やんすけさんの映画レビュー・感想・評価

やんすけ

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ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

2.8

観客を惹きつけるストーリーライン。実話ベースという事で、良い話を知る事が出来ました。時代背景の描き方なんかも良かったですね。

ただ…日本映画特有の過剰な演出と、お涙頂戴のベタベタな脚本がマイナスポイ
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.8

事件が大きな動きを見せない分、両親は生殺し状態で長い時間を過ごしいく…。その中で壊れていく人間の姿を、上手くフィルムに落とし込めています。ミステリーやサスペンスではなく、人間ドラマとして研ぎ澄まされた>>続きを読む

かくしごと(2024年製作の映画)

3.8

無理がある設定だなぁと思って観ていたが、主人公が破綻すると分かっていながらも子どもとの生活に固執したと捉えると…ゾッとする話に思える。喜び(子ども)と苦しみ(親の介護)が同時に訪れた同居生活におかしく>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.8

前章での伏線回収と世界の結末。テンションの凹凸が激しい独特な作風は、前章から変わらず。原作を読んでみたくなる作品で、劇場版も2〜3回と見直せば、また違った味わいや新たな発見がありそう。声優陣も作風にあ>>続きを読む

違国日記(2023年製作の映画)

3.5

原作未読。こじらせ叔母と思春期の姪っ子による同居生活を、時にはコミカルに、時にはシリアスに描いています。

ストーリーラインでは特に大きな事件が起こるわけでもなく、ちょっと変わった日常系作品の雰囲気。
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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

2.5

下高井戸シネマにて。見逃していた作品なのでスクリーンで観れてよかった。

数年前に公開された『はりぼて』で、地方議会の堕落っぷり&ズブズブの既得権益がクローズアップされたのに対して、今作は新しい風が旧
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.8

『走れメロス』のようなストーリーラインで、日本人が好む時代劇だと思う。構成や演出もシンプルだし、カメラワークも上手い(特に役者の表情の捉え方が素晴らしい)。肝心のキャスティングも丁寧な配役がされており>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.5

目黒シネマにて。名作の呼び声高い本作ですが…なるほど、これは凄い映画体験でした。隅々まで芸術性を感じさせるフィルムは、パステル調やゴチック調にと千差万別に移り変わります。まるで万華鏡を見ているかのよう>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.2

観賞後もしばらくモヤモヤ感が絡みつく傑作。教室という閉鎖空間の中で「共存」「競争」「成長」そして「堕落」と「腐敗」していく生徒たち。それに引きずられるようにおかしくなっていく大人たちの姿を、シンプルか>>続きを読む

トラペジウム(2024年製作の映画)

3.5

原作小説では主人公心理が文字で書かれている分、(良い意味で)もっとエグさがストレートに描かれていた印象。一方の劇場版も決して悪くはなく、己の都合のみで突っ走る主人公の行動原理を、キャラクター表情やセリ>>続きを読む

マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

1.5

大人のラブコメという事で期待したけど…つまらなかった(韓国映画の『ラブリセット』がめちゃ面白かったので、韓国ラブコメのハードルが自分の中で上がっていたのかもしれません)。

とにかく観ていて気持ち悪か
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劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

3.5

まさかの劇場版第3弾。今回も我らが甘利田先生はキレキレです。特に給食を食べる前の校歌でノリノリ♪からの、結局は敗北する姿は…見飽きないですw。

お話としてはゲストキャラである市長さんとの給食(食育)
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SINGULA(2023年製作の映画)

2.5

『truth』なんかもそうでしたが、堤監督はこういうインディーズっぽい作品の方が、規制や忖度に縛られずに自由なアイデアを発揮出来ますね。

で、作品内容はかなり実験的。三谷監督の『12人の〜』よりも、
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リバウンド(2023年製作の映画)

2.5

う〜ん…。どうなんだろう。

「作り話だけどリアリティ溢れる作品」と「嘘みたいなホントの話」のどちらが好みなのかな…と。

正直、映画としての本作はあまり面白い作品だとは思えなかった。サクセス・ストー
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正義の行方(2024年製作の映画)

4.5

ガツン!とくるドキュメンタリー作品でした。最初から最後までアクセル全開で緊張感が解けず、まるで極上のミステリー作品を観せられたかのような錯覚に陥る一本。

序盤こそは事件の真相を追うシンプルな展開も、
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

ノーラン監督作品にしては比較的分かりやすい構成(もちろん難解ですけど)。それでも事前に予習をしてから観に行くのが正解。初見ではなかなかにきつい。ノーラン作品ですからねぇ…。3時間超えの長編作品ですが、>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.8

ULTRA 4DXにて鑑賞。映画というよりアトラクションだった。

ストーリーが少しゴチャついてしまっているのと、「ゴジラ=善(正義)」が前提になっているので、大人目線では少しキツい。ただ「GWのエン
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成功したオタク(2021年製作の映画)

2.5

興味を惹きつけられる作品だったので期待したが、実際は中盤くらいからは睡魔との戦いだった。インタビューがメインのドキュメンタリー映画ですが、視点が限定されているので、すごく浅く感じる。かつ、言っているこ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.5

ショーン・コネリーが出演したインパクトが強いシリーズ第3弾。久しぶりに観ましたが、リーバー・フェニックスも出ていたんですね…。豪華やわ。

とにかく「蛇!虫!ミイラ!」のイメージが強い本シリーズですが
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あまろっく(2024年製作の映画)

2.5

丁寧かつ真面目に作られた映画でキャスティングも良く、会話劇のセリフ回しも上手かったです。オーソドックスな人間(家族)ドラマながらも「ぶっ飛んだ設定」で飽きさせないストーリーラインもGOOD。

ただし
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.5

大正浪漫のテイストに溢れていて、世界観は『さよなら絶望先生』と『サクラ大戦』の中間ぐらいのイメージ。「アクション作品」というよりは「冒険活劇」といった感じかな。ストーリー展開がとても早いでの、キャラや>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.8

シリーズ第二弾で、今作もスピルバーグ監督のアイデアてんこ盛りのアクション作品に仕上がっています。また助手役に子供を設定することで、より幅広い世代に受け入れやすい冒険活劇になっていますね。ただしシリーズ>>続きを読む

ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

4.0

ラブコメ作品ですが、恋愛部分よりコメディ要素の方がかなり強め(シーンによってはコントに近い場面も)。デートムービーにおすすめですが、単純にコメディ作品としての完成度が高くて、誰もが楽しめる一本に仕上が>>続きを読む

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.2

子供のころにレンタルビデオ(DVDではなくてVHS)や金曜ロードショーで観ました。インディ博士シリーズといば…「蛇!虫!ミイラ!」の三点セットw。わくわくアドベンチャー作品ですが、デートには向かないシ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

こういう重厚なSF作品で高評って意外と少ない。

監督独特の音の使い方は今作でも極まっている感じ。音で言えば『デューン』でなくて『デュュ〜〜ンン』ですw。なのでIMAXやDolbyなどの音響施設の良い
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

クライム・サスペンス作品として楽しめる内容。真相部分はミステリー要素も少しあって、ひねりが効いていた。ただあくまでメインはクライム(犯罪)部分。少年たちの犯罪に至る動機や背景を骨太に描いているのが良い>>続きを読む

雨降って、ジ・エンド。(2020年製作の映画)

3.8

女子目線で自己嫌悪とカミングアウトをしたら、とんでもないカウンターを受けた話。結末とラストシーンは、じんわりと刺さるモノがあった。良い意味でインディーズ感に溢れた良作。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

原作未読の予備知なしで鑑賞。クセのあるキャラクターデザインは味があって好み(イケメン&美少女ばかりの日本アニメ映画には辟易してたのので)。

ただ独特な世界観ながらも、どこか既視感を感じる作品。『フリ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

早稲田松竹にて。キューブリック作品の中でも比較的観やすい印象。ブラックユーモアですが、キューバ危機とか実際に体験した世代からすれば笑えない内容かも。またネットでいろんな考察サイトがあるので、あさってみ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.6

メンタル障害を扱っている作品だが、重くならないあっさりとした味付けで主人公たちの日常を描いてます。感動ドラマやラブストーリーなんかを期待すると、肩透かしを食らうと思います(デートムービーとかには向かな>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.0

単純にコメディ・ドラマとして面白かった。実話ベースらしいけど、実際の出来事との違いとかには…個人的にはあまり興味ない。「金持ち=悪」で「庶民=正義」という単純構造で作られる逆転ストーリーと、オーソドッ>>続きを読む

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.5

日本人はホントに忠臣蔵が大好きですね。意外と忠臣蔵を扱った作品は変化球モノも多いですが、今作は吉良側の入れ替わりをメインのネタにしたコメディ作品。ストーリーも工夫されているしテンポも良く、キャスティン>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

深読みが必要となるドラマ作品。物語自体(事件の経緯)はシンプルだし、結末を含めて味気ない作品にも感じる。評価は分かれると思うけど、言葉に出来ない人間の根っ子の部分を、役者の表情やセリフの間の取り方など>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

まず面白い作品である事は間違いないです。都合の良いシーン(特に銃撃戦)も散見されるけど、映画としてのエンタメ性はしっかり確保されていると思うし、シンプルで万人受けしそうなストーリーも良い(特に義理人情>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

2.5

う〜ん、ハングル語&韓国の大衆文化がネイティブレベルで分からないと厳しいかな。もちろん韓国国内がメインマーケットだろうし、海外向けに作ってはいないはずなので、会話劇パートのコメディ部分は・・・ほぼ笑え>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.7

予備知識ゼロで観ました(オリジナル版がある事も後で知りました)。もっとポップなガールズムービーだと思っていたら、全然違った。

時系列のシャッフルが多少ありますが、基本的には幼少期(出会い)から大人を
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