ぺっこり180度さんの映画レビュー・感想・評価

ぺっこり180度

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劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

3.3

(「翔」を飛ばして観ているせいもあるかもしれないが)「ん、そっちに行っちゃうんだ?!」感が強かった。
敢えて作り込み過ぎなくしてるのかなと思わせるVFXや、これまで以上に「戯画感の強い」スペックホルダ
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正義の行方(2024年製作の映画)

4.1

相対的にもあまりに速い死刑執行が物事をよりややこしくしてるわけで、その裏側にどんな力が働いたのかが気にかかる。

「疑わしきは罰せず」の考えから行くと明らかに何かおかしい。

記者の人が最後に言ってい
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.0

後編

原作7巻で終了したほうが作品として幸せだったのではと思う派の自分としては
映画版のラストの改変は嫌いじゃ無い

引導渡される時の月はもっともっと
無様に取り乱してもいいかなーと思うけど、役者さ
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.0

15年ぶりぐらいに再視聴

「思い出補正」という言葉が脳に浮かぶ

CG荒い
展開遅い
ノートパソコン分厚い

うわぁこんなんだった?

あと当時のCG技術との兼ね合いか、照明が全体的に平板で気になる
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.0

(もはや20年近く前の作品となる月とLの前後編は当時視聴済。原作も読了。)
本作前情報を特に入れず、期待も無く、何なら「どう転んでももう色んな意味で原作に沿うことは不可能だしどうとでもなるが良い」とい
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

-

観ました。
観はしました。
あんまりホラー観ないんですけど…ホラー映画ってこんなんだったっけ?

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

整理整頓された空間が好き属としては、画面観てるだけでなんか気持ちいいのでもうそれだけで充分。

あれだけの作り込み、異様(ほめてる)。
どのシーンで一時停止してもデザインの行き届いた画面として成立する
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

-

おもしろいのかそうでないのか語るのは難しい。この監督の作品初めて観たから。

今のところフィルマークスなどでの評判は高いが、現時点の私感としては過大評価では?と。特にラストシーンの表現を肯定的に捉える
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.4

漫画原作の実写映像化(しかもどう考えても難易度の高い荒木飛呂彦先生作品のッ!)としてはかなりの成功作…TVドラマ版は。

映画として観ると急に、人物の(心理面の)造形や、設定の作り込みの甘さといった「
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

-

やっっっと観る事ができた!
世界観できあがってるし、名作と言われるのも納得。
これも永遠に新鮮なタイプの映画のひとつですね。
しかしいかんせん、前半のテンポが芸術的なあまり眠くて眠くて。
5回ほどトラ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.6

エルヴィス・プレスリーはもちろん知っているけれど、どうしてそんなに名を残しているのか、何が凄いのか良く分からない程度の知識。「派手なひらひらした格好をした太った脂ぎったおじさん」という子どもの頃得た第>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

-

他者に対する暴力を樹脂加工したうえで展示したような映画。

60年代~70年代前半の服や内装などのデザインが好きで。
本作その先端行ってて見ていて気持ちがいい。

内容については。
20年?!ぶりぐら
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

-

どうしても我が事として考える。
あと、このご家族と自身を比較してしまいもする。

何気ない日々の尊さを再認識させられつつ
そのありがたみをすぐに忘れる事を憂う。

いずれにせよ、元気に、良く、生きたい
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.9

原作未読。
原作由来(の、部分をどうにか大切にしようとするものの映画化の上で難しい何かがあり、それらがぶつかった末)の、何かだろうなという違和感は多少ありつつ、概ね心地よく穏やかな世界観。
なんでしょ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

ノーラン監督作品である。
いつものように「一回見ただけじゃわかんないよ」と思いながらも「その一回目が一番おもしろいんだよなあきっと」と思う感じ。
あと、やっぱり音の使い方が絶妙。すき。

監督が何故こ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

うっすらネタバレあり。うっすら。

取材の努力やその末に発表された記事が、世界を巻き込む大きな動きに(現実世界で)なったことは報われた感があり、映画としてカタルシスがある。

加害者側があまりにも酷く
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

全ての登場人物の「本当に居そう」感が凄い。みんなリアルに、感じ悪くも、愛おしくもある。
主役ふたりの間にあるのが愛なのかどうかは自分には分からないが、ああいう関係の人たちは居るねえと。
留置所で運命の
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地球へ・・・(1980年製作の映画)

3.5

昭和漫画SF。
竹宮恵子さんの原作コミック版(5冊分)を2時間ほどの映画に収めた物。
ヒット作。(多分)

昭和後半はSFらしいSF作品が沢山作られていたし売れていた。
とはいえ、本作のヒットの要因は
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

-

スーツがおしゃれ。かっこいい。
古いブルーのスーツケースも一周回っておしゃれ。

冒頭、分かりやすさが過ぎる程(しかもややコミカルに)主人公と家族の確執が描かれるところから始まり、なんやかんやでその主
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

圧巻!

画面に表れている人物も、現れていない人物も誰なのか、どういう思いなのか明確にされないまま、観客は現場に放り込まれる。ありふれた状況に見えながらも、居心地の悪さは確実に伝わる冒頭。

見進める
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

コバヤシさんが、コバヤシ顔ではない。

さえない中年が喋っているのがメインなのに妙に惹きつけられる映画。

何がと明言は難しいがそこはかとなく漂う90年代の空気も良き。

これ、どんでん返し系だとは知
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

ウエストワールドでターミネーターで、チャイルド・プレイ。

一旦倒したと思った敵が戦慄の音楽と共に復活という王道の動きをはじめ、想定内の恐怖(‥は、もはや恐怖では無いのかもしれない)が、堪能できる。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

こまどりアニメー!好きー!!
実写以上に絵が、頭の中にしっかり出来上がっていないことには制作できないのではないかと推察。
頭の中にそれがあること自体、制作者の方々に対し尊敬しかないし、頭の中にあるそれ
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

脇の甘い設定(ほめことば)とか、スタイリッシュなのかどうなのかわかんないけどなんかわくわくするガジェットとか、ディテールが愛おしく。
しかし手放しで痛快スパイ・アクション!と、讃えて良いのかどうなのか
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

ダークナイトからこっち、バットマンといえば暗重いイメージが定着した感があり、本作もその系統‥というか極みみたいな所あり。
ジョーカーに共感して観ちゃうとしんどいしんどい。

もっと前のバットマンは「と
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

好きなことだけを貫くのは大変。
うまく行けば最強。

キャスティング好きー。

あと、ナイフの彼がかわいそうすぎた。

初っ端のクレジットに、「そうか、まだこういう注釈は必要とされるのか」と、思う。
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.6

想像通りの内容で、想像通りの面白み。
確実に気楽に楽しみたい時にはこういう映画が良いという
代表みたいな作品。

作品として、わかりやすく大衆受けしそうだなあと思う反面
個人的には、子どもをだまして自
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風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

3.8

良くも悪くも「忙しい人のための伊藤野枝・伝」
という風情ではあるものの
観て良かったと思った。

もとはNHKのドラマだったらしく。
映像でありながら舞台演劇のようなはっきりしたセリフ回し
人生をあら
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

短いから観てみよーと、前情報なく気軽に見始めたからか、面白かった!

ラブロマンスとSFの融合で、場合によっては収集つかなかったりじめじめ鬱陶しくなりかねないところ、うまく潔い作品に仕上がっている。
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

3.0

フレディが亡くなったのが1991年。
それから30年以上経ってなお、
ドキュメンタリー映画が作られ、
Queenにとってのホームであるイギリスだけでなく、
遠い日本でも上映される。
それだけでもファン
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

何度も観た映像であるものの、
IMAXで映画館で上映となれば
観に行かない理由はありません。

大画面と極上の音で浴びるQueenのLIVE
改めて感動の嵐
4人の作り出す音が細胞レベルに染み渡り
寿
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

主人公の少年は非常に愛嬌があり
戦時下ではありながら過度に重苦しい雰囲気はなく
とはいえその悲惨さの表現から逃げることも無い。
戯画的な要素と現実味が巧みに折り合わさった
何らかの「お手本」的作品。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

「ベラを自分の好きにできて当然」と思っている周囲の人々の思惑をなぎ倒していくベラが気持ちいい。
なぜ「他人を自分の好きにできて当然」などと考えることができるのかがそもそも謎だが、世界はまあ、そういう考
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.5

テンポの良さ!

ストレス無く観られる。
これまで観たショートフィルム(そんなに沢山は観てない)の中で1番楽しめた。

サクサク見て
笑えるけどうっすらゾッともする。
たった6分で!

点数適当。つけ
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.0

難しい事は考えず安心して観られる、「良い人」がその人の身の丈に合った風の報われ方をするようなわかりやすい映画。
なので好きな人多そう。

ディオールのショーはドレスの美しさに惹きつけられた。
ナターシ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

前情報なく、長さが丁度良かったので観始めた。
観てよかった。

こういう映画を観るたびにもし輪廻転生とやらがあるのなら一度はフランスで生まれてみたいと思う。
フランスの子ども服の媚びの無さや、大人が子
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