【知られざる悩み】
オーストラリアのとある高校。生徒たちはそれぞれ悩みを抱えながらもいつも通りの日常を送っていた。しかしその日の午後2時37分、1人の生徒が命を絶つ。
高校生それぞれの悩みや葛藤を描>>続きを読む
【純粋な少年】
小学生アリはおつかいの帰りに妹ザラの靴をなくしてしまう。しかし家庭が貧しくて靴を買い替えることができず、2人は靴を交換して学校に行く生活を始める。ある日学校対抗のマラソン大会の商品が運>>続きを読む
【変わらない絆】
1970年代中国。ヤオジュンとリーユンの夫婦は息子シンシンと3人で暮らしていた。時は一人っ子政策下、第2子を産めないため2人はシンシンをかわいがっていた。しかしシンシンがある日亡くな>>続きを読む
【居場所のない鳥】
東欧のどこか。家を失い1人となったユダヤ人の少年は遠くに住む両親の元へ歩き始める。それは過酷で数奇な旅の始まりだった。
"異端"とみなされた少年の旅を通して人間の残虐さを描き出す>>続きを読む
【無関心】
とある集合住宅。ある夜階下から叫び声が聞こえる。住民たちはそれぞれの反応をする。
ヒッチコックの『裏窓』のように集合住宅の人々の様子を窓越しに眺めて描くショートフィルム。人々は思い思いに>>続きを読む
【助けを求められること】
金も友人も恋人もいないリッチーは、1人自殺を図ろうとしていた。そこに疎遠になっていた妹マギーから姪のソフィアを預かってくれないかと電話が来る。それは彼にとって新たな日の始まり>>続きを読む
【ユートピアを求めて】
とある水槽の中。その魚はいつも餌取り争いに負けてお腹をすかせていた。ある日外の世界に餌を自由に食べて悠々暮らす魚を見つけ、その魚は現状からの脱出を目指す。
弱肉強食の世界から>>続きを読む
【世界との直面】
1994年ソウル。団地に暮らす中学生ウニは違和感を抱きながら暮らしていた。家では抑圧的な父親に不満を抱き学校では友達が少なく浮いている。どこにもすんなりと入れる居場所がなかったのだ。>>続きを読む
【自由のない燕たち】
タリバン政権下のアフガニスタン・カブール。圧政の下町は活気を失い人々は自由を失っていた。若い夫婦、モフセンとズナイラは苦しい中でも未来に希望を持っていた。そんなある日2人の喧嘩か>>続きを読む
【イランの現状を映すモキュメンタリー】
当局から映画撮影を禁止された監督ジャファル・パナヒがタクシー運転手に扮し首都テヘランの街中を回る。そこには違法に洋画DVDを売る男や迷信に囚われた老女たちなどイ>>続きを読む
【孤立無援】
トーマスは家族を連れてスキー旅行に向かう。執筆業に集中したい妻のために娘たちの面倒を主にトーマスが見ていたが、ある夜問題が起こる。穏便に解決したいトーマだったが次第に立場が苦しくなる。>>続きを読む
【硬直した組織】
第1次世界大戦下。フランス軍のダックス大佐はドイツ軍陣地「アリ塚」陥落の指令を受ける。しかしドイツ軍抵抗にあえなく撤退。すると後日「敵前逃亡」の罪で部下が処罰されることとなる。ダック>>続きを読む
【笑顔の対立】
パレスチナのTV局で働くサラムは、人気ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の言語指導をしていたが、アイデアが採用されたことから一躍脚本家に昇進する。しかし脚本初挑戦の彼は行き詰まり、毎>>続きを読む
【音楽愛】
ロックが禁止されたイラン。アシュカンとネガルはひそかに活動しながらロンドンでのライブを目指していた。しかし渡航直前になっても音楽活動の許可やパスポート、ビザはなかった。さらに彼らはバンドメ>>続きを読む
【どこでもない場所】
イラン・イラク国境の川。少年は廃船の上で魚釣りをして暮らしていた。そこは彼だけの秘密の場所だったがある時イラクの少年兵らしきものが船に忍び込む。そこから船は彼だけものではなくなる>>続きを読む
【正しさと分断】
アメリカ東海岸の町。嵐の翌日デヴィッドがスーパーで買い物をしていると、出血した男が逃げ込んでくる。その後町は霧に包まれ、霧の中の何かに人々はおびえる。
謎の霧と怪物という「理解でき>>続きを読む
【イカロス】
数学者マックス・コーエンは、数学で世界をすべて理解できるという考えを持っていた。ある日自作のコンピュータが故障直前に出した216桁の数字から、彼の強迫観念に拍車がかかる。
216桁の数>>続きを読む
【残される者へ】
インドで孤児院を運営するヤコブは、母国の大富豪ヨルゲンから出資の提案を受ける。多忙の間を縫って面会に向かうが、事業の話はほとんどできずヨルゲンの娘アナの結婚式に誘われる。そこでヤコブ>>続きを読む
【支えきれない辛さ】
ミカエルは”出来の良い兄”。家庭では妻サラと幼い娘と共に暮らす優しい父親。そして時には前科持ちで”出来の悪い弟”ヤニックも気に掛けていた。しかしアフガン派兵と過激派組織による拘束>>続きを読む
【狂った歯車】
セシリとヨアキムは結婚を間近に控えたカップル。しかしある日ヨアキムが交通事故で全身不随となる。一方加害者の夫ニルスは、ヨアキムが自分の働く病院にいることを知る。傷心のセシリを慰めるため>>続きを読む
【偽善】
美術館のキュレーター、クリスティアンが人々の「思いやり」を試す現代アート"The Square"を発表する。一方で彼はスマートフォンを盗まれ、犯人がいると踏んだマンション全戸にビラを撒く。そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【止まった時間】
ヨニは、毎日規則正しい生活を送りながら夫ミヌの帰りを待っていた。そんなある日彼女の元を役所の職員が訪れ平壌にミヌに会いに行くことを提案する。
韓国と北朝鮮、南北に分断された夫婦を描>>続きを読む
【痛みと向き合う】
映画監督サルバドールは、全身に痛みを持ち映画を撮る気力を失っていた。そんな彼の元に32年前の代表作の鑑賞会へのQ&Aのゲスト出演依頼へ届く。そして彼はかつての仕事仲間との再会などを>>続きを読む
【毒蛇はどう区別するか】
レイシストのジェフは、妻クリスティ、息子トロイと幸せに暮らしていた。しかし黒人男性を暴行したことから彼の人生は大きく狂う。
URL: http://skin-2020.com>>続きを読む
【逃げない人生】
ソ連占領下のエストニア。エンデルは、当局から逃れて田舎町ハープサルで教師となりフェンシング教室を始める。子供たちは、ソ連の首都レニングラードでの大会への出場を望むが、エンデルは当局に>>続きを読む
【希望のひかり】
警備員コイスティネンは、さえない男だった。職場には居場所がなく恋人もいない。賢くないしローンも組めない。話す相手はソーセージ屋の女性だけ。ある日彼はレストランで出会った女性ミリアに恋>>続きを読む
【人生の美しさ】
1966年ローマ。カラーティ家の長男ニコラと次男マッテオは精神病院の女性患者ジョルジアと出会う。彼女の境遇を知ることで2人とその周囲の人々の運命が決定づけられていく。
カラーティ家>>続きを読む
【他人を愛せない人々】
ロシア・サンクトペテルブルク。ボリスとジェーニャは離婚寸前だった。ある日息子アレクセイが失踪する。2人は捜査に協力的な姿勢を示すが、内心は乗り気ではなかった。彼らは息子に関心が>>続きを読む
【慈悲と法】
モスクワ市内の一等地に立つ古アパートで殺人が起きた。被害者はロシア人将校、容疑者は将校の養子のチェチェン人の少年ウマル。12人の陪審員がウマルが有罪か無罪か投票すると、1人のみ無罪に投票>>続きを読む
【奪われた美しさ】
中央アジアの草原。少女が父親とともに小さな家に暮らしていた。美しくも時には厳しい自然の中で暮らす中で車の運転を覚えたり少女は恋愛をしたりして成長をするが、彼女の暮らしは一瞬にして奪>>続きを読む
【父という存在】
イワンとアンドレイの前に12年ぶりに父が姿を現す。父は2人と小旅行に連れ出すが、不愛想で抑圧的。それでも父に好意的なアンドレイに対して、イワンは露骨に父に反抗する。
うまくコミュニ>>続きを読む
【中立地帯】
ジョージア北西部アブハジア。紛争下のこの地で、イヴォとマルゴスはミカン栽培をして暮らしていた。ある日イヴォは負傷したチェチェン兵(アブハジア側)とジョージア兵を看護する。敵兵同士の2人は>>続きを読む
【great hunger(人生に飢えた者)】
アルバイトを転々としているジョンスは、仕事中に幼馴染のヘミと再会する。彼女もまた定職についていなかった。距離の近づく2人だったがある日謎の男ベンが現れる>>続きを読む
【非力】
ロシア北部の田舎町。コーリャの海沿いの家は、悪徳市長ヴァディムによって立ち退きを命じられていた。しかし市は不当に安い買い取り額を提示する。彼は友人の弁護士ドミトリーを頼り市長との戦いを挑むが>>続きを読む
【夢でも現実でも】
食肉加工場の臨時職員マーリアは、発達障害でコミュニケーションがうまく取れない。一方経理課長エンドレは、左手が不自由で無口だった。2人とも人付き合いを苦手としていたが共通の夢を見たこ>>続きを読む
【アイデンティティと愛の欠乏・渇望】
パリの下町で生まれたジャン=バティストは天賦の嗅覚を持った男。孤児院で育ち、なめし皮職人として働いてた彼は、いつしかパリでも人気の調香師となる。しかしある女性との>>続きを読む