MrOwlさんの映画レビュー・感想・評価

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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.8

良作でした。
ただ、ある意味、閲覧注意の映画かも知れません。

ドイツの学校が舞台とはいえ、
誰もが似たような苦い経験をしたことがあるかも知れないので。
学校内で起きる事件は色々ありましたし
色々な性
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ティアーズ・オブ・ブラッド(2022年製作の映画)

3.8

まずまず面白かった。
過去の無い男が血の涙を流す。
予告編も96時間やイコライザーを彷彿とさせるので
こうしたジャンルが好きな自分としては見ない訳には行きません笑。
どちらかというと、Mr.ノーバディ
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

怖かった。ジャンルはヒトコワ系ですね。
抑制された怖さの演出が、こういう事ってあるよな~というリアリティが感じられます。
似たようなシチュエーションを経験された人は、より怖さを感じるでしょう。
実際、
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フューチャー・ウォーズ(2022年製作の映画)

3.0

結果としては、事前情報があった方が、楽しめる映画でした。
チラシの印象で勝手な想像をして観に行った自分は、ちょっと没入しきれませんでした。
感情の流れは以下のような感じです。

鑑賞前
フランス・ベル
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トランスフュージョン(2023年製作の映画)

4.1


思ったよりも重たく過酷な展開と最後に少し救いもあったのが良かった。
必ずしもハッピーエンド、勧善懲悪ではない展開も良いですね。
どこかフランスやイタリアのノワール作品のような雰囲気も漂います。

退
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.6

本作の感想は・・・
スケールが大きいSF映画なので、IMAXなど良いスクリーンで見る選択肢はありです。
ただ、私はスケジュールなどもあり、IMAXレーザー/GTテクノロジーの
グランドシネマサンシャン
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.8

率直な感想は
日本人で良かった。現代に生まれて良かった。と思ってしまいました。
また、宗教って怖いが、信仰は支えにもなる、と複雑な感情も抱いた作品でした。
怖さは、家族とは引き離されてしまいますが、危
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辰巳(2023年製作の映画)

4.0

面白かったです。俳優さん達の面構え、演技が◎でした。
哀愁漂うジャパニーズノワール。良いですね。
整備工場、漁港、廃車場、人の少ない採掘場、うらぶれた中華料理店。
折り畳みナイフ。布が巻き付けられたラ
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.1

「システム・クラッシャー」とは、ケアホームからケアホームへ、里親から里親へ、あまりに乱暴で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子供のことだそうです。

2019年制作なので、主演
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

ザック・エフロン、お見事でした。
そして監督・脚本のショーン・ダーキン、感服しました。
素晴らしい映画でした。
プロレスを題材にした映画のため、なかなか食指が動く人が出にくいと思われる映画ですが、人間
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ザ・タワー(2022年製作の映画)

4.0

舞台は様々な人種が住むフランスの団地です。アフリカ系の女性のアシタンはある朝目覚めると、窓の外が“闇”で覆われていることに気が付きます。その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.2

『ゴジラ』と『キングコング』のリブート映画『ゴジラvsコング』の続編で、モンスター・ヴァースの第5作に当たります。監督のアダム・ウィンガード監督や脚本のテリー・ロッシオ、キャストのレベッカ・ホール(ア>>続きを読む

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.7

タイトル、パンフレットの色遣い、主人公の男性が別の表情で2重写しになっていること、特徴的な髪型の女性、心惹かれる要素が多く、シネマート新宿にて観賞してきました。
ゲームのモンスターデザインを担当するフ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.2

怖かったし、面白かった。クオリティの高いホラー映画です。
サスペンス、ミステリー要素もあり、一捻りある展開も良かったです。
本作は「悪魔の子」ダミアンに翻弄される人々の恐怖を描き世界的ヒットを記録した
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.6

ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年)の続編で、
ゴーストバスターズシリーズとしては第5作目に当たります。

面白かったんですが、自分の正直な感想は、前作は超えなかったな、という感じです。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

原爆に関連する物語である点が少しマイナスイメージの先入観がありましたが、
クリストファー・ノーラン監督作品ということと、作品のテーマは戦争や原爆が主ではなく
「原爆の父」として知られるロバート・オッペ
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ブリックレイヤー(2023年製作の映画)

3.5

面白かったです。思っていた以上にアクションが激しく、多かったですね。CIAに関わる物語なのですが、スパイ映画というよりは、スパイアクション映画、に分類される感じです。007、ミッションインポッシブル、>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

3.9

面白かったです。佐藤二朗さんファンの自分としては、満足できる内容でした笑。
原作はウェブライターの雨穴さんによるウェブメディア記事、YouTube動画、その動画と連動した不動産ミステリ小説です。予告編
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.9

原題はThe Night of the 12th (French: La Nuit du 12)、「その12日の夜」という感じでしょうか。
含みは「その12日の夜」の方がありますが、「12日の殺人」の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

前作のDUNE/デューン 砂の惑星が2021年公開なので、あまり間が空くことなく、続編が公開されました。物語も前作の続きから始まるので、是非前作を復習してから観賞することをお勧めします。その方が没入感>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

このスパイなんか髪型変だな~っていうのと、作家の書いた物語と現実がシンクロしてドタバタする感じのやつか~とそれほど興味が高くならなかったんですが、あ!ヘンリー・カヴィルなのか!と気付いて、俄然興味が湧>>続きを読む

ポーカー・フェイス/裏切りのカード(2022年製作の映画)

4.2

本作はポーカー・フェイスというタイトルですが、ポーカーゲームでのスリリングな展開と他のサブストーリーが絡むのかな、と思いきや、ポーカーよりも、「ポーカーフェイス」の方がテーマなんだと感じる映画でした。>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

4.1

マーベル初の本格的なサスペンス、ミステリーという触れ込みのマーベルシリーズの最新作です。マーベルシリーズとは言うものの、コロンビア ピクチャーズがマーベルと共同で製作した、「ソニーズ・スパイダーマン・>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

ガイ・リッチー脚本・監督でジェイク・ギレンホール主演ときたら見るしかない、という思いで楽しみにしていました。ガイ・リッチー監督はガイ・リッチー監督は、スナッチ、リボルバー、コードネーム U.N.C.L>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞にノミネートされており、主演のサンドラ・ヒュー(ドイツ人なのでサンドラ・フラー、サンドラ・ヒュラーがドイツ語の発音に近いのかもしれません)は主演>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

まったくノーマークでしたが、米粒写経・映画談話2月号(YouTubeで視聴できます)にて、我らが居島一平さんが激賞されていたので、気になって観賞してきました。
舞台は1981年、アイルランドの田舎町。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

アリ・アスター監督の長編3作目です。アリ・アスター監督作品は、2作目の『ミッドサマー』から入りました。1作目の『ヘレディタリー/継承』も鑑賞しました。アリ・アスター監督作品は、超常的な怖さと、人間の精>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

マドレーヌ・ギャヴィン(マドリン・ギャヴィン)監督で米国が製作、トランスフォーマーが配給するドキュメンタリー映画です。韓国製作ではないことが興味深いですが、内容を考えると米国など第三国的な位置づけの撮>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

予告編でそのビジュアルと世界観が好きな感じの映画だったのと、ウィアム・デフォーとマーク・マラファロという好きな俳優が出ていることもあり、観賞してきました。
イギリス・アメリカ・アイルランド合作のSFラ
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アンブッシュ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

物語の背景やあらすじなどの情報を入れずに、リーアム・ニーソン主演の96時間の監督(ピエール・モレル)作品と、キャッチコピーとチラシのビジュアルから、中東に赴いた、米軍もしくは欧州のどこかの部隊の話だと>>続きを読む

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.1

1992年に制作・公開された、タランティーノ監督の脚本・監督デビュー作、DVDで何度も見ており、ストーリーも知っているものの、デジタルリマスター版が劇場のスクリーンで観賞できるとなると、やはり足が向い>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.0

前作のアクアマンが2018年なので約5年ぶりの続編ですね。前作に引き続き監督はジェームズ・ワン、主演はジェイソン・モモアです。アクアマンの妃となるメラ役も前作同様アンバー・ハードが努めます。アンバーは>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

舞台は100年前のフランス。1923年頃となるので、第一次世界大戦後(1914年~1918年)のフランスですね。第二次世界大戦(1939年~1945年)ではドイツによる侵攻を受けるなど激動の時代になる>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.8

『エクペンダブルズ』シリーズの第4弾です。『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』が2014年なので9年ぶりの続編です。
主要キャストはシルヴェスタ・スタローン77歳、ジェイソン・ステイサム54歳
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

4.1

エヴァ・グリーンの口元から虫が這い出るキービジュアルが印象的で、共演がマーク・ストロング、監督が「ビバリウム」のロルカン・フィネガンということで、観賞してきました。「ビバリウム」同様、不気味で得体の知>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.9

親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合(福原遥さん演)。ある日、進路をめぐって母親の幸恵(中嶋朋子さん演)と喧嘩をして家出をし、雨を避けるために山の洞窟のようなところに入り込みます。>>続きを読む

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