Annaさんの映画レビュー・感想・評価

Anna

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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

何故こんなにも非道な行いが正当化されていたのか。

一見端的な奴隷商人、監視員、農園主達が悪いと感じるが、"誰"ではない。
欲のままに人間を使い、暴力を振るう事を当たり前に認めてきた社会全体に非がある
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.3

ストーリーの展開がThe Menuだった。
資本主義に囚われた人間たちのなんたる哀れなものか、、。

少し不謹慎だけれど、億万長者を乗せた潜水艦が水圧で潰れてしまった事故を思い出した。

どんなに富や
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

1人だけど孤独じゃない、大自然がファーンをずっと包んでいるような。
キーでもあると思うけど、広角で映す夕暮れの空が本当に綺麗だった。
何にも縛られず、自由に生きながら自分自身のこれまでとこれからを見つ
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.3

間で3、4回違う映画だったかな?笑
①冒頭の研究室からダウンサイズするまで
②落ちぶれポール謎の長尺パーティシーン
③ノクランとの出会い
④カルトコロニー訪問

極端な設定の場合、世界観の作り込みとバ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

トーニャ本人は心からスケートを愛していて、果てしない努力をして掴んだ栄光なのに、何故こんなにもいとも簡単に他人にキャリアを妨害されなければいけないのか。

本人がタフすぎて、見ていて心が痛くなるという
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

このスマートな具合の悪さ、どこかで覚えがあるぞと思ったら、ヨルゴス・ランティモス作品だったのか。納得です。

オリビア・コールマンは冷徹な役がよく似合う。同じくヨルゴス映画のFavoriteでの気の狂
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

制作サイドとしても役者サイドも終始細かいところまで一切のブレ感や妥協が見えない完全に完成された作品。

構成やカメラ割りが緻密に組まれており、見ていて無駄がなく、稽古やリハーサルにどれだけの時間を費や
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

自分の家族が恥ずかしい、自分の名前が恥ずかしい、友達が恥ずかしい、自分自身の立場や存在に対して妥協できず手探りになる時期。

憧れの気持ちが先行して自分らしくない行動をしてみたり素直になれなかったり、
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.8

ザッカーバーグ氏を愛するベラ・スワンとセリーナ・ヴァンダーウッドセン笑


結局、時間は進むし、人は変わる。
でも人への気持ちはいつまでも変わらないもの。

こうゆう起承転結がはっきりしていない、見る
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

グランドブダペストホテルでは過去の回想と現在の行き来のみで、ストーリーも理解しやすいが、
今作は現実の劇の稽古場と劇中から、劇の中の世界までを行き来するので、どこからが架空でどこからが現実かしっかり見
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.7

カッコ良すぎるぜジャンゴ
あの早撃ちのマネできる様になりたい

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.7

映画の時間自体は少し長めでも、エリンは常に駆け回っているし、展開もどんどん進んでいくので全く長く感じなかった。

90〜00s作品特有の恋愛に奮闘するジュリア・ロバーツも大好きだけど、正義の為に仕事に
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

妻と娘の元を離れ、恋をした男性に走り、
その彼も失い、ストレス性の過食症に伴う重度の肥満で死が近づいているチャーリー。

かつて家族や恋人と過ごし輝いていた日々や、その頃の自分を忘られず、それと対象に
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.4

この子誰だっけって思いながら見てたら
ワンハリのヒッピーガールで、Poor thingsの人造人間2か!

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.7

振り返ったら至ってシンプルなのにこんなに気が付かないとは、、。
ママの涙に泣き泣き

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

1人でいればどこにでもいる年頃の素直な子供。
グループに所属して友達と一緒になると気が大きくなって、急に自分の言動の善悪がわからなくなるよね、わかる。
こんな悪いことしてるかっこいい!スタイルだ!って
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.2

ラジカセとバーンの弾き語りから始まり、
一曲ずつ次々と演者が増えてセットが組まれ、
終わる頃には客席まで全員が踊り歌い完成する。
The band in heaven~~

煽る様な流石のカメラワーク
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.7

It's not your fault...

才能を活かして生きる事が幸せか、
何でもない毎日を送ることが幸せか。
それは本人次第だけど、選択肢を得て自分自身で選べる事が一番の幸せだと思った。

バービー(2023年製作の映画)

3.8

冒頭のバービーランドの日常が地獄すぎる。

billieのWhat was I made forが美のロールモデルとして生み出されたバービーの複雑な心境を語っていて物語の根源であり全て。

同時にバー
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マイ・ルーム(1996年製作の映画)

3.9

脚本、映像化、音楽全部好きだった。

自分に厳しい母親と対照的な温情に溢れる叔母に対し、ハンクが少しずつ心を開いて無邪気になっていく姿が愛おしかい。
フォードで海に飛び込むシーンが最高。

みんながそ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

時をかけるゴースト、
置いてかれたのは自分の方だったという。。

ラウンドのかかった四角い画角の映像は、
自分もゴーストになって布の中からその景色を覗いているかの様にも感じた。
画の構成が作り込まれて
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

報復の為に殺す事が正義なのか。
戦死した仲間の為にまた人を殺す。
戦争はやり返しの連鎖で決して誰も報われる事はない。

クリスは望まないうちに自分を見失ったけれど、
自我を無くすくらいしなければ戦場で
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

大人たちはいつから"大人"になったのか。
一度社会の型に自分をはめ込んだら、その後はそう簡単に子供の頃の心に戻る事は出来ない。意固地になって少しずつ自分の気持ちも隠すようになる。

子供達は想像の何倍
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

社会、制度、憎悪、私利私欲に支配された、
人間達の何たる哀れな様か。

生まれたての無垢さを持つベラが人間社会に揉まれ、様々な感情を芽吹かせながら自分の存在意義を見つけていく。

誰かに利用される行為
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