Airiさんの映画レビュー・感想・評価

Airi

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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

愛するための共通項

ここに出てくる人達はとても不器用に見える
感情を抑えているようなちょっと機会的なような
主人公以外登場人物には名前がなく
淡々と無機質なようで歪んだ世界がランティモス監督らしいで
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

やっと地球に帰ってきた…
リプリーはもうクローンだし
地球に帰ってくると言っても”衝突“だし
あの手この手で続編が生まれてきたエイリアン
やっとひと段落を迎えられました

このシリーズ面白いのが
設定
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.7

とある仕立て屋で起こる事件
終始店内のみで繰り広げられる会話劇
アウトフィットとは誰なのか…

マーク・ライランスの困り眉と裁断中の綺麗な手つきが好きです
ゾーイ・ドゥイッチも表情の演技が上手い人
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

「彼は愛に殺された
あなた方、ファンへの愛」
なんて怖いことを言うんだ…と思いました

人種差別がもっと明確な時代
ホワイトミュージックのカントリーとブラックミュージックのR&Bを融合させたエルヴィス
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.7

“子供は子供だった頃…“
何度も繰り返される詩のはじまり
映画を通して字幕で楽しむのも良かったけれど文章で改めて読んだらより素敵でした

ヴェンダース監督の世界の切り取り方はとても美しくてモノクロの良
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

RADと新海誠の相性の良さをつくづく感じる映画
「君の名は」を観た時からずっと感じてる背景の細やかさ
今作のキーとなる“戸締り”の丁寧な描写が印象深くて見せられたなぁ

前回は気象異常今回は地震災害
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

カズオ・イシグロ原作のリメイク版
黒澤明版はまだ未鑑賞です
この映画を見るなら原作が先かなとも思っていたのですが今作のビル・ナイがあまりにも自分の祖父と雰囲気が似ていて観ちゃいました笑

アンダーワー
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.6

タクシードライバーの脚本を担当したポール・シュレイダー監督作

映画館で観た予告で流れたRobert Levon Beenの”Arise Sun"のかっこよさにやられて一瞬ジョージ・クルーニーかと思っ
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ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.9

今度ディズニーランドへ行くので予習しようと◎

最近は見ることのなくなった実写とアニメが溶け込んでいる映画
ピンクパンサーやマスクが大好きなので今作も好きでした
ストーリーはお決まりのドタバタ感

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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

怖すぎる…根深いアメリカの人種差別に関する歴史が赤裸々
同調して生きてきた島国の日本とは比べられない

あるかもしれない陰謀論を脚色したような映画でこのリアルさが面白かったです
南北戦争舞台と現代の繋
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.5

美しいシーンが多い映画
明暗と心理描写をより強める演出はベルナルド・ベルトルッチの手腕あってこそなのだろうなぁ

ファシズムとセクシャリティが二代テーマなのはわかります
ただ…ちょくちょく登場人物の言
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

どんどん豪華になるキャスト陣!
ウェス監督の世界観にみんな染まっていくから面白いです

今作は天才少年少女たちの友情と初めての恋
カメラマンと女優の大人な恋
三子に翻弄されるトム・ハンクス
あと宇宙人
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.6

オッペンハイマー観賞後により深く学ぶ為に鑑賞

私アインシュタインをお茶目な人だと思っていたんです
カメラに向かって舌を出しているあの写真が印象的で
実際彼は優しくナイーブで奥さんを大事にする物理の天
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

初日に観てからまとめる言葉を探していたら1ヶ月近く経ってしまいました…笑
もうすっかり考察が出ていたり唸るレビューが多数あるのでさらっと感想を残しておきます

5000を超える核を保有するアメリカ
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伯爵(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

チリ第30代大統領アウグスト・ピノチェト
世界史を真面目に勉強してこなかった私なので今作で初めましてでした
彼の独裁政権に関してさらっと調べたのですがまぁ残虐なことしてきたのですね

この映画の脚色か
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.2

ティム・ロスの演技あってこそ
ジュゼッペ監督の演出あってこそ
どちらも欠かせない至上の映画

全編をマックス視点で語ることで1900の自由さとミステリアスさを引き出しているなぁと
1900の生い立ちゆ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.4

とめどない不気味さに不思議な世界観
プログレを聞いているときの感覚
他にはない映画に出会えました

優しさなんてないありのままの弱肉強食が面白い

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

大好きな「ウエストサイド・ストーリー」のレナード・バーンスタイン
ミュージカル好きが一度は聞いたことあるであろう「On the Town」の「New york New york 」
私にとってはミュー
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.0

バレエと音楽その芸術性で描き切る第二次世界大戦を含む40年間
戦争が題材の映画の中でもその表現方法がフランスらしくて素晴らしかった

ジャック・グレンが娘へ捧ぐ曲
ベルジェールでのショー
エブリーヌと
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劇場版 空の境界/未来福音(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

石田彰…!カヲル君みが強いなぁエヴァキャストさんそういうの多めで私的には有難い
娘…!なんて幸せなアフターストーリーを見してくれるのか

シリーズ完走です
作者含め製作陣に感謝を言いたくなる終結

劇場版 空の境界/終章 空の境界(2010年製作の映画)

3.5

ここまで丁寧に作る製作側も凄いけど
ここまで語ってくれるのは原作あってこそ
活字で読めばもっと理解できるのだろうなー

劇場版 空の境界/第六章 忘却録音(2008年製作の映画)

3.5

空の境界とKalafinaの主題歌って物語に沿っていてどれも素敵だなぁそんな鮮花回

「fairlytale」

劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋(2008年製作の映画)

3.8

特段ミステリーな塔子さんがかっこいい回

ここからは公開順・次系列が一緒
「spinter」

劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景(2007年製作の映画)

3.6

公開も原作もこれが初っ端って掴みは最高だよなぁ

公開は1番目次系列は4番目
「oblivious」

劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留(2007年製作の映画)

3.8

こんなエグいアニメがあるものなんだな…と初見に思った記憶

公開は3番目次系列も3番目
「傷跡」

劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)(2007年製作の映画)

3.5

式と識、声優さんが凄い

公開は2番目次系列は1番目
「君が光に変えていく」

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.6

敢えて作られた空白のピースが一つ一つはまっていく感覚…冲方さん上手いなぁ

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ヴェスパに乗るラッセル・クロウのアイコニックさに惹かれて鑑賞◎

悪魔憑きもののホラーがなかなか好きで”死霊館“や”ポゼッション“など有名どころをみた上でウィリアム・フリードキンの“エクソシスト”が原
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

3.5

TV版を経て一本の映画で完結させる…丁寧にやってくれるのはすごくありがたい
アニメを観ているというよりは海外映画のスパイ物を見ているような感覚

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

”次は何を見せられるのか“その恐怖を与えてくるのはアリ・アスター監督お手のものですね
正直今作は映画館で観なくてもいいかーなんて思っていたのですが初っ端の出産シーンで報われました
あの恐ろしさというか
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.4

狡噛の立ち位置って面白くてそれを活かしたストーリーなのは良いのですが起承転結の”転“が弱く感じる

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