まぐらいだあさんの映画レビュー・感想・評価

まぐらいだあ

まぐらいだあ

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.0

プレデターって何がしたい?

主人公の行動理由は自分の子供が危険だから助けるの理解できるけど、それ以外のメンバーの行動理念は何?
何故、軍人施設に収容されることになったかの事情を聞いただけで、人間関係
>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.1

吉田恵輔監督ということで鑑賞。

吉田作品における特徴として表と裏がどの作品にも出てくる。
ある点で表から裏へと変換する構造を、初期の作品では展開としてみせていた。
しかしながら、近年になって社会問題
>>続きを読む

プレデターズ(2010年製作の映画)

3.2

プレデター3。

気がついたらデスゲームに巻き込まれてました系で始まるプレデターとのバトル映画。
1作目以上に圧倒的に不利な状況で戦わないといけないが、主人公たちはプロの戦闘集団だから、そこそこ戦える
>>続きを読む

AVP2 エイリアンズVS. プレデター(2007年製作の映画)

2.7

改めて見ても駄作。

前作がハムナプトラやインディジョーンズライクな舞台で行われる冒険だったのに対して今作はバイオハザード的な舞台で行われるAVP。前作がバイオの監督なのにね。

物語の道標がないまま
>>続きを読む

プレデター2(1990年製作の映画)

3.1

2は都会でプレデター。
前作がラーメンなら、今作は唐揚げ定食。

ジャングルと違って開けた都会で行われる戦闘なので、飽きないかと思いきや、結局やっていることがプレデター退治以外に特に関わってこないギャ
>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

3.4

筋肉男たちが次々殺されていって、シュワちゃんが肉弾戦をするところは見どころ。
やっぱ1作目だから、後からプレデターが狩りをする理由とかが描かれるが、今作はただただ狩りをするクリーチャーでそこに理由はな
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.4

タイ産モキュメンタリーホラー

悪霊退散モキュメンタリーで、いわゆる巫女を描いた話。
どんどんスケールが大きくなっていく。

ナ・ホンジン制作ゆえか、基本構造は、
哭声-コクソン-と同じ。
同時に神の
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.3

ちょっと期待し過ぎたかも。

評判良かったので鑑賞。
鬼太郎は基本知識だけでTVシリーズを見ていない状態。それでも話が独立していて、今作の主人公は水木だからだいじょうぶ。

ゲゲゲの謎っていうほど秘密
>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

エンタメ感ぶっちぎりのコング映画。

前作コングVSゴジラを含めた中で今作はいちばん怪獣バトルに重きを置いたエンタメ映画になっている。
コングもゴジラもより人間味あふれる存在になっている。
だから人間
>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.4

団地の子どもたちが能力を持った。

能力ものなんだけど、実際に絵面はかなり地味というか、じわじわと湿り気の多い作品になっている。
プロットそのものは能力を持った者にありがちな方向に行くけど、そこに子ど
>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

ジョンウィック最終章。

前回からの続き。
さすがにアクションはインフレしすぎて、今回はむしろ控えめな感じがした。
3作目で終わってたらいいのに、今作は少し蛇足感は否めない。
シリーズを通してお馴染み
>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.6

殺し屋モキュメンタリー。

京都で最強と言われている国岡を追ったドキュメンタリー。
これは意外とドキュメンタリードラマとしてしっかりしているというか、ちゃんと殺し屋という職業を描いている気がする。
>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

これはダークホース映画。

ヴィーガン殺してハム作ったら繁盛した話。
ヴィーガンに対するブラックジョークが笑えるし、殺人に対して過剰になっていくのも面白い。
カニバリズムで言えば、スウィニートッドみた
>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.5

阪元監督の作風が発揮されたポップコーンムービー。
ベイビーわるきゅーれは最高傑作なんだけど、こっちはサクッと見れる。

B級洋物パニックスリラーの日本版だという感じで見てたけど、後半はやっぱそっちにい
>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.4

誓いのフィナーレから3期までをつなぐ話で1時間だから劇場まで観に行くのはちょっと気が引けるから配信で鑑賞したけど、やっぱ劇場クオリティとまではいかない。せいぜいTVスペシャル。とはいえ新生メンバーにな>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

3.9

思ってるよりだいぶ良かった。
主人公としての久美子の成長が描かれている。新たな1年生のキャラクターが濃いのに、2時間でちゃんとそれぞれの問題を描写しつつ、縦軸を進めていくから、だいぶ面白い。多少くどい
>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.5

スピンオフだけど圧倒的に別もの。
足もとを映すセンスはやっぱ山田尚子なぁ。けいおんもそうだし、たまこラブストーリーも。そんで繊細な描写というか細かい仕草や些細なやりとりが女の子の関係性を作る上でめっち
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

3.5

2期の総集編。
(第3期に向けた復習として鑑賞)

総集編でありながらも、くみことあすか先輩に焦点を当てたことで、より一層二人の関係性を構築しているので、とても見やすい。

結局問題の提示が主人公であ
>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.2

原作は未読。
面白くなさそうだと思いながら見てたけど案の定というか…

劇中劇が発生するので映像化に向いてない気もする。
役者の力が重要になる作品なので、若手を起用したのは良いけど、この話自体を映像実
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.4

死んだ夫は別人だった。

これはミステリーに見せかけたヒューマンドラマなんだけど、ミステリーの手法に着目するとだいぶ弱い。例えば塩田武士の「罪の声」みたいに、関係者に話を聞いていくことで、その真相がわ
>>続きを読む

アンチ・ライフ(2020年製作の映画)

2.0

ブルースウィリス無駄使いのC級SF。

地球から新たな星に移住するための、宇宙船に乗ったらエイリアンがいました👾
もはや王道というかベタというレベルの話で、宇宙船内もエイリアンが上映されてた時代と描写
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

事実はあるが真実はわからない。

序盤の印象は中世版昼ドラみたいな感じだと思っていたが、女性の幸せは男の手によって作られているわけじゃないというテーマにしっかりと沿って3つの視点から描写されていた。
>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

言わずもがなの名作で、もはや脚本のうまさがつめつめになっている。

この作品を見る前にリメイク版の12人の優しいのし上がって日本人を見たけど、個人的な好みはそっち。
しかし、この作品あってのことだし、
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

これはセッションよりセッションですね。
原作は未読。これは原作読んで劇場で観たらさらにぶち上げだったかもなぁ。

大は天才型、ユキノリは理論型でタマダが努力型でちゃんと3人の成長物語として描いていたの
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

設定は良くある、失踪系。
失踪した主人公の恋人である市子を探す話。
舞台が原作だとは知らなかったが、そう言われると納得。

倒叙形式で、市子はどこにいるのか?
探しているうちに市子の過去が明らかになっ
>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

これが令和のエクソシストだ!

いやぁ、面白い。エンタメエクソシストバトルものとしては一級品だった。
登場人物がコンパクトにまとまって、要素が多すぎないし、展開も次々と飽きない。
ラッセルクロウがカッ
>>続きを読む

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

3.4

どっちかというと好み。
バイオのポールwアンダーソンだから、それなりにワチャワチャしたアクション映画になって見せ場もあるから面白いんだけど、エイリアンよりプレデターの方が見せ場が多い気がする。

結局
>>続きを読む

エイリアン4(1997年製作の映画)

3.3

エイリアンさんの逆襲。

飼い慣らされてたエイリアンさんたちが解き放たれ、アンドロイドお姉さんがそいつらを退治する話。

1→2の方向性と同じくして3→4への方向性も同じになっているのかな?
やってい
>>続きを読む

エイリアン3(1992年製作の映画)

3.2

3である意味原点回帰的な、SFスリラーとなっている。
しかしながら1作目のクローズドサークル的な怖さもなければ、2のようなエンタメ度合いも薄め。
たしかにフィンチャーだなって感じの暗さは感じられるけど
>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.8

やっぱ好みは2。
だけどちゃんと前作と住み分けできてるので、前作はSFスリラーだったが、こっちはSFアクションの面が強い。
ハラハラ感よりも、ワラワラ感つよめ(^^)

ただ前作よりも、エイリアン出て
>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

金曜ロードショー以来だから、ほとんど忘れてたものを取り戻した感じ。
やっぱ2とかの方がイメージ強いから、スケール的にはさほど大きくはない。
あくまで1作目は、クローズドサークルにおける殺人鬼から逃げる
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.0

キングスマン結成秘話。

正直、キングスマンシリーズである必要性を感じられなかった。
元々の話にキングスマン要素を無理矢理入れた話になってしまっているのが残念。

だとしても、元々の話がそんなに面白く
>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

-

ループものの先駆けと呼ばれてはいるが、実際に中身を見てみるとメタ認知の構造ものではないか。
これはループというよりインセプションに近いものを感じた。
結局、自己認識は他者認識によって成立する問題をうる
>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.3

最高ゴアマンとまでは行かなかった。

面白いと評判は聞いていた。
未知との遭遇もので、コメディ+SFでグロ描写がある。
既視感ある設定なだけに、安心して見られるし、クリーチャーデザインがかなり良くて、
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

手軽に観れるポップコーンムービー。

原作でおなじみのあれこれをリスペクトしつつちゃんとゲームの良いところを映像化しているので、文句のつけようがない。
王道で安心して観れる。
ドンキーやマリカなど他の
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

2024年公開“残念”映画。

中学生合唱部の恥実くんが、ヤクザの狂児に歌をうまくするための指南をする話。

山下監督×乃木亜紀子のタッグなので、これは観にいかなあかんということで鑑賞したわけやけど…
>>続きを読む

>|