PTA6428さんの映画レビュー・感想・評価

PTA6428

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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.5

原作の諸星大二郎先生が好きなので視聴

あくまで原作とは別物と言う前提で見ると、古き良きパニックとホラーとを足して2で割った感じの湿度と暗さ

今見るとセット・小道具が安っぽいといえばそうだけれど、そ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.0

絵柄に古さを感じる&異国故のデザインセンスさえ飲み込んだら今観てもある種のメッセージ性を感じる一本

ネタ枠のつもりで見始めたら思いの外面白いという不意打ち

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

カルチャーショックなジャンクフードが気に入ったけれどもう一度食べても一回目ほどの感激は得られない。だから同じジャンルの別の料理を食べてみよう。
そんなモチベで観る映画。

自分は「当人たちは至って真面
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

宣伝動画の橋のシーンにて興味を引かれ、三時間もの超大作で観に行くか迷ったが観て大正解だった。

数本立てのシリーズものを一気見したかのような満腹感だが、分かりやすい伏線とシンプルにカッコいい(というか
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コマンドー(1985年製作の映画)

5.0

一本丸ごと名シーン

名作を評するのに余計な言葉は不要。

機動戦士ガンダムUC/episode6 宇宙と地球と(2013年製作の映画)

4.5

UCはどのエピソードも良いシーンや名台詞に溢れる中で、自分はEp.6が最も印象深く残っています。
艦長の演説が本当にかっこいい。

死国(1999年製作の映画)

2.4

Jホラーの色彩や湿度は感じられるけれど、その実どっちつかずな恋愛ものという印象。

題材が良かっただけに落とし所…というか締め方が腑に落ちない。

ビターな幕引きの余韻をしっかりと味わえるエンディング
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.6

リメイクであると分かった上で観たつもりだったけれど、どうしてもシュワちゃんと比較してしまう。
別タイトルならまた違ったのかもしれない。

日本のシンドラー 杉原千畝物語/六千人の命のビザ(2005年製作の映画)

4.5

遠い昔に見て「センポー(センポ?)」という音が耳に強く残っていました。
色々と見聞きし余計な知恵のついた今だからこそ、当時よりも深く考えさせられる作品だと感じます。

同じ題材の割りと最近の映画もあり
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デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

4.3

一時期多かった「地球がヤバい!」的な作品の一つ

核で解決ってパワープレイではないし明確なゴールにもたどり着いていない。
しかし、主人公といえど良くも悪くも一人の人間であるわけで出来ることは限られてい
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.4

こういう頭空っぽにして楽しめる映画っていいよね

THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦(2015年製作の映画)

3.1

旧OVA、TV版、新OVA、劇場版(ついでに漫画も)全て何度も見る程度には好きな作品だし、実写のエピソード1〜7も日常回的に楽しめた。
ということで集大成になるこの映画に対する期待値を大きくしすぎてい
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奇談 キダン(2005年製作の映画)

4.0

ストーリーというか土着宗教的な湿気を感じるための映画。

閉鎖社会に堆積した因習やらの空気が好きな人に受けそう。
万人受けはしないと思う。自分は好きですが。

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.7

一言で言うと、最速を目指したおっちゃんが偉業を成し遂げるお話。

昔見てなんとなく記憶に残っていた一本。
最近バイクを買ったのをきっかけに思い出したため再度視聴。

いつの頃からか、夢を追うには若さが
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L change the WorLd(2008年製作の映画)

4.3

本編(映画の方)と地続きなスピンオフなのはそうだけれど、一つのウイルスものとしてとても楽しめた。

主人公一同が物語の鍵を持って私的な権力から身を隠すというお約束の流れだが、誤魔化しのない面白さだと感
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踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

4.8

警察モノと群像劇との相性の良さを強く感じる1本。

TV版のノリの軽犯罪から始まって映画メインの事件に繋がっていきそれらが上手いこと絡んでいく手法は、何度見ても上手いなぁと思わされる。

さすが、実写
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二百三高地(1980年製作の映画)

4.3

さだまさし氏の主題歌をきっかけに視聴

古い映画全般そうだが、俳優陣の演技の濃さが段違いだと感じる。
今のCGと比較すれば、なるほど確かに特殊撮影とはチープかもしれない。
しかし迫真の演技と合わさるこ
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

4.0

原作が好きだったから視聴

映画用にちょくちょく設定変えられているけれど、映画ならではの情報圧で楽しく観ることが出来た。

個人的にはもう少し気楽に温泉入りたい

ノロイ(2005年製作の映画)

1.8

我々がB級グルメに求めることはなんだろう。
贅を尽くした一皿か、宝飾をあしらった食器か?

否であろう。

それは祭りの屋台であり、店先で雑多に調理されるものだ。安価な紙皿や割り箸でこそ食すものだ。
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子ぎつねヘレン(2005年製作の映画)

3.6

小学校の卒業製作でこの映画の主題歌のオルゴールを買った気がする。
とりあえずキツネかわいい。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

IMAX版での視聴で正解であった。大画面はもとより、暴力的なまでの音量・音質は依然として映画館の特権だ。

あらゆる要素が方々でネタ扱いされているため、等の本人が大真面目に動いていても見てるこちらは笑
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

現実から自分を逃がしてくれる空想は誰しも覚えがあると思う。
幼少期ともなればさらに顕著であろう。

主人公のオフェリアに与えられた世界は、しかし十全な救済を与えるものではない。むしろ重く灰色の現実と同
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ターミナル(2004年製作の映画)

5.0

まず空港という閉じられた舞台設定に箱庭的魅力を感じる。

トムハンクス氏演じる主人公ビクターは自身の人柄故に周辺人物からの信頼(約一名除く)を勝ち取っていくが、その厭らしさのない朴訥さには我々観客も思
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ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年製作の映画)

4.2

テレビ本編に対する正統な続編、完結となる劇場版。

当時は自分も年相応に楽しんでいたらしいが、今改めて観ると子供向けではないように思える。
昭和までの流れから脱した世界観、超古代から続く光の巨人の物語
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アップサイドダウン 重力の恋人(2012年製作の映画)

4.5

SFにおける難しさの一つは世界観設定であろう。現実に近過ぎるとFictionが薄れ、遠すぎると陳腐さを醸してしまう。

本作は互いに異なる重力を持つ二つの世界が舞台である。これは明らかに現実に非ず、と
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

4.0

センセーショナルな場面があるわけでもサイケデリックな表現があるわけでもない。
なのに言い様のない恐怖を感じる。

戦争に対する恐さではない。
人が静かにかつ確実に壊れていく様、それも一切の自覚なく壊れ
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ねこぢる草(2000年製作の映画)

3.8

黒澤明監督の「夢」を観たときと同じような感動...ではないけれど、良い意味でよく分からない感情になった。

一応ストーリーというか起承転結じみたものはあるとは言え、脈絡のない場面転換にちょうど良い浮遊
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ラビット・ホラー3D(2011年製作の映画)

1.9

何かの映画を観に行ったとき、上映前のCMが気になったので視聴。

Jホラーを観たいと思ったから作品に対するハードルを無意識に上げていたのだと思う、それは認める。
しかし、ふたを開けてみれば映像表現にウ
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さとうきび畑の唄(2003年製作の映画)

4.3

昨今(といっても割りと前だけど)の戦争を題材とした映画は、暗黙の了解として「戦争=悪」或いは「反戦=正義」を是としている。
そうした立ち位置自体は時流もあるため自分は是非を問う立場に無い。

その上で
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.5

戦争と聞いていの一番に浮かぶのは戦場である。しかし前線があれば当然それを指揮する場もまたあるわけで、前者とはまた異なる狂気がそこには渦巻いているのではないだろうか。

今の価値観しか知らない自分ごとき
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(1963年製作の映画)

4.0

怖さの根源は「分からない」「意志疎通ができない」ということにあると思う。

いかに身近な存在であっても、およそ完全なコミュニケーションはなし得ない。そうした存在が突如こちらに攻勢的になったら、畢竟恐ろ
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.8

実に「フィルムの中のアメリカ」像を感じる一本。
カッコいいアクション、アツい展開と存分にエンターテイメントを楽しめる一本。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.5

改めて堤真一氏の演技に感嘆する。
ドラマ本編に比べてエンタメ色よりもヒューマンドラマ的な描かれ方に寄っている。
事件のトリックよりもその内面にフォーカスが当てられており、ビターな締め方も相まってしっと
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

3.7

小さい頃と今とで観たときの印象が変わる映画のひとつ。

明日から本気だそうと思う。

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