ERINさんの映画レビュー・感想・評価

ERIN

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ミッシング(2024年製作の映画)

3.1

感想が難しい。演技はリアルすぎるほどリアルでずっと擦り減る思いだったけれど、どこか遠くに感じたのも正直なところ。これは自分もまだ親視点を持ち合わせてなく、スクリーン越しで温度差があったのかもしれないな>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

4.5

もし配信でこの映画を観ていたら、私はオープニングからエンドロールまで一度もスキップせずにいられただろうか。後半にかけてこれは「現在の自分」を指している、と気づいたとき、今まで感じたことのない恐怖に襲わ>>続きを読む

蛇にピアス(2008年製作の映画)

1.9

平成の女性主演映画を観ようの回。吉高由里子さんのギャルが強かながらも脆くて総じて可愛い。井浦さんはアンナチュラルのイメージが強かったので、あっシバさんだったんだ、というビジュアル的衝撃だった。ピアスも>>続きを読む

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

1.5

平成の女性主演邦画を観ようの波が来たので鑑賞。個人的には官能的を超えて性的に不快な気持ちになる、という点で好みではないのだけれど、沢尻エリカの体当たり演技は目を見張るものがある。し、平成ギャルの完成系>>続きを読む

怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.0

なぜか昔から図書館で手に取っては本棚に戻し、表紙が妙に印象に残っている。原作未読。

サイコパス連呼、木こり模倣、舌足らずなセリフなどなど気になる点はいくつか。最近はそういったノイズがあると最後まで集
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.2

仮面とボワっとなる画面が怖くて所々飛ばしてしまった(びびりなだけ)

ビッチな主人公が誕生日に殺されてタイムリープを繰り返し、犯人探しに展開していく。ちゃんと彼女の成長物語になっているのがよい!笑顔も
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

物凄い作品を観た。今まで観た映画の中でも指折り、今年1番の映像作品かもしれない。
感想をまとめるのがものすごく難しい。全部を理解できたとも思わないし、考察や解釈を連ねるのも野暮かなとも思う。今観たもの
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

-

何回か見ようとして途中であきらめる…
今回やっと半分いった。何だろう、キャストはいいのに・・

要所の違和感がぬぐえず暗い気持ちになるばかり><

許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.7

土曜の朝から強烈な映画を鑑賞。最近はダークな邦画でしか摂取できない栄養があるなと思うこの頃。

悪はもちろん悪だけれど、それは果たして絆星だけのものなんだろうか。贖罪の機会も、自身の奥底にあるものはあ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

60年代と現代のロンドンを行き来するタイムスリップホラー。
好きなレビュワーさんたちが揃って鑑賞済みで、絶対見ようと思っていた作品。封切り当初から気になってはいたものの、怖いのを映画館で観る勇気がなく
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.7

日本の作品よりもまたさらにダークさが増した、韓国版の「スマホを落としただけなのに」
スマホの画面が夜中に勝手に動き出したり、机に叩きつけるシーンなど、カメラワークがスピード感とその時々の不気味さを上手
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

眠れない深夜2時に見始めた。抹茶のアイスを片手に、淡々と流れていく蘇畑さんの日常を眺めていた。

「アセクシャル」概念として分かっていても、実際目の前の好きな人から話されるとやっぱり受け入れ難く思って
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.2

三木孝浩監督の作品は「今夜、世界からこの恋が消えても」以来の鑑賞。塁が窓を取り換えて、部屋に光が差し込むようになった時の場面と、明香里が手術を終えたときの場面、あの柔らかいレンズの表現がとても好きだ。>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.6

ビジュがすこぶるよいのですよ。白髪に近い金髪、細めの身体、物憂げな表情…
そんで喰べるようなキスのところがたまらんのですよ。こうちゃんずっと観てられる。

再生履歴はあるのに、なぜか途中の場面を毎回飛
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.6

一気に観た!好みのテンポと演出と演技とキャラクターと。
コメディの塩梅がちょうどよく、アクションのクオリティが高い〜

昔からちょい変態な人情イケメンはモテるんだろうなぁきっと。(日本の夜の街ってこち
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

リバイバル上映「午前十時の映画祭」にて鑑賞。映画館で観るからこそ、この舞台と音楽、オードリーが映える!オープニングの五番街が神秘的だった。

ホリーは奔放で、ローマの休日とは真逆の女性像が描かれる。(
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市子(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

恋人からプロポーズを受けた翌日に失踪してしまう市子。時系列と視点が交錯しながら少しずつ彼女の過酷な過去が浮かび上がる。

夏のじっとりした特有の空気感。汗ばんだシャツとけたたましいセミの声、開ききった
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

映画公開当初、なぜかそこまで観たい!という気持ちにならず、気づけば配信が始まっていたタイミングで鑑賞。
映像は綺麗、いい声してる。ストーリーが難解、というか不可思議、ツッコミどころが気になって個人的に
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

1.5

思いの外平均評価がよかったのですが個人的には首を捻る結果に。絵や画面は綺麗、動きも滑らか、声優さんたちも豪華、、なのにストーリーがぶつ切りでキャラクターたちの感情に入り込むところがなく、途中から突っ込>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

スコアをつけるのが難しい……。面白かったと一括りにできない、いろんな感情が胸の中で埋めいたし、怒りや不快感もとぐろを巻くようだった。分かるようで解らない。
一緒に映画館に行った同性の友人はエンドロール
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.6

小学校低学年の当時、テレビのCMでティラノサウルスに追いかけられるシーンが映っていて勝手に怖い映画だと思い込んでいた笑
展示物が動き出した時のわくわく感はきっとどの年代にも通じるはず。なんというか、ひ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

16ミリフィルムカメラが映す日常の風景と、藤沢さん山添くんが少しずつ交流していく様子が温かい。約120分の尺の中で大きな起伏はないけれど、確実に大切な気づきを与えてくれた。

他の人が何を抱えているの
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

映画のポスターが印象的で、勧められた時もすぐにタイトルとビジュアルが結びついた。ホラー要素は比較的少ないから大丈夫と聞いてようやく鑑賞。

最初の車内の会話やなぜかアップになる会社のロゴ、提供されるド
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.3

仕事と向き合う中で自分にとって大切なものに気がつく。
自分が望んだど真ん中じゃなくても、周りの人と関係を築きながらできることを重ねていこうと前向きになれる!(今いるところだけが全てではない、というのも
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

初めてインタラクティブ映画というものを観た…すごいなNetflix。観ている人の選択によって主人公の行動が変わっていくシミュレーションゲームに近い感覚。しかもしっかり映像作品。
面白いのは中の主人公ス
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.8

うわあああものすごく好きだこの作品…!!!
数学の天才的な才能を持つメアリーと、その育て親のフランク。2人の関係性がとても愛情深く、また心温まる。
「彼女は特別であることを望んでいない」メアリーにとっ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

ジェニファーローレンスが体当たり。ハンガーゲームの監督さん、ストーリーとしてはこちらの方が作り込まれている印象を受けた。女性スパイものの映画の中ではかなり冷酷非道な描写がリアル。性的な描写や養成所での>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

映画館での鑑賞を逃し、配信来ないかな〜と密かに待っていた映画。なんとなくストーリーも演出も身構えられるくらいにはなっている軽めのAIホラー。
方向性はさておき学習能力と身体能力の飛躍がすごい。狂った方
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

2024年最初の映画に。(今年はちゃんと観た映画を随時記録していきたい…!)

アベンジャーズ結成につながるエピソードやネタが仕込まれていてつながりをたどるのも面白い。とはいえマーベル作品初心者の身と
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.1

クリスマスに観る映画じゃない笑
英国イケオジ紳士たちのスパイアクションと思っていたら終盤いろんな方向にぶっ放していってそれはそれで楽しめた。なかなかのスピード感と量でぼんぼんしていたがポップな音ハメで
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.6

おとぎ話の世界から現実世界にやってきたジゼル姫。「お友達」を現実世界でも収集できる場面では苦笑いしてしまった。いい意味で皮肉が効いていると感じたし、大人向けディズニー感を感じた。エイミーのチャーミング>>続きを読む

マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

弱っているアンジー様がお美しゅう。継母とゴットマザーの対決、オーロラや王子の立ち位置など、誰に焦点を当ててみたらいいのか少しわからないまま終わってしまった感じはあったかもしれない。ほかの方のレビューで>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

4.2

1のがよいのですよ。話がわかりやすく、登場人物たちの関係性もちゃんと描かれていて。最初のOPからお城が作中のものになっていて世界観に入り込めるところも素敵。nce upon a time…

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.5

ティムバートン作品の中で未鑑賞だった本作。ダークでファンタジーで世界観は好きだったけれどストーリーがいまいち後に残らなかった。。。理解不足かな。。。
ビジュアルや子どもたちの特殊能力は見ていて楽しかっ
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.8

確か当時映画館で観たんだよなあというおぼろげな記憶をたどって再鑑賞。レミーが髪の毛を引っ張って料理を作るワンシーンしか覚えていなかったが、料理への愛や夢を追うことの大切さをじんわり気づかせてくれるいい>>続きを読む