誰でも楽しめかつ奥が深い。
昔風に活劇と呼びたい楽しさ。
宮崎作品の中でいちばん好きかも。
放蕩三昧してきた詐欺師が己れの詐欺師遍歴、女性遍歴を自叙伝として描きつつ自らのナレーションで物語的に語る一編。
語りもスタイルもトリュフォーの「恋愛日記」に影響を与えたと思われる、軽妙で洒落たコメディ>>続きを読む
若い長門裕之を主人公に、貧しくとも人の道を外れることなく生きることの崇高な美しさを描く。
不自由ばかりの日常だけれども夢や愛、明るさがそこにあることの幸せにやがて気がつく。
花売り娘役のヒロイン芦川い>>続きを読む
増村保造デビュー3作目。
デビュー年に「くちづけ」「青空娘」そして本作と、いずれも個性の違う傑作を発表し、まさに才気煥発、凄い才能の登場と言っていい活躍である。
本作にて増村監督のスタイルが完成したと>>続きを読む