が恐ろしくてリリーフランキーが憎たらしくて救いの無い作品。演出と演技は4.5星あげたいくらい>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.9

カメラワークと曲の遊びはショーンオブザデッド、ホットファズ、アタックザブロック、アントマン等ではアクセントに過ぎなかったが、今回は作品の心臓。同年公開のオスカー作品賞狙い損ないのミュージカル、ラララン>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.4

声を加工したと噂されて真相があやふやのままの松たか子のアナと雪の女王の主題歌と同じくらい印象に残る曲調に合った歌詞に和訳出来てなかったのが本当に残念。本国でもお姫様扱いを嫌う団子鼻で褐色の少女の冒険は>>続きを読む

人魚姫(2016年製作の映画)

3.5

単純な程優しいテーマの薄っぺらく強引にも楽しい独特の世界観。少林サッカー同様相変わらず垢抜けないヒロインのブス顔や間抜けな演技を要所要所グイグイ入れ込んでくれてニヤリさせる。中国映画の常識なのか、一瞬>>続きを読む

暗黒女子(2017年製作の映画)

4.0

「エロい迷彩」(^ ^)
演出と映像の質からテレビ的な安っぽさが漂うけど、複数の異なる視点、信憑性の薄い語り手達の行間から徐々に露出する暗黒は少女ホラー漫画を観てる様な心地良い気味悪さ。
ただ中盤で突
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.2

ロバートダウニーJrの名探偵シャーロックホームズの様に現代人の為にアップデートされたケネスブラナーの名探偵エルキュールポワロを中心に米(南北)・英の洋画大物俳優が多数生かされてる優雅なミステリー古典の>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.2

今までほぼ白人(と宇宙人)の海だったスターウォーズに前作の黒人に続いて今回はアジア系も脇役らしく活躍。もちろん、マイノリティー同士でしか絡まなくて例えるならシュレック夫妻みたいな扱いーールーカスから制>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.9

アベンジャーズの名がついたシリーズ第二弾、エイジ・オブ・ウルトロンの続編でありながらその肩書きがより相応しいと同時にキャプテン・アメリカシリーズの完結篇にしてヒーロー対決モノの最高傑作。大人の事情によ>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.7

元祖ヒーロー集結映画、個々で他の作品シリーズで成功している主人公達が対等にぶつかり合って共に戦って絆を深めていくという正に映画界のAKB48!その後の作品に関してはしばらくクライマックスの展開がパター>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

2.9

宇宙人と神話の要素を交えた宇宙の果ての惑星からの脱出劇を描いた父子と家族の絆をテーマにしたギャグ満載の楽しいマーヴェル映画、そう、それはマイティソーバトルロイヤル!この映画の反省の上に作られたのでしょ>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.2

大自然の中で息詰まる様な悍ましい物語。父の声、母の巨大な目、長女の妖しさ、長男の豹変、双子の真っ黒い瞳、素敵なキャスティング。ムード重視のゆらりユラリと狂って行く物語。美術的に強烈なインパクトの瞬間が>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

3.8

和製セブンというありきたりな表現が良く似合う。映画ではなく原作がそうなのかも知れないが殺人鬼像、家族の運命、物語の終点、米国のセブンと見比べて文化の違いを感じさせる。後味の悪さもアメリカ人が衝撃的なの>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.5

恐怖のホームビデオ。手持ちカメラスタイルの子供主演サスペンス。監督の名前や予備知識のない状態で見た方が楽しめる。主役の子達の言動は元気な子供らしいけれども決して子供向けの映画ではない。エンドロールがと>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.9

これは完全にやられた!シックスセンス以来アンブレイカブルやヴィレッジも観てきて最近ではヴィジットが期待を遥かに上回った事からいつもよりシャマラン監督の最新作に期待してみた。完全にジャンルの違う映画に化>>続きを読む

銀魂(2017年製作の映画)

4.5

とにかく字幕が早い!そして顔芸が凄い!借りて(買って)何度も巻き戻して笑って見れる「勇者ヨシヒコ」より予算がありそうでどこか安っぽ〜い感じをちゃんと残してる憎めない漫画・アニメ原作の娯楽映画。みんなの>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

過去作の足かせから解き放たれた面白い娯楽作。超人が更なる超人の出現と機械音痴によりかなり凡人並の冒険を強いられてしまう展開は斬新というか、滑稽。とにかくイケメンがブサイクになって笑える酷い目にあう映画>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.9

爪生えるゾンビという超能力の中でも地味な方のおじさんが限界に到達する物語。都合のいい時しか英語話さない生意気なラテン系のガキと都合のいい時しか超能力を発揮しない仲間達。そして卍…じゃなくて、おじさん、>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.4

イギリス田舎からのガンアクションデカ映画へのラブレター。高速テンポな出来過ぎデカと駄目すぎとっつぁん坊やのやり取りと冒険はかなり笑えるけど時折いきなりグロくなるので苦手な方は鑑賞注意。

キング・アーサー(2016年製作の映画)

2.7

肝心な戦闘場面の現実味を軽視したCGが面白い設定の脚本と素晴らしい配役の体当たりの努力を重みのない娯楽に下げてしまうのが惜しい。映像が美しいだけに虚しい凡作。

無限の住人(2017年製作の映画)

1.7

見終わって無性にるろうに剣心の殺陣を見たくなる。三池崇史監督の映画はカット割りとテンポが良くても躍動感は大友啓史監督の作品に激しく劣る。キャストは特段期待していない限り終る頃には大体様になっている、前>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

4.3

ガンアクション映画のアンチテーゼ。
M16だろうがAR70だろうが、扱ってるのがこんな奴らならと言わんばかりの痛々しくて笑けてしまうジョンウー泣かせな弾が当たらない銃撃耐久戦。
とにかく鈍臭くてカッコ
>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.9

ノワール好きには堪らない。予告が情報を控えてる為、劇中に予想を遥かに上回る内容が見れた。その分興行収入で苦しんでるのが勿体ない傑作。人間らしさとは何かと問いかけながら珍しく納得する内容の映画。3時間映>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

2.5

敵の最後の台詞が印象的だが、安い響きの銃撃音と安い見た目の飛行場面に浅い人物描写、短期間内での同じ映像の再利用、ラストの盛り上がりも緊張感も、理屈すら欠ける展開が映画の年齢を感じさせる。しかしあの台詞>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.6

負けとは何か。大きく三つに分かれた視点と時間軸で戦争において名誉も誇りも無い撤退を描くほぼ無名俳優の命がけのヒューマンサスペンス。

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