佐倉しもうささんの映画レビュー・感想・評価

佐倉しもうさ

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好きでも嫌いなあまのじゃく(2024年製作の映画)

4.2

母をたずねて三千里、こういうベタベタな王道ストーリーを大事にしていきたい。取り立てて良いところもなかったけど、悪いところも全くなかった。お手本みたいなボーイミーツガール。僕はこういうのが大好きです。(>>続きを読む

トラペジウム(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公、他人を巻き込まなければ行動力のバケモンで普通に嫉妬するわ。
なんか上級国民のお嬢様が上級国民なのをいいことに「学歴なんて必要ありませんわ〜」などと言って高卒のくせに親の金で世界中を飛び回りなが
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男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年製作の映画)

3.8

マドンナ再登場は理屈抜きに興奮してしまう。再会した二人の嬉しそうな顔でこっちまでにやけてしまう。
寅さんの結婚報告(未遂)に本人よりもまわりの方が喜んで町内に言いふらしてるの、いいなぁって思いながら見
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男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.4

 全体的に印象の薄い回かと思っていたが、最後の「非売品」にはグッときた。あれだけでこの回は良かったなと思えるくらいに。
 今回は旅するのが寅さんではなくとらや一行だったりと、色々マンネリを回避しようと
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

3.5

ピアノの喧嘩好き。ああいう誰も悪くない喧嘩は気持ちよく悲しくなれるから良い。

男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

3.7

なんか雰囲気がいつもと違ったな。おいちゃん役が交代したからというわけでもなく、なんというか全体的に。
自分から身を引く寅さんシリーズ②でした。
あと、やっぱノボルが出る回は面白い。ノボルと二人で騒ぎな
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.9

自分から身を引く寅さんシリーズ①
風来坊の自分では彼女を支えてやれないことの切なさを、台詞で長々説明するのではなく、路上で一生懸命啖呵売をするも誰にも足を止めてもらえず、あまつさえ警官に注意されて情け
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

4.3

今回は変則的な構成で、寅さんやとらやの面々の良いところをいつも以上に映していた素晴らしい一作だったと思う。こんなことを言うと作品全体の否定になってしまいかねないが、マドンナに寅さんが一方的に惚れる→失>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.9

江戸川沿いを散歩する夕子さん、抜き衣紋・縦縞・青地と、《いき》の極みみたいな恰好してて綺麗すぎる。
とらやの面々も寅さんの持ってくるトラブルにだんだん動じなくなって、反応も小慣れてきてるのが面白くて笑
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.8

めっちゃ絶賛されてたけど、あくまで本編の一エピソードって感じだったな。いや本編に見劣りしないくらい面白かったし、演出もよかったけど、これ単体で評価するのは違くないかというか、ユーフォ見てない人も評価し>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.5

3・4作から連続で見ると明らかに妹の出番が多い。寅さんとさくらの兄妹愛を大事にしてたのは山田洋次だったんだな。
色んな人の結婚の後押ししたり、妹の友達作ったり、なんだかんだいい兄貴してるんだよな、寅さ
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.9

なんだかまとまりがなかったというか、山田洋次が監督から降りた3・4作目は前半の柴又での騒動、後半のマドンナとの恋愛という具合に間でぷっつり切られている印象がある。そこにさえ目を瞑れば、今作はむしろ笑い>>続きを読む

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

一作目にも増して笑いあり、感動ありでほんとうにすばらしい。寅さんたちを見ていると自然と笑顔になれるこの感覚が癖になる。

男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.4

一作目にして既に完成されている上に、話が妹の結婚式という一大イベントなだけあって大作感もある。
大きなやらかしをして喧嘩をしてもすぐに仲直り。現代にはない人と人の距離の近さ、近すぎるほどに近い近さは、
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.5

 葛飾生まれ・葛飾育ちですが、平成生まれで全く寅さんなんて見たこともなかったので、とりあえずシリーズ最高傑作と名高いこの作品から初視聴。
 この時代の演者、みんな演技が上手すぎてびっくりするわ。北海道
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ドラえもん のび太の南海大冒険(1998年製作の映画)

3.8

のぶ代ドラ映画のなかでもかなり話が面白い方だと思う。当時の興行収入は相当のものだったのに、現在ではそれほど評判を聞かないのが不思議なくらい。
特に、レギュラー・ゲスト問わずキャラが満遍なく活躍を見せて
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

オタクの妄想を描き切った映画。ルビーがずっとかわいい。
ラストはちょっと優しすぎな気もしたけど、現実に向き合おうとした男にもたらされた救いって感じなのかな。”自由になったルビーが自らの意思でもう一度会
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青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない(2023年製作の映画)

4.0

なんならこれまでの青ブタのなかでいちばんよかった。正直、1巻で正ヒロインが決まってる主人公で恋の話されても困るので、愛の話をして欲しい。その願いが叶ったのが今回で、家族愛のお話、とても感動した。ありが>>続きを読む

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.2

余計な脇道に逸れたりすることなく、P.A.のお仕事シリーズとしてとっても良い出来だった。
この映画こそ「やりたいことがはっきりして」いて(「ウイスキー」と「家族」)、それをストレートにぶつけてきてくれ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

概ねよかった。が、様々な二項がパズルのピースのように作中に散りばめられているので、そこらへんを上手に回収しないと特に終盤は勢いだけの作品に思えてしまうかもしれない。あとキャラが多すぎる。もう少し減らし>>続きを読む

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「定員割れしたのよ」
全力で笑わせにきてるだろ。

偶然と想像(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

「リアリティとリアルは違う」とはよく言いますが、この作品はリアルでしたね。……と言い切れたら良かったんですが、リアルなようでいて、あと一歩のところで嘘の人間を描いていた。(というか、嘘を懸命にリアルで>>続きを読む

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