Sawmeandghostsさんの映画レビュー・感想・評価

Sawmeandghosts

Sawmeandghosts

映画(187)
ドラマ(1)
アニメ(0)

悪は存在しない(2023年製作の映画)

2.0

大傑作だった『ドライブマイカー』に比べるとかなり小粒な作品に感じた。ラストの展開やタイトルに露骨に表現される意図も作品としてあまり上手くいっているように感じなかった。

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

2.0

物語シリーズ作品を初めて観た。シャフトが大いに貢献してるこの世界観、自分がもっと若かったら没入できたような気がした。奇妙でシンプルでゼロ年代オタク的なキャラクターやストーリーにはいまいち気持ちが乗らな>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.0

字幕で鑑賞。あまりにストレート過ぎるディズニー物語に見え、『アナ雪』などのピクサー合流以後のディズニーアニメが持っていた作品の深みから後退しているように見えた。人物アニメーションもなんだか凡庸なクオリ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

ヴィム・ヴェンダース作品を初めて観た。キャリアの終盤にもう旅は必要なくなり、そこには日本で暮らす主人公の男の小さな小さな日常があった。しかしその日常の中にはささやかなドラマがあって、神社から見上げる木>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

いつものマッコーリーの"孤独でもの寂しい男"感をもっと出して欲しかった気もする。にしてもこのシリーズ、ファイナルと言わず(原題では言っていないが)延々と続けて欲しい。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

母親の死を物語の外から乗り越える、という話に見えなくもない。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

2.0

全体的に登場人物たちが何のために行動してるのか分からない2時間半だった。イーサン・ハントチームは何に使うか分からないアイテムを延々と命懸けで追いかけることの謎。流石にその荒唐無稽さが楽しめる水準になか>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.0

ひたすらシブい。こういう映画を映画館で観ることの至福。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

行って、帰ってくる話。タイトルは少しミスリードか。事前情報一切なしという戦略によって、皮肉にも1番の盛り上がりは未知のジブリ世界に入り込むOP〜序盤だけだったという気がする。星空をバックに草原を歩くシ>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.0

アニメーションは世界最高水準。だが2時間半経って「つづく」は流石に長く感じられた。ストーリーはどうなのだろう、内輪モメ感が否めなかった。初作を見た時の方がわくわくしたのは事実。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

良かった。序盤は伏線パートなのでやや退屈に感じたが、キャラクターの視点が切り替わったあたりからのめり込んでいった。ままあるオムニバス形式・テーマではあるものの、ストーリー・映像・演出・キャスト、全体的>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

悪くはなかった。ただ、動かせる『インディージョーンズ』こと、『アンチャーテッド』シリーズをプレイした時の感動を中々超えない。EDにしても。ハリソン・フォードは80歳とはとても思えない。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

変わった映画だあ。『パプリカ』や『マインドゲーム』などの日本アニメーションの影響があるのではという話を聞いてなるほどとなった。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.0

うーん、期待に反する出来でちょっとショック。『シン』シリーズで初めて大ゴケしたという印象。なぜ面白くないのだろう。実相寺昭雄から庵野に連なる複数のカットがカッコいい。役者陣が豪華。でもそれだけなのかも>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

うーん、良かったなあ。LIVEシーンで自然と涙が流れた。アニメーションと音楽が相乗する説得力よ。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

こういうサイズ感の映画が好き。大きすぎ、小ぶりなジャンルムービー。しかしながら物語も映像も演出も丁寧に作られている、そんな映画が好き。映画が始まって、登場人物のたちのバックグラウンドが分かる丁度良い頃>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.0

聴覚障害という点を除けばストレートなボクシング・アンダードッグストーリー。16mmフィルムで撮ったという映像が美しい。顔が試合でボコボコでほとんどすっぴんなのに、ネイルは欠かさない主人公・ケイコ。演じ>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.0

19世紀アメリカの地方部で殺人事件を捜査する元刑事の話。シブい映画だ。森の中のダークでレトロで美しい絵作り。科学や文明の力はまだ弱く、蝋燭の光と信仰に支配された社会で生きる人々。大人版ハリーポッターと>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

泣いた。バスケという現実的な映像を、CGを使ってここまで生命力のあるアニメーション(語源の通り)に昇華させることに大きな壁があったことが伺える。CGをあえて細切れに切って漫画的な表現を加えてるようにも>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.0

棒読みのようにも見え、棒読みでないようにも見える主人公の稲垣吾郎が妙演。感情移入に難を持つキャラクターにフィットしている。公園で玉城ティナと話すシーンが好き。玉城のキャラクターは10代の女性"性"と小>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

4.0

普段あまり見ないタイプの"難病モノ"ラブストーリー、予想を裏切って良作だったように思う。場合によっては過剰な程美しい情景・東京に揉まれながら生きる若い男女・最後にRADWIMPSが流れる、などの点でど>>続きを読む

>|