T0Tさんの映画レビュー・感想・評価

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ジャガー(1967年製作の映画)

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2024.5.22 38-50

人類学の研究室の方と人類学基礎勉強会の一環で。

牛久(2021年製作の映画)

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2024.5.19 38-49

人権も認める。難民も受け入れる。カメラでも記録している。それにもかかわらず、入管に入る者たちは、暴力にさらされ、働くことも生活保護も受け入れられず、訴えも信用されない
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パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

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2024.5.16 37-48

ジャック・リヴェット特集これにて完走。この作品は、他の作品のように劇中劇の構造、演劇/日常の構造をとらずパリという街で展開されるミュージカルといった感じだが、この映画
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彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

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2024.5.9 36-47

劇中劇の構造をとるが、劇と劇が連続する。『地に堕ちた愛』にも見られた同様の、劇中劇の連続性の仕組みが見られる。

彼女たちの舞台は、字義通りの「舞台」と彼女たちの生活す
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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2024.5.4 35-46

やっぱり濱口竜介はすごい監督だ…。この映画は、とにかくたくさんの問いが、謎が提示されたように思う。

・なぜゴダールなのか?
見ての通り初めのタイトルクレジットは、ゴダ
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

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2024.5.2 34-45

よかったです。もっと観たい、と思った。振り付けは山二つの人ですね。音楽もちょっと山二つぽかったけど、違うのかな。

不思議な距離感を感じさせるショットだな、と感じてたが
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地に堕ちた愛 完全版(1984年製作の映画)

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2024.4.28 33-44

館で行われる演劇を巡っていかに「演出」においてイニシアチブを握り、お話しを進めていくのか、このゲームが展開される。マジシャンであり幻覚(未来予知?)を見せるポールが最
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

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2024.4.16 32-43

アイスランド、広大で厳しく美しい大地。デンマークから来た牧師は、あまりに不器用で足元がおぼつかず、うまくその土地に適用できない。最後は抱き抱えられながら男に刺され亡く
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決死圏SOS宇宙船(1969年製作の映画)

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2024.4.9 31-42

シンメトリーの装置、部屋。アシンメトリーの博士は裏切り者として殺され、シンメトリー関係を取り違えた宇宙飛行士はドッキングを失敗し死ぬ。

めっちゃクオリティの高い特撮。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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2024.4.7 31-41

第二次世界大戦時の科学技術の最先端を舞台とした政治闘争のドラマ。

オッペンハイマーは、量子的な曖昧さでもって「イデオロギー」?の間の論理を「揺れる」。彼は、共産主義の
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キャット・ピープル(1942年製作の映画)

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2024.4.6 30-40

こんな「猫顔」とはっきりわかる顔があるんだ。

暗闇と光、音で「人から猫へ」の存在を知らせる。

・夜道にて、背後から追いかけられるシーン。猫の唸り音からバスの音へのシ
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恐ろしき結婚(1944年製作の映画)

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2024.3.30 30-38

みんな、ニクラスの妻アリーダに囚われているように見える。確かにニクラスは、幼少から猟奇的な人物として語られるが、「アリーダ」を中心にして、彼女の持つ引力のようなものに
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ビガー・ザン・ライフ 黒の報酬(1956年製作の映画)

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2024.3.30 29-37

終盤の夫が狂って息子を殺そうとし、それを食い止めるウォーリーとの取っ組み合いのシーンが良かった。

薬の副作用で「精神病」とされる夫が典型的な家父長的振る舞いをする。
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

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2023.3.28 28-36

何故最後、カニーノがジョーンズを殺したのと同じ「三つ数えろ」と言いマークスを殺したのか?

秋日和 ニューデジタルリマスター(1960年製作の映画)

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2024.3.25 28-35

人物や場所含めマテリアルに光あるいは影が込められている。無言やちょっとした言葉、例えば「ほんと」とかに喪失や期待といった情動を乗せる。

壁に反射した水面のゆらめく光
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お早よう(1959年製作の映画)

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2024.3.25 27-34

偶然的な「すれ違い」を引き起こすためには空間配置・移動という問題がある。やり取りにも同様の問題がある。すなわち、意味を形成するための、「挨拶」と呼ばれるゲームがそれで
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特急二十世紀(1934年製作の映画)

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2024.3.22 26-32

おもしろかった。景気の良いハリウッドの映画産業と衰退しつつあるニューヨークの演劇業界の間を走る特急のなかで、女優リリーを取り戻すべく奮闘する。

演技する俳優をいっぱ
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パプリカ(2006年製作の映画)

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2024.3.18 25-31

久しぶりにネットフリックスで映画観た。

設定がおもしろい。社会に溢れる広告的な「イメージ」から「イメージ」へと飛び移るアクションが良い。

クライマックスの大きい所
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なみのこえ 気仙沼(2013年製作の映画)

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2024.3.17 25-30(自主上映会@いくのふらっと)

『なみのおと』から、対話の内容はより深いところに、つまり災害と日常の境界が曖昧になるところに踏み込む。

彼岸花 ニューデジタルリマスター(1958年製作の映画)

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2023.3.15 21-26

おもしろい。親子の権力勾配を、トリックと同盟でうまくやりくりして子どもの願望を叶えていく。

 この映画の会話は、規範とゲームで成り立っている。小津安二郎の代名詞の会
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早春(1956年製作の映画)

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2024.3.15 20-25

おもしろかった。37万人いるサラリーマンのなかの極一部の人たちのドラマ。とはいえ、この微小な部分は、些細な話では無く、彼ら彼女たちが経験してきた過去が影として存在する
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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2024.3.10 18-22

ビクトル・エリセを一生懸命追いかけては無いけど、結構おもしろかったです。『ミツバチのささやき』と『エル・スール』の「見える」とか「見る」から一歩進んで、「まなざし/瞳
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エル・スール(1982年製作の映画)

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2024.3.9 17-20

黒い画面から色彩が浮かび上がり、外から光が入る。

にがい勝利(1957年製作の映画)

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2023.3.3 16-18

おもしろいが、大事なところがよくわからない。

冒頭、特殊部隊の訓練用ダミーが並ぶ部屋が映し出され、奥から軍人が列を成してやってくる。この冒頭のショットは非常に印象的で
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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2024.3.1 14-16

最近、長回しに耐えられなくなってきた。催眠術にかかったように寝てしまう。また観ないといけないが、機会があればで。

何本か、それこそ『サタンタンゴ』も観たことあるのだが
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ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

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2023.11.28 ??

実は、神戸kiito で開催されたイベントで観ていた。とても良いドキュメンタリーです。カメラは外からの観察者ではなく、反対に同一化するわけでもなく、コミュニティのなかにス
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Here(2023年製作の映画)

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2024.2.26 13-15

『ゴースト・トロピック』の後ですごい悩んだが、観て正解だった。こっちは、観やすかったし、良かった。

 暗がりの森をフィールドとし、ミクロな世界として広がるコケの生態
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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2024.2.26 12-14

あまりのショットの長さに何度か気を失った。

やりたいことは、なんとなくわかる(冒頭のナレーション)。画が素晴らしく綺麗だとは思う。ただ、ショットに引っかかりと言うか
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奇跡(1954年製作の映画)

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2024.2.24 11-13

素晴らしかった。人物の出入りと目線の映画。照明もすごい良い。

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