左右さんの映画レビュー・感想・評価

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

激渋なタイトルから、安易にサスペンスミステリを期待して行ったら空振り。
解剖されるのは遺体ではなく、生者の隠していた内心だったというわけだ。
ミステリファンにはオススメしません。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

笑いのカイブツ

「人間関係不得意」

さかなのこの失敗パラレル。「笑い」一つしかない人間が、それを否定されてしまったら?ツチヤの叫びは、かつてハガキ職人だった全ての人への鎮魂歌だ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

中学生らしきカップルが隣席に。慣れない様子からして初デートだろうか。悲しいかな、君たちのデートは失敗に終わる。駅までの帰路は無言。改札で別れ話さ。ただ初デートが宮崎駿のナントカという映画だったことだけ>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.3

文永・弘安から750年経った令和の時代に三度目の蒙古襲来!武器は「てつはう」ではなくバイアグラとディルド!突如挟み込まれるモンゴリアン・ミュージック!
「スーホの白い馬」からモンゴル像が更新されていな
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

「エブリシングベーグル」

シモネタ、パロディ、マルチバース全部のせのはちゃめちゃコメディ。そしてラストは家族愛の大団円。

この配合バランス…クレヨンしんちゃんのレシピだ!!!

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

-

「いつまで/ボクシングを/つづける/?」

限りなく脚色を排している作品だった。
削って削って削って…最後に残ったのはケイコその人だけ。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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「かしこみかしこみ、謹んで───お返し申す! 」

ブレーキに手を添えずに坂道を自転車でくだるシーンから始まる本作は、まさにブレーキ知らずのハイスピード作品!最初の10分で詰め込まれる怒涛の設定に乗り
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

-

ゾンプラはゾンビ映画を見てナンボ。
配信開始日に鑑賞させていただきました。
カメ止め鑑賞前提なのに、ストーリーまんまカメ止めなのすごくないですか?

遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

4.0

『死体は僕の管轄外なんです』

警察のPRのために、マスコミを招いて行われた防犯訓練。
その犯人役に指名された平田巡査は、クソがつくほどの超真面目人間だった!
完全に犯人になりきり綿密な犯罪計画を立て
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

-

永野芽郁よりも吉田羊の方がキャスティングおかしいよな。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

「翻訳のために生き埋め?まさに世界の終末だ」

良いミステリを観たあとは、これしか言えない。「とにかく観てくれ!!」

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.6

「美しいものを見ると計らずにいられないタチなのだ。」

空気の読めない天才数学者が、紙とペンで無理難題を解決するのが好きなんです。
ビューティフル・マインドのナッシュ、イミテーション・ゲームのチューリ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

「I thought of being an instructor, sir.」
「Top Gun? - God help us.」

ほとんど助走区間のような映画だった。
より自由に飛ぶためには、よ
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呪詛(2022年製作の映画)

-

「火佛修一 心薩嘸哞」

私は親子のホラーが好きだ。「仄暗い水の底から」が好きだ。「リング」が好きだ。そして「呪詛」が好きになった。

恋人たちのホラーなんか見たくないんだ。あなたの見てるそのホラーム
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

「It’s time to let go」

私はクルマで映画館まで行ってしまったが、皆さんは公共交通機関を利用して鑑賞しに行くこと!
帰り道、気分は既に"俺はマーヴェリック"。車内には爆音の「Dan
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地獄の花園(2021年製作の映画)

4.0

地獄の花園(2021)

「私たちカタギのOLには、関係のない話」

脛に傷持つヤンキーOLたちが地上最強のOLの座をかけて争う、世はまさにOL戦国時代!!
永野芽郁のステゴロアクションからしか摂取で
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ガタカ(1997年製作の映画)

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「今後のために。右利きの男は左手では持たない」

四半世紀前の作品だが古くないどころか、やっと現実が追いついてきたようだ。
しかしイーサン・ホークのイチモツが立派というジョークにこんな意味があったなん
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犬王(2021年製作の映画)

4.0

「見届けようぜ!!」

音楽が、ストーリーが、アニメーションが、歴史的背景が〜と批判する意見なんて置き去りにして、犬王の舞いを見届けようぜ!!

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

-

「いいかよく聞け。人の記憶ってのは捏造される。人は自分の都合のいいようにしか記憶を語らねえ。大切なことを見逃すな。」

いちばんの善人がいちばんの悪人だ。ならば殺人犯は?いちばん誠実な人物だ。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.9

「オレは、未来のオレ。2分後のオレ」

テレビから自分が話しかけてくる。それもどうやらテレビの向こうは現実の2分後の世界らしいー。
最初は、2分後じゃあギリギリ馬券購入に間に合わないなあなんて思ってた
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

-

『それではみなさん!ムンバイから来たお茶くみのジャマール・マリクです。“クイズ$ミリオネア”を始めましょう!』

三つの時間軸をシャッフルする難解な構成なのに、時系列がわかりやすいのすごい。
イギリス
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