しょしょしょさんの映画レビュー・感想・評価

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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.9

何かすごい事件が起きそうで起きなかった。ミュージカルとしては最高だし音ハメ好きすぎる。魔法は絶対という傲慢さが徐々に歪んだ家族を作ってしまった。幸せな家族が1番の魔法だね。
家族紹介の曲覚えたいけど難
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

壮大すぎて人生。といいつつアメリカくらい壮大さがないと本当の刺さり方はしないのかもなぁ。日本にこの感覚はない気もする。

2021.156

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.9

それはお節介ですか?優しさですか?
紙一重だけど心を揺るがす人柄がある。
常連しか来ないカフェ最高。きっとコーヒーが美味い訳でもなくて、料理のメニューが特別言い訳ではないんだけど、何故か行きたくなる緩
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オアシス(2002年製作の映画)

4.2

愛は多様性であり普遍的です。
求め求められ求め合う、純粋だから愛は愛なんです。砂漠にあるオアシスだって求める人がいるからこそオアシスなんです。

2021.154

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.1

池脇千鶴好きです!!!

高齢化社会で時間をもてあましてるおばあちゃんおじいちゃんが勿体ない。両親が共働きで家に帰っても1人の子供と上手くマッチングさせる事業を始めたいくらい。学童保育みたいな感じでお
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.3

最後の数秒がどの映画よりゾッとした。
全体的に暗くどんよりしてるのにポン・ジュノ節でコメディチックが要所要所に。
風刺ってこういうことを言うのかね。

韓国警察はやっぱり無能でした。

2021.15
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.6

このオタク感がたまらない。スティーヴ・ブシェミのオタクぶりも共感しかないし、スカヨハとソーラ・バーチの二人の世界感、2人にしか分からない空気感がたまらなくいい。バス停で待ってるおじいちゃんがこの作品の>>続きを読む

さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.0

カッケェ奴とか憧れの奴っていっつも先を行くよな。そういう奴らには絶対追いつけないって分かってるけど分かりたくないし少しでも近ずきたいからひたすら走る。

芸人のさらば青春の光はまさにこの映画から貰った
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.3

恐ろしく不気味で、理解の範囲を超えてきた。本物の殺人は理由なんていらない、そこには快楽も無ければ動機もない。
ただ狂気だけが後味。

2021.149

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.6

これは先にジャックタチの映画を観ておくべきだったかな〜。
ジャックタチの雰囲気が分からないまま観てしまったばっかりに、レイトン教授にしか思えず、、、。背景が動かないアニメだとこういう感じになるってのに
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青い春(2001年製作の映画)

4.3

学校っていう狭い世界があの頃の全てで、そんな閉塞感の中、もがいてなにか価値を見出そうとするけど凄い事なんていつまで待っても起きなくて。そのくせ若さが自分が世界の中心という気にさせる。
不器用な不良ども
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

今からプロになる事は出来ないけど、始めることは出来る。なのに大抵の場合は、最終地点だけが飛躍して極端な目標を勝手に設定してしまい、最初の1歩を踏み出す事、背中を押してあげる事すら出来ない。何かに託けて>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

食べ物の写し方と配色。食欲を削ぐ色彩と家庭、生活、食べ物、全て無機質に見えていたのに、いつの間にか無機質なものの方が美味しそうに見えてきた?
愛や幸せどころか生活すらその家にはないような雰囲気にさせる
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ロボッツ(2005年製作の映画)

3.0

このビジュアル懐かしいいいと思って観てみた、けどこんな内容だったかな笑
今観ると意外にも色んな映画のオマージュが入っててなかなか楽しめた笑

wikiによると日本語公開版は環境省推奨映画だってww
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.1

何も求めなかったら何も失わないのかもしれないけどさ、それだったら失った時でもキザにカッコつけて別れられるくらいの関係にありたい。

奇跡は毎回起こってたら奇跡じゃない。って言うけど奇跡を点だけで考えた
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.4

ディズニープラスさん、猿の惑星出してくれるのは大変嬉しいんだけど、どうせ出すなら頑張ってシリーズ全部出してよ笑

人間が持つ人間至上主義は無くならないだろうな。人間が誕生した日から世界のヒエラルキーの
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.4

前作の衝撃が凄まじかっただけに、2はどうしても見劣りしてしまう。
人間と猿以外の存在が必要だったかどうかは分からないが、最後はあっさりと凄い終わり方をしてしまった。
うん。やっぱり人間と猿だけで良かっ
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.6

これはすごい、まず特殊メイクが凄い。映像効果はどんどん綺麗になり違和感が無くなっていくが、このリアルさは映像効果には出せないだろう。
次にロケ地が凄い。本当にどこかの惑星で撮影したかのような異世界感。
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グロリア(1980年製作の映画)

3.8

ギャング映画では紅一点、もしくは男を破滅へ導く魅惑の存在であったはずの女性が、今作では拳銃を握り反撃するんだから面白い。気弱な少年を守りつつギャング相手に銃弾が飛び交うタフなアクションをみせるグロリア>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

4.0

主人公はフェリーニの分身、これはフェリーニの自伝的な映画。自伝と言っでも映画製作に関しての迷いや葛藤、不完全で未完成を映像化したような即興と直感だけで成り立つ構成に感じる。細分化したら訳の分からぬエピ>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.1

大道芸人に買われるジェルソミーナと娘を売らなければならない家族の事情などに、戦後のイタリアの貧困がチラつく。ただ今作においてそれはあくまで背景でしかない。旅が進むにつれステレオタイプの夫婦らしき関係に>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.0

男はいつも誰だって美人と寝たいだけ。を体現したような下心丸出しのくせに、ストレートな物言いと小洒落た言葉使いのせいで憎めないダメ男。事件が起こりまくってるのに全く気にしない能天気加減。観客に向かって話>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

分かったようで分からぬまま。遠くから見る雲は綺麗なのに、近くへ行くと霞むだけ。ついさっきまで見てたはずの夢を結局なんだったんだろうとぼんやりとしか思い出せない。
なんだかそんな感じ。

黒木華がこれ以
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PicNic(1996年製作の映画)

3.8

確かに自分が死んだら世界は本当に無くなるのかもしれないな。
無くなってもいい世界は、案外自分次第でどうにでもなるのかもしれない。
でも。今の世界が無くなったあとの世界が、今の世界よりもいい世界じゃない
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.9

自分が死んだ後に誰かが幸せなのも、誰かを殺した後に自分が不幸なのも嫌だ。
死にてぇより殺してぇより、燃えねえかな東京。もうちょっと人生上手くやりたかった。そう思う事なんて数え切れないほどあるよ。なんで
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.6

幼少期イェスンがド可愛いってのが感想の8割りくらいを占めてて、無理に明るくコメディな感じとのシリアス感動パートの落差で揺さぶるお涙頂戴感が全面に押し出されたストーリーが好みじゃなかった。奇跡と呼ぶには>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.6

家族ってある種の国家だと思う。出国するまではその国の法律に従わなければならず、法律を犯せば罰がある。それ故にうちは“うちよそはよそ”が成り立ち鎖国状態に陥りやすくなる。自国にどんな法典を立て、どう国家>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

Part1、2、3と三部作で映画化して、もっと丁寧に掘り下げてほしいくらい年代によって違う顔を魅せる家族。
オープニングの出演者名が昭和映画のあの感じ!縦書きの横並びたまらねぇな。オープニングに盃のタ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

こういうドスの効いた作品を我々は求めていた。血なまぐささと昭和のど真ん中、fuckコンプライアンス。容赦ないバイオレンスや壮絶なシーンが痺れる。
視点が警察の捜査ドラマな事により、暴力映画と一言でまと
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

ヤクザとか暴力団、反社なんてのもよく耳にするけど、それは世間がそう呼んでる通称みたいな感じで。三上(役所広司)の時代、まぁいわゆる全盛期とでもいうんですかね(知らんけど)彼らはヤクザでも反社でもなく、>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.1

実際にあった噓に基づく なんてテロップから始まり、中国人は大爆笑??のコメディ要素あり。

見終わった後、面白かったで終わらずにあからさまに問いかける。自分の家族ならどうするだろう。優しいからこそを嘘
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エレファント(2003年製作の映画)

4.7

まずこのパッケージね、まさかこのシーンを切り取ってるとは思わなかった。
これぞ群像劇のあるべき姿、誰もが主人公でそれぞれのストーリーを進んでる。
終盤の展開ですら何気ない生徒の1日。ただ、いつもと少し
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

愛してるって沢山伝えられるように。


2021.126
(1,000Mark記録)

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

愛ってそういうもんなんだよ。
幸せになりたいって言っているうちは幸せになれない。でもそんな綺麗事の愛はそこら辺に転がってないし、自分はこんなに思いを寄せているのに大抵なんも考えてないような奴が全部かっ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.6

自分を許せなくなった状況なら、迂闊にも誰かを求めてしまう情けない感情に身を任せて優しさを求めてもいいんじゃないかな。夜に凍えぬように。

逃げ出したって無駄なのは分かってるけど。だからって終わらせてし
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

オープニングアクションが紳士さに欠ける。前作の、紳士の上品さ× スパイの相性が良かっただけに、今作は全体的に上品さが足りなかったかな。
あと、行き過ぎたハイテクはロマンがない。スパイグッズは誰でも持っ
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