バッキー大坂さんの映画レビュー・感想・評価

バッキー大坂

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

賛否別れるのはわからんでもないけど、こんなに尖がったジョージ•ミラーのSAGAが爆誕したってことに乾杯。

そして、相変わらず延々に砂漠を爆走しつつ、アイデア満載のザコキャラ破滅シーンが展開するだけで
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

あの1976年制作の「オーメン」の前日譚!半世紀近く前の映画のさらに前の話かーい。ってことで、当時のオカルトホラーの雰囲気と1970年のローマの風景が楽しめるだけでも満足。70年代ホラー好きは必見です>>続きを読む

ブルーサンダー(1983年製作の映画)

4.0

えっ?おもしろいじゃん!監督ジョン・バタム×脚本ダン・オバノンという80年代に乗りに乗った絶好調のコンビが産んだ隠れた名作。

主演はジョーズのロイ・シャイダー、好敵手になるのが時計じかけのマルコム・
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

「ライブなんてわざわざ行って楽しいの?」って思ってる人が見たら、ガラッと概念が変わるんじゃないかな。

トーキング・ヘッズを知らなくっても、音楽にそんなに興味がなくっても、これ観たらめちゃくちゃ興奮す
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

一言でまとめると、村上春樹の小説の世界観でお酒のCMを作ったような映画。世の中のおじさんたちが刺さる要素がいっぱい詰まってる笑。

でもそれだけじゃない。

観てるだけで、なんでもない日常がめちゃくち
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

確かに戦闘シーンは凄かった!

しかし巨匠リドリー・スコット監督とはいえ、伝記をそのまま映像化したような展開はとにかく退屈。。。キャラの個性が見えなくて残念だった。

ちょっと違うかもだけど、似たよう
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

#立川シネマシティ の極音上映で鑑賞。

戦後の日本にゴジラが上陸っていう設定だけで勝ちなんだけど、評判通りめちゃくちゃ面白かった!

前半はキャラクターに全然感情移入しづらかったものの、最後はしっか
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(2023年製作の映画)

4.5

話が全然思った方向に行かずモヤモヤ。超期待外れだったのに超面白かった。やっぱ、たけしは天才だわ。

狂った果実(1956年製作の映画)

3.0

時代背景や設定はよかったものの、ストーリーは「んなわけ」。とはいえ、当時はこれがどれだけセンセーショナルだったかは、肌感でヒシヒシと伝わってくる。

姉妹作「太陽の季節」とは、だいぶ違う印象の太陽族ム
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青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

4.0

ザ・青春!昭和の田舎の高校生!って感じで大好きな映画。大林監督作品で一番好きかも。

この映画、何がいいって嫌なことが一切起こらないのがすごくいいんだよね。

キングダム(1994年製作の映画)

4.5

当時、リアルタイムでハマってたから、ホント待ちに待った再見!1994年かぁ。そんな前だったんだぁ。。。

センスあるんだか、ないんだかわからんブラックユーモアが満載!ビミョーな人間ドラマにオカルト要素
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ダークグラス(2021年製作の映画)

5.0

いやぁ、この人って70年代からまったく進化してないのね。

お約束のビジュアルショックに満載のツッコミどころ。

キャリア初期から一切ブレずに撮りたいモノをあるがままに撮るアルジェント。最高過ぎぎるぜ
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.0

TOHOシネマズ新宿のIMAXレーザーで鑑賞。

過去のアーカイブ映像がIMAXの大画面に耐えうるのかと疑問だったけど、どっこい制作側が意図する没入体験にまんまとハマりました。これはヤバい。IMAXの
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

#立川シネマシティ #極音上映 #AKIRA すごかった!

「シン・ゴジラ」も「ボヘミアン・ラプソディー」も「ブルースブラザーズ」も「時計じかけのオレンジ」も「戦場のメリークリスマス」も「バビロン」
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

予告編で何度か目にしていて気になっていた作品。予告編のイメージとはかなり異なっていて、いい意味で裏切られました。

舞台となる映画館をはじめ、ロケーションが素晴らしい。これは予告編でもわかっていたけど
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

前作ストレンジャー・ザン・パラダイスとは、また違った可笑しみ満載の傑作。

トム・ウェイツの曲とともに街並みを流すオープニングからセンスが感じられるし、話も普通におもしろい。

ちょっと変な話って、や
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.8

恵比寿ガーデンシネマのジャームッシュ特集で改めて鑑賞。

モノクロのスタイリッシュさと、それに反して淡々と進む泥くさい展開。ストパラやダウンバイローとは、また全然違ったものすごーく変な話。

それでも
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バビロン(2021年製作の映画)

4.7

#立川シネマシティ の #極上音響上映 で #デイミアンチャゼル監督脚本 の #バビロン 鑑賞。

めちゃくちゃパンチのあるスゴい映画!!!

冒頭から超クセのある描写がガンガン炸裂。観る側に「付いて
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

13年も経って今さら感が否めない続編。

しかもキャラに愛着もなく、スルーかと思いきや評判の高さに最高の環境で観ようと池袋シネマサンシャインのIMAXレーザーGTの3D上映で鑑賞。

1作目もIMAX
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

老いや介護などをテーマにした映画は数あれど、意識が混濁しかけた本人の目線で展開する本作は噂どおり衝撃的。

サスペンススリラーのような展開でストーリーが進み、最初は「演出にやり過ぎ感があるのでは?」と
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.5

大好きな #キューブリック 映画の中で恐らく最も認知度が低いであろう #バリーリンドン を #国立映画アーカイブ で鑑賞。

わずか13本しか残さず世を去ったキューブリック。そんな少ない作品の中で し
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

「君の名は」「天気の子」があったからこそできたと思わせてくれる集大成的な作品。すごくおもしろかった。

監督がテーマにしたいもの、表現したいもの、そういったものの現段階の集大成だなっていう感じがひしひ
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

4.0

タイトルどおり四季折々の風景、食材、味や匂いまで伝わってくるような歳時記モノ。

長野の山間部の古民家に住む作家のキャラに年相応の等身大のジュリーがまさにハマり役。というわけで、今のジュリーの魅力を堪
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

デッド・プールの監督らしいとぼけた味のサスペンスアクション。

とにかくブラピと真田広之がめちゃくちゃかっこいい。他のキャラもクセがあってろくでもなくてサイコー。

なんちゃって日本もキル・ビルっぽく
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

数日前から急に気になって劇場に足を運びました。好きを貫くって大事だなって、改めて思った。それって本当は当たり前のことなんだけどさ。

ちなみにこの映画、さかなクン役をのんが演じてて、このキャスティング
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.0

「残酷無慈悲な食人エンターテインメント」とあるが、まさにそのもの。ストーリーがしっかりありながらも「えっ?」っていうような、目の前でこれから何が起こるかわからない恐怖感もちゃんと楽しめる。まさにエンタ>>続きを読む

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.0

金ローでの拝聴です。スミマセン。。。
初めて観たけど、イメージに反して歴史が絡んで重い設定なんですね。

それなりに楽しめたけど、あのラスト。。。
劇場で観て、あのラストで放り出されるのは勘弁してほし
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.0

この当時コレ系のサイコサスペンス、けっこう多かったなぁという感じの一作。よくできてはいるけど、ちょっと地味だよね。。。

でも、当時のジョニー・デップ超絶かっこいいのでファンはそれだけでも観る価値ある
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ゴア・ゴア・ガールズ(1971年製作の映画)

3.5

みんなでギャーギャー騒ぎながら観ました。

久しぶりに観たら、主役のアイツがめっちゃウザいキャラで、やり取りや価値観も昭和感満載(洋画だけど)。

とはいえ、明らかに作り物にもかかわらず、あんなにグロ
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

絶対にこんな目に遭いたくないって思って、とても映画館で観る気になれなかった作品。

この設定って、ある意味ホラーだから『ミッドサマー』観てる時と同じ感覚。とはいえ、一体どうなるかと最後まで惹き込まれて
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

ムーラン・ルージュやロミオ+ジュリエットのバズ・ラーマン監督の描いたプレスリー。

大佐と呼ばれる悪妙高きマネージャーをトム・ハンクスが怪演しつつ悪目立ちしていたものの、全編通してハイテンションでエモ
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モテキ(2011年製作の映画)

5.0

テレビ版もサイコーだったけど、劇場版もバッチリ魅せてくれました!

大根監督の言っていた長澤まさみ最強説が、手放しで賛同できるし、その他ヒロインにリリーさんらの立ちまくってるキャラもヤバいし、選曲と曲
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

これぞ待望の続編!

トニー・スコット亡き後でも、彼の意志を継ぎつつ往年のファンも確実に納得できる作品に仕上がっていたと思います。

ファンのツボをしっかり捉えているという意味では、スターウォーズのエ
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

4.7

ヴィスコンティの没落貴族モノに近い匂いを感じて、予告編を観て飛び付いた作品。

当時の情景を目の当たりにできるだけで充分かと思いきや、全編を通して映像の美しさに圧倒されっぱなしの104分だった。

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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

2.5

半世紀前の映画だから仕方ないのかもしれないけど、ど昭和なキャラ設定がなかなかキツい。主役から脇役まで誰にも共感しづらい。そして、意図的にハイライトになるであろう場面がしっかり描かれていない作りにガッカ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.7

予告編でビビッと来て劇場で鑑賞。

広瀬すず、横浜流星、松坂桃李、この3人がいずれも「ここまでやるか」という演技で強烈な爪痕を残す。ただ、いろいろな側面から、かなりセンシティブな話なので、ガサツな輩に
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