あっくすさんの映画レビュー・感想・評価

あっくす

あっくす

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.9

89/100

・淡水に適応した人喰いサメがトライアスロン会場のセーヌ川を根城に!最悪のタイミング!保身しか考えない政治家!やる事が全て裏目に出る海洋保全団体!最悪に次ぐ最悪!そして地獄絵図のクライマ
>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

3.8

88/100

・しっかりホラー
・誰でもいいように見える、その理由が最後にわかる
・大義名分で容易に暴力を楽しむ側に転がる
・お前が1番嫌いだよ

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.7

79/100

・前半の囲碁を通して親交を深めるパートが好き
・全編通して美しい
・劇中のボードゲームのルールを把握してなくて置いていかれる系映画すき
・格之進が濡れ衣により元の立場を追放された為にそ
>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

96/100

・見てしまった
・前作は初見時に息が出来なくて死にそうになったので割と本気で死ぬ覚悟をして映画館に行った、物語へのアプローチの仕方が全然違ったので大丈夫だった
・映画を本物の神話として
>>続きを読む

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.8

87/100

・にんげんがいっぱい
・人間はゴミ映画
・ただひたすら、セリフのないあの食事シーンが豊かで美しい
・僕たちはあの映像を見せられる側の人間

夜と霧(1955年製作の映画)

5.0

・映画というものが持っている映像作品として伝える意義
・フィクションでは到底表せない想像を絶する筆舌に尽くし難い圧倒的な現実
・あまりの不愉快さに顔が歪む感覚
・国家主導で行われた強盗、人権侵害という
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.1

88/100

・そしてしわ寄せは子供たちへ
・移民同士の均衡は危ういバランスで保たれていて、治安組織は横暴で保身しか考えず、現場では私刑が横行している
・希望はある、でも時間はない
・火炎瓶をなげる
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

88/100

・銃声、悲鳴、怒号、汽車の音、地響きみたいな焼却炉の音
・気を抜くと単なる環境音として意識に登ってこなくなりそうな音
・どこで何が起きてても無関心でいられる部分があるから普通に生活がで
>>続きを読む

辰巳(2023年製作の映画)

3.8

88/100

・好きなやつ
・美学もカリスマも信念もない、ただそういう金の稼ぎ方をしてるからそういう生き方をせざるを得ない、その中で駆けずり回るだせえヤツら
・それでも「それ」を良しとするのは許せな
>>続きを読む

ツイスター(1996年製作の映画)

3.6

79/100

・どうしようもない竜巻バカ野郎ども
・全員アタマがトンでる
・現場離れてた主人公が即今のパートナーほっといてバキバキになるのめちゃくちゃ面白い
・最初から最後まで竜巻追いかけてて最高
>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

89/100

・今年の目が溶ける映画その2
・どの立場もわかるし地獄
・辛すぎて席たちたくなった
・吉田監督作の全然笑えない地獄のオフビートギャグ
・地獄の食事シーン
・作り手の志がどうあれ結局受け
>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

89/100

・歴史は繰り返す
・支配者が台頭し負の側面も人間化していくエイプ
・大好きなシーザーの物語が歪曲され利用される様が悲しくて普通に涙が出たので自分でもびっくりした
・同じ水準の知性がある
>>続きを読む

BROTHER(2000年製作の映画)

3.7

79/100

・最初から死んでて死を撒き散らす山本
・死すら日常のルーティンとして淡々と消費する寂寥感と破滅感
・単にずっと遊んでるだけにも見える
・日常系映画
・ノータイムで殺しに行くのたまんねえ

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.9

91/100

・今更初見
・北野作品の銃はこわい
・息して喋る暴力
・あまりにもずっと胸糞悪いのに謎の爽快感がある
・ものすごく当たり前のように巻き添え含めてシームレスに人が死んでいくのでもう笑って
>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.9

90/100

・全然期待してなかったのに冒頭のショックシーンから心を鷲掴み
・シンプルにめちゃくちゃ最高だった
・宗教と権力の最悪で気持ち悪くてくだらない部分、最低のマッチポンプ
・力を持つのは男で
>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

90/100

・人生にはこういう映画が必要
・信頼出来る男アダム・ウィンガード
・作品重ねる毎にどんどんアタマ悪くなってて最高
・狩りをして朝シャン、優雅に朝食キメようとしたら虫歯で食べれないコング
>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

3.7

80/100

・実は観てない超大物ホラーフランチャイズ
・悪魔はいつも頑張っていて偉い
・子供を殺せと迫ってくるキリスト教とか自分の子供じゃないと確信した途端ガンガン殺しにくる父親とかどう考えてもそ
>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.8

86/100

・観たいなと思いながらものすごい後回しにしてたやつ
・SNS社会と有能過ぎる周りが生んだ化け物
・まともな事を言うスタッフは即クビ、開催まで1ヶ月を切った中で何のインフラも整備されてな
>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.7

78/100

・話の規模感がちょうどよかった
・各陣営回りくどいことし過ぎで「じゃあなんであのタイミングで何もしないの?」てなるのが多かった
・カッコつけたがりで何も説明してくれない無駄に主人公と追
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.2

90/100

・目が溶ける 無くなる
・夢を託すと言うとクソみたいに聞こえがいいが本人たちに全く自覚の無い洗脳
・本来の望みをあっさり手放して家族と共に夢を追う、ということがあまりにも無自覚で潜在的
>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.7

80/100

・何かのかけちがいで即険悪になりそうなのを窓開け係としてほぼ1人で何とかしていてヒリヒリする
・「リズと青い鳥」が邦画の中でもトップレベルに好きなので鎧塚さんが出てくるだけで号泣
・ブ
>>続きを読む

未知への飛行(1964年製作の映画)

4.4

93/100

・めちゃくちゃに面白い
・ありふれた不具合とルーティンが取り返しのつかない事態に発展していくさまが怖すぎ
・最悪の事態を起こさないための最善が最悪の展開になっていく
・劇伴が無いからこ
>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.3

92/100

・資本主義SFホラーしゅき~
・資本主義に組み込まれた瞬間自分の命すら娯楽と経済活動と搾取の対象になるグロさ
・富裕層による途上国の搾取を途上国側が経済のために容認する歪な構造
・パー
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.4

77/100

・連載を初回からリアルタイムで追っていた原作信者としての感想
・今のところは原作読んでればわざわざ劇場で観る必要は無いように思えた
・とある長い回想をあのタイミングに持ってきたアダプテ
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

88/100

・あくまで原爆を生んだオッペンハイマーその人に焦点を当てた映画
・冷戦に移り変わり水爆に反対したせいでアカ狩りにあう終盤の聴聞会&ストローズ公聴会パートがびっくりするくらい面白い、とい
>>続きを読む

ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.7

80/100

・ちょうどいい
・口移し系乗っ取り寄生型エイリアンは健康にいい
・ラストでわかるタイトルの意味

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.6

80/100

・目が 目が溶ける
・こんなの絶対に人間側のエゴなのにまんまと作り手が意図した泣きポイントで毎回泣いてしまう
・映画で人間が死ぬより犬が死ぬほうが100万倍悲しいということを再確認でき
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

94/100

・前作で出し惜しみしてた要素とキャラを詰め込んで英雄譚としてのカタルシスを否定する傑作
・観たかったやつ全部見せてくれて素直にエンタメしてる、急にどうしたの
・SF監督になる前の俺の好
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.1

92/100

・SF作家になる前のドゥニ監督の傑作
・麻薬戦争地獄めぐり傍観ツアー
・壁に埋まった死体に始まりあっさり行われる違法捜査、本気でどうでもいいと思われてる主人公と本当の主人公の復讐劇にヨ
>>続きを読む

ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.5

79/100

・機転を効かせてトラップを作るとかでもない、そもそも使えるものも知識もなくて釘付けになるしかないのが嫌な感じでリアル
・タイトルの出方100点
・価値観のあわない、顔のわからない相手と
>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.9

87/100

・勝手に分かりやすくコミカルな映画だと思っていた
・タイミングによっては死んでいた
・モラトリアムから抜け出せない
・全てを小馬鹿にして冷笑しないと生きていけない
・頑張ろうとしている
>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

78/100

・色んな意味で前作がパワフルすぎて自分の中では色々と霞んでしまった
・ソクト刑事が異動して他のメンツがいなくなってしまった
・真実の部屋、張り手、処刑BGM、打ち上げのノルマ達成で勝ち
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.6

60/100

・起きることが笑え無さすぎてすぎて逆に笑っちゃうタイプのやつ
・コメディとか言ってどうせいつものアリ・アスターのあの感じなんでしょって思ってた、そういう感じだった
・部分的に笑っちゃう
>>続きを読む

ホステル2(2007年製作の映画)

3.8

81/100

・金持ちの殺人秘密クラブ舞台裏
・ゴアが前作よりもクオリティ上がってて見応えある
・資本主義システムの中で生きてる以上はそこから逃げられないがシステムを利用すれば上に行くことができると
>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

89/100

・なんか前作よりも見やすかった
・ソクトが居ればなんとかなる、というのを実感できるマ・ドンソクのルックの説得力が相変わらず凄い
・コイツは絶対ぶちのめさなきゃならないという悪役の人でな
>>続きを読む