駿さんの映画レビュー・感想・評価

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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

泣いた。とにかく泣いた。

自分は、母が再婚し、新しい父親ができたが僕と性格が合わず、今は母と弟を残して僕は母方の祖父母の家で生活している。
この映画の主人公は苗字が何度も変わった。僕と境遇が似ている
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空白(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭部分から観ている側に衝撃を与える。
車ではねられるシーンが妙にリアル。

歪んだ報道や虚偽の情報によってどちらも相手が悪いと思い込んでいるあたり、脚本がうまく作られていると感じた。

娘のことを全
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

3日以上経ってレビューを書いているが、余韻がモヤモヤとカラダの中で生きている。

コミュニケーションが作品の狙いなのだと思った。
音響と照明の技術の高さに圧倒された。
監督さんの意向もあるのかもしれな
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ルドルフとイッパイアッテナ(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

僕の小学校に原作があったので前々から気になっていた。

ルドルフがイッパイアッテナと出会い、だんだんと成長していく姿が良かった。

ルドルフが岐阜の家に帰ってこれて、そこで自分とは別のルドルフと出会い
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

開始早々にあるアクションシーンで完全に引き込まれた。
早いカット割りと音響の鈍さで緊迫感も残しつつ拳や蹴りなどの重さも感じられた。

僕は伊澤さんのファンでこの映画を観てみたが、魅せ方もあり力強さもあ
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ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

嗚咽が出るほど泣いた。

織田裕二さんの、だんだん衰弱していく様子はさすが。

自分の死期が迫っているから、せめて大切な妻だけはと気を遣って行動する様子が最高に泣ける。

原田泰造さんの演技は観ていて
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.5

僕は比較的ネガティブな思考を持つ方なので、カナシミの行動に共感出来る点が多々あった。
カナシミの行動は、考えだしたら不安なことが次から次に沸き起こるイメージが浮かんだ。

当時観たときはまだ僕も小さか
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.4

作品の滑稽さが童心を引き込む。
ワクワクもするし、ルールを破ったら罰があるというのも痛快。

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.5

考察の余地も残しつつ、ストーリーは伝わる。
列車で海を走るシーンが心に残った。綺麗。






欲をいえば、最後のあたりだけストーリーがなんとも言えない感じがある。
それまではよかったから尚更惜しい
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0

映像が美しい。
CG技術が高い。
音楽はオリジナルもあり、良い楽曲が多い印象。
山寺宏一さんの吹き替えは流石の一言。
ただ、英語版ではウィル・スミスさんの巧みさもよくわかるから、そちらを見てみるのもオ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

もともと詳しかった訳ではないけど、観終わったら彼らの楽曲が聞きたくなる。
雨のシーンが良い。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

キャストの方が豪華なのに、ちゃんと作品として纏まっていた。

カット割りが良い。
キャラクターがはっきりしていた。

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ただのかわいい作品に成り下がらなくてよかった。

ウサギの動きや喋るシーンのCGのクオリティは高い。ただ、何箇所か放物線に違和感をおぼえるシーンがあった。
役者さんの演技力の高さは文句ない。

ストー
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ポン・ジュノ監督の映画への拘りが随所で感じられる作品。

格差をそのまま作品にしたような感じ。
ストーリーに違和感はなく、リアリティがあって素晴らしかった。

セットへの拘り(大雨で浸水するシーン)、
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

九太の心情と周りへの不信感が、色彩やカメラワークによって表現されていた。
現実からすぐのところにバケモノの世界があるのが、社会にはバケモノのような心を持った人も蔓延っているようなものを表しているのかと
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

やけにリアルな、狼として死体を処理されるシーンが印象的だった。
この場面の、雨がふりながらこちらの視線を釘付けにして動けなくなるシーンと、雨と雪が雪の積もった山を颯爽と駈けるシーンが対比のように感じた
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが現実世界と半分SFのような感じで、違和感なく作品を楽しめる。
人工衛星が降ってくるシーンの、アニメーション(特にピントの調節?)と音響の具合で、だんだんと落ちてくる恐怖感を表現できている。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

拘りぬいたキャラなどのデザインと、音響が印象的だった。とてもきれいな作品。
開始早々にある『U』を歌うシーンはインパクトが強く、観衆を一気に映画の世界観に引きずり込む。