映画狂人さんの映画レビュー・感想・評価

映画狂人

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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.9

試写会にて

デビュー作の『マジカル・ガール』がどストライクの傑作だったから楽しみにはしてたが流石ベルムト監督!
期待を裏切らない
怪物ってそういう意味か....
ネタバレ厳禁だなこれは
人間性を疑わ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

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美しきシャラメが人を喰う
公開当時映画館で好きな人と鑑賞
グァダニーノ監督は昔『メリッサ・P』を観た時に酷すぎてこりゃあダメだと思ったがすっかり人気者になって驚く
寝不足で起きてられるか不安だったがあ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

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searchの監督
物語の真相は映画をよく観る人にはある程度予想の付くものだけれど中々面白かった
二転三転する展開に加えて
母娘役の主演2人の迫真の演技に引き付けられる
親になってはいけない人って居る
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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アルジェントへのオマージュなのか
外連味たっぷりな演出
エドガー・ライトっぽさがあまりなくて
意外だった
ケバケバしい色使いからくる
映像美は好み
プロット自体は今敏『Perfect Blue』
アロ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

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身体が入れ替わる定番設定だが面白い、グロ描写もなかなかカ入ってるしヴィンス・ヴォーンの女の子演技は笑える。
キャスリン・ニュートンがむちゃくちゃ可愛くて何処かで見たことあるなと思ったら『パラノーマル・
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

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唐突なSF展開には面食らったがこれはこれで面白いし今回もまた笑える、3ありそうな終わり方。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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『恋はデジャ・ブ』を筆頭にタイムループ系映画のオマージュ満載!
犯人はすぐに読めてしまうがこれは楽しかった。
男子学生の部屋には『ゼイリブ』のポスターが貼ってあったり映画好きな人ほど楽しめる様に小ネタ
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

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なんとなくゾンビ映画を観たくなり選んだのがこれ、バカバカしくも笑える。
ゾンビコメディというと『ショーン・オブ・ザ・デッド』が有名だけど本作もなかなか良かったので、ここからクリストファー・ランドン監督
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68キル(2017年製作の映画)

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サイコしか出てこないエログロホラーコメディ、クリミナルマインドのDr.リードことマシューが好きで鑑賞。
こういう毒にも薬にもならない何も残らないバカバカしいホラーコメディは結構好きでたまに観たくなる。
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

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殺人鬼の集会に間違えて参加してしまったホラーマニアを描くスプラッターコメディ。
80sな音楽やチープでB級な展開がバカバカしくも面白い。
レストランのシーケンスに於けるカラーコントラストはレフン味があ
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

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いつも独りで美味しそうにご飯を食べる人でお馴染みの松重豊が殺人警備員を演じたデビュー作。
黒沢清らしい思わせぶりなホラー演出が癖になる怪作、他の役者陣もあくの強い面々が揃っており胃もたれしそうにもなる
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

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全体的に台詞が少ないため映像から社会的背景や文化的背景を汲み取る必要があり、ある程度の予備知識や鑑賞後の深掘りは必須。
移民大国トルコが直面する難民問題や急激に悪化する経済状況、映画を通して社会を学ぶ
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壊音 KAI-ON(2002年製作の映画)

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台詞なしの実験映画。
DVDを再生した瞬間、レンタルVHSかと見紛うほどの画質の悪さに驚く。
ドラッグムービーの割にはサイケでもアシッドでもなく音楽も弱い、微妙な出来。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

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沖田修一の描く緩くて暖かい空気感は癖になる。
同世代の監督と比較すると演出スタイルなど山下敦弘と共通する点が多い。
てかもう上白石萌歌が可愛すぎて可愛すぎて尊い、可愛さが限界突破してる

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

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公開当時に劇場で鑑賞。
完成度で本編に及ばないのは観る前から分かっていた事なので致し方ない、バトルが冗長で微妙なところもあるが全体的にはなかなか楽しめた。
トイストーリーのファンは勿論、単体でも観れる
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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なかなか楽しめたが尻窄みな展開、前半のコミカルな掛け合いを最後まで突き通しコメディに全振りした方が良かったかと。
成田凌の笑い方や表情の作り方など絶妙に気持ち悪くて上手い、清原果耶は流石の演技力と可愛
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春画先生(2023年製作の映画)

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春画を巡るアカデミックな喜劇かと思いきやそこはやはり塩田明彦、一筋縄ではいかない。
後半は春画は一切出てこずSMプレイが始まり、自分は一体何を見せられているのだろうかと面食らう。
思っていた内容とは少
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包帯クラブ(2007年製作の映画)

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佐藤千亜妃のLiveに行ったその日に出演作である本作を観た。
自分にとっては人生2度目のLive、しかも好きな人に誘われて。
以下、心に残った台詞

「道で歩いてて、まっすぐ歩いてて、ただまっすぐ歩い
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

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学校という閉ざされた空間が世界のすべてだったあの頃、死と等しく皆に平等に訪れる卒業までの4人の少女の記録。
「教室に居場所がなく図書室だけが避難場所」
という映画や読書が好きな内気な少女に最も感情移入
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

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公開初日の舞台挨拶付き上映回で鑑賞。
ミニマムな人間関係の中で巻き起こるちょっとした小話の積み重ね、日本人特有の細やかな笑いのエッセンスで濃縮した軽妙洒脱な会話劇。
舞台演劇的な前衛演出も挟みつつ、人
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BROTHERS(2015年製作の映画)

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傑作ホラー『ウィッチ』の監督による10分程度の短編、YouTubeで字幕なしの状態で鑑賞。
ここ数年、頭角を現してきたホラー監督
●アリ・アスター(ヘレディタリー、ミッドサマー)
●ジョーダン・ピール
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街の上で(2019年製作の映画)

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今泉力哉のフィルモグラフィーを分析してみるとやはりターニングポイントとなった『愛がなんだ』以降絶好調。
取り留めのない会話を延々と長回しで捉え、人間関係を構築していく過程の喜びや面倒臭さを絶妙な「間」
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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世界中が革命と闘争に揺れた政治の時代1960年代末期、東大駒場キャンパス900番教室で繰り広げられた伝説の討論会の模様を収めた白熱のドキュメント。
単身敵地へ乗り込み1対1000をやってのけた稀代の文
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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ごく稀にこの映画は自分の為の映画だと錯覚してしまう事があるが、正にそれが起きた。
押井守を見付けるなり
「神が居る!」
と大興奮しクロノスタシスって知ってる?からのAwesome City Club!
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

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平成から令和へと時代が移り変わり、もう二度と戻れない「あの頃」を懐かしむ最近流行りのエモい作風。
主人公と共に人生を遡り追体験していく『ペパーミント・キャンディー』風の構成が特徴。
人生に色を添えるア
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オラシオ(2019年製作の映画)

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日常の延長線上に存在する狂気、衝動殺人を犯してしまった青年の空虚な心に迫る僅か10分間の短編アニメ。
ビビッドな色使いの可愛らしい絵柄とは裏腹に中身はダーク、短尺でありながら示唆に富む濃密な作品。
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

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「私達は自意識を持った宇宙なんだよ」

74分全編ワンカットで駆け抜ける若き劇団員達の1ヵ月間。
予定していた公演が中止になるという監督自身の経験を元に、現実と虚構が綯い交ぜになり感情が昂っていく過
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