他人の人生を生きるということは、これまでの人生をリセットできることであってある意味幸せなのかもしれない。
ラストシーンは意味深だったがな前向きに捉えればそのことに幸せを感じていたのかもしれない。
真実はそれぞれの主観で決まることが分かった。
それぞれ自分のエゴで生きている。
子どもの純粋さが際立つ作品。
純粋な善人はなかなかいないことが分かった。
心のなかではわかっていても、悪に手に染めてしまう。
それが、人間なのだと思う。
短い中にぎゅっと詰まっていた。
幽霊が見えるがゆえの悲しみと幽霊になったがゆえの葛藤が見られた。
笑いに対する狂気と剥き出しにされる感情が作品全体から出ていた。
人間関係不得意は自分にも共通する部分。
地獄である現実で這ってでも生き抜いていけば希望は見える。
毎日同じ日々の繰り返し。
だけど、その中にちょっとしたスパイスがある。
無口でも、優しさが滲み出ている。
その姿がかっこいい。
こんな人になりたい。
結婚する前に観たかった。
生きることを諦めちゃいけない。
希望を諦めちゃいけない。
シンプルなメッセージが込められた映画。
もっと暗い感じかと思ったら、意外と爽やかだった。
俺も爽やかに別れたい。
ゆったりとした時間が流れて、静寂も効果的に使われていて、言葉が染み込んでくる。
駄目ならはじめからやり直せばいい。
ちょい詰め込み過ぎ感が否めない。
前後半に分けるか、2日連続スペシャルドラマとかなら良かった。