後野祭さんの映画レビュー・感想・評価

後野祭

後野祭

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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.9

完全にボクシング版市民ケーン。
ただとにかく映像のカッコ良さが半端ない。オープニングからボクシングシーン、ラストの「ふんふんふんふん」まで目が飽きない。
アイリッシュマンが出てくるまではデニーロ史上最
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ソウ(2004年製作の映画)

3.5

ちゃいちょい目を引く編集があって面白い。
極限状態に置かれている二人がなぜか信頼し合ってて良い。
ラストの展開は昨今までパロられ続けているまさに伝説。
ただぶっちゃけ人伝にこの映画の内容を聞く面白さと
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.7

観る前は、この映画についてポスター以外の情報を知らなかったので、てっきり頭を布で覆ったサイコ殺人鬼通称エレファント・マンが人を殺しまくるサイコスリラーモノかと思ってたけど全然違った。

リンチらしく無
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.6

圧倒的に名シーンが多い。
いろいろな作品のオマージュ元なので、どこかで見たようなシーンの押収で、いまや純粋に面白がることが難しい作品。
でもやっぱり面白い。
角川映画第一作目がこの作品なのはどこか歴史
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.5

わざわざB級映画を撮ろうという謎の挑戦を感じる。庵野のシン・ウルトラマンや仮面ライダーを思わせる挑戦。バカらしいと笑い飛ばすことはできるけど本気で乗ったりはできない映画。

相変わらず拾いきれないネタ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.6

ストレートに楽しいザ・ハリウッド映画。
デパルマ感は若干薄い。
カポネ役を、散々カポネ周りの実話を元にしたマフィア映画に出ているデニーロがやっているのが地味に面白い。

Winny(2023年製作の映画)

4.1

ほとんど裁判映画だけど、面白さの桁が他の映画とは違う。
観ていると本気で悔しい気持ちになるという地味に稀有な作品。
トップクラスに好きな映画。

あと東出が上手すぎるw

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

ジョーダン・ピールのやりたかったシーン詰め合わせセットって感じ。
ほぼファンムービー。しかし全然ちゃんと面白い。
最初のスリラー映画っぽい感じはめちゃくちゃ面白かったし、出来も良かった。
ラストのモン
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.6

エグい青春モノって感じ。犯罪映画感はそんなにない。
駆け抜けるようにあっという間に終わるので見やすい。
音楽はもちろん良いんだけどファッション面に関してもメチャクチャセンス良い。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

結局は急速に進化する人間の話って感じ。
いろいろ謎は残っているけど基本的には、ちゃんと面白い。
映像の色味や構図、レンズの使い方などはかなり面白い。とくに色彩の部分はギラギラでグロかっこいい。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.7

なんやかんや言って結局こういうのには弱い。
とにかく登場人物が全員、良すぎる。不良友達ですら全員いい奴。
ここから、ってところで終わるのは、他のこの手の映画と違う特別感があって好き。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.0

1の良いところがそんなに出てなくて、逆に気になるポイントが浮き彫りになっていて個人的には微妙だった。
とにかくあのアニメっぽい世界観がハマれない。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.1

グッドフェローズとかカジノの最終進化系って感じの映画。相変わらずスコセッシ特有の軽快なテンポの良さがあり圧倒的に長さを感じさせない。
登場人物のほぼ全員が死ぬから、新しいキャラが出るたびに死亡日時と死
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.4

映画の内容自体は、当時流行った例のアレ。
しかし、クリスチャン・ベールの役作りが凄まじすぎて頭おかしい。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.9

とにかく名シーンの押収でとくに中盤までの面白さは異常。
最初のゲーム説明からバッグの配布のシーンだけで40人ものキャラを一気に説明できるの映画作るの上手すぎる。
他にも、とにかくシーンごとのインパクト
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

21世紀入ってからのスコセッシの中では比較的良作という位置付けの作品だが、個人的にには凄く好きで、もはや名作の域にある。
オリジナルのインファナル・アフェアからウェットな感触を引いて、ジャック・ニコル
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

3.6

面白い。本当に面白いんだけど、ラスト10分はマジでいらん。
そこまでの展開の運び方はすごく良い。

インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

3.7

ディパーテッドと比べてインファナル・アフェアが負けていたポイントの一つである、マフィアのボスのキャラとしての魅力の弱さというのがこの作品により払拭された。
前作とはうってかわってほぼマフィア映画。
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.7

マフィアと警察からお互いにそれぞれがスパイを送り込んでいるという設定を驚くほど綺麗に使っている名作。
ただ面白さでいえばリメイク作品であるディパーテッドの方が凄い。
しかし2、3作目の存在でさらに、イ
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カジノ(1995年製作の映画)

3.8

ソールバス最後の仕事から始まる映画。
しかし、いわゆるソールバスのグラフィック的なオープニングではなく、爆発から始まる光の映像だけで構成されたギラギラのオープニング。めちゃカッコいい。

映画の内容は
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

またル・マンかよw
長さを感じない面白い映画だった。
しかし演出面が結構弱め。手放しにアツくなりきれない感があった。
つかもっとサバス使ってくれれば多少は解決した問題だった。
主人公が聞いてる音楽が全
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

既視感の応酬だった。
当時どれだけ影響力デカかったんだろうか。
一昔前の映画監督がヒッチコックをフェイバリットに上げることが多い理由を実感した。

この映画にはモノクロの良さではなくモノクロであること
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

当時見た時は猛烈に感動した記憶があるが7年たった今見返すと、とくに深く感動するようなことはなかった。
7年という時間のもつ力を認識した。
しかし普通に面白くはある。ただ結構物足りなさを感じる。もっと面
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.6

おそらくこの映画を知るすべての人々は鬱とは全く無縁の生活を送っているのだろう。
落ち込んだり鬱になりそうな時はとりあえずこれを観ておけばいい。そうすれば医者に診てもらう必要も、どこかに鬱憤を晴らそうと
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

初っ端から映像がカッコ良すぎる。
ホントに驚くほどキングオブコメディとタクシードライバーを足して2で割って、そこにジョーカー要素を混ぜただけの映画。
ただその完成度が高すぎる。
ところどころこの映画な
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

小綺麗な画面に、気の利いたギャグを挟んでくるイマジナリーヒトラーが出てくるため序盤は戦争コメディ映画かと思ったが、ところどころで出てくる当時のブラックな面にドキッとしたりラストにかけての展開はキチンと>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

アイズ・ワイド・シャットの名前が劇中で出ていたから引っ張っられているかもしれないが、かなりキューブリックというかシャイニングを感じた。前振りの丁寧さに反してラストの展開がトントン拍子で進んでいく感じと>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.6

とにかくザッカーバーグのセリフが良かった。つかセリフ量が凄かった。
成功者の実話系映画のなかだったら結構特殊な位置にいる映画だったと思う。というのも映画が作られた時点でザッカーバーグは20代中盤だった
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.7

とにかくキャラクターが良い。物語の構造にキレイにハマっていて、キャストも合いすぎている。完璧な映画。
ホントにちゃんと良い映画で万人に勧めたい。
にしても是枝の作るなんてことないセリフや人物描写がいつ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

私が最も愛する映画ジャンルのうちのひとつにあたる成功者がどんどん孤独になっていく系作品。その元祖ということで感動というより感謝が大きい。
また編集による時系列操作を行い構成で見せていくという、これまた
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

1.8

話の構造的には最近いろんなとこでみる恋愛ものの感じでとくに違和感とかは感じなかった。

個人的に引っかかるのがメインのキャラクターにイイ男とイイ女が1人も出てこないところ。こういうキャラがいないと恋の
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

ちゃんと面白かった。
日本のクライムサスペンスものの空気感が好きなので結構好みの作品だった。
まぁもう一捻り何か欲しかったようには思う。似たような作品いっぱいあるし。
あと間接的に殺した相手の遺書をガ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

2.0

つまんねー
とりあえず人が飛びつくセンシティブな話題を詰め合わせたみたいな感じ。しかしこの部分の内容が薄い。これで誰がこの問題を重く受け止めるんだ?
登場人物の行動原理が全く読めないし、そもそも構成が
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.5

思ったより熱くならなかったけどフツーに楽しめた。
しかし音響はもっと凝ってくれてもよかった。
向かいで試合やってる女子バレー部が目に入ってきて幸せだった。