rurさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

愛しい人が眠るまで(1991年製作の映画)

2.5

幽霊となって恋人の元に現れる……<ここから記憶間違い>けど恋人には最後まで幽霊が見えない! したがって何もドラマは起らない!</たぶんここまで> 新たな恋人と楽しそうな人生を送る元恋人を眺めるだけのア>>続きを読む

愛と死の間で(1991年製作の映画)

3.8

転生により、前世の死の真相が暴かれ、現世でも救われるという、アメリカではあんまり無いんじゃないかというような日本の漫画みたいな話。
おおむね地味というか印象に残らないんだけど、真相解明部の「そっちかよ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

原作の「刑務所のリタ・ヘイワース」が大好きだったから見た! キャスティングに不満があったんだけど(ティムロビンスよりシャープな印象のメガネインテリな人に演じて欲しかった)実に忠実な映像化に驚いた。ラス>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.5

劇場で。予告も何も見ないで見た。

悪夢の話。途中で観客が悪夢だと思っていたほうが現実で、現実だと思っていた方が悪夢だと気付く一瞬がすべて。氷漬けのバスタブという異常さに、ホラー映画のようなショッキン
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プルガサリ 伝説の大怪獣(1985年製作の映画)

1.0

劇場で。

うっかり見てしまった。後悔した。着ぐるみ感丸出し、かつ、鬱映画。誰も幸せにならなかった…

もう怪獣映画ファンの口コミは信じない!

上海グランド(1996年製作の映画)

4.0

大陸の映画は容赦ない展開するなー、と感心した(けど、ひところの角川映画もこんなんだったかもしれない) W主役で、ヤクザとして恵まれた状況にいるアンディ・ラウと彼にずっと仕えるレスリー・チャンの物語。レ>>続きを読む

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

3.8

「僕の人生は宇宙から戻れなかったライカ犬に比べればマシ」と自らに呟く少年イングマルの物語。ボーイッシュな少女サガの美しさが鮮烈な印象を残す作品なんだけど、人生は素晴らしくもなければパッとするような出来>>続きを読む

汚れなき瞳の中に(1988年製作の映画)

2.5

劇場で。

印象に残らない映画だけど、ルーカス・ハースの耳は印象に残ってる…

ハード・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.8

劇場で。

最初はあれ? またこんな映画見ちゃった…ってほど残念感あふれる頭悪い底辺犯罪者たちの話で、なんで映画ってこんなんばかりかなー、普通な人の普通な話はないのか…とイヤイヤ見てたんだけど、後半の
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沙耶のいる透視図(1986年製作の映画)

3.2

飛び降り自殺する男と目が合うところから始まって、目が合うところで終わる話。
アングラなビニ本で取り締まりから逃げながら作り続けるカメラマンと編集者?、というエキセントリックな背景にミステリアスな女性(
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木曜組曲(2001年製作の映画)

4.0

実に原作に忠実な映画で、しかしラストには捻りがあって原作と違えていて、とても気が利いた佳品。小物がオシャレでご飯がおいしそう。箱庭感のある密室劇。原作ファンなら、是非。

害虫(2002年製作の映画)

3.5

宮崎あおい目当てで見たけど塩田監督だったのか…。この二人にしては普通かな、というか。普通に生活を送っているだけなのに、見合わないほどの悪意を持たれることもある、という話。

月光の囁き(1999年製作の映画)

4.1

普通の爽やか美男美女の男女交際かと思いきや、マゾ傾向のある男子に引きずられて女子までおかしくなる話。関係がどうしようもなくこじれてしまっても離れられないぐだぐださ、もはや愛なのか憎悪に変質してしまった>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.6

やっぱり尾野さん目当てで見に行きました。期待していたのは事故そのものの描写だったんだけど、焦点は新聞記者の葛藤にあてられてて、思っていたのと方向性が違う映画でちょっとフラストレーション。
現場を「見た
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ギプス(2000年製作の映画)

2.0

塩田監督で、尾野真千子さん主演で、百合もの。すごく楽しみにしてていったら、これは…つまらなかったです…。なんだろう何が悪かったのか分からないけど塩野監督は男の子映画のほうが多分面白いんだろうなと思いま>>続きを読む

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.6

チョイ役の尾野さん目当てで劇場に行きました。時間がべらぼうに長くて値段も高かったので多少びびりつつ行ったけど、長さの割に、まったく喋らない宮崎兄妹の割に、ほぼ白黒映画だった割に、飽きずに最後まで楽しめ>>続きを読む

萌の朱雀(1997年製作の映画)

4.0

吉野村の想像以上の自然美と、尾野真千子という女優の誕生に4点。話はわかりにくい…というか説明的なところがまるでないけど類推で埋めるだけの手がかりだけはちゃんとあって、言葉が少なくて頭を使う、エンタメ系>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.0

絵と歌がとても良かった。
かぐや姫の求婚エピソードを冷酷さではなく無垢さゆえと定義したら、どうしても軽率にしか見えないのは否めなく。おじいさんの悪意なき善意が、まさに地獄への道は善意という名前の煉瓦で
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パップス(1999年製作の映画)

3.0

映画館で見てたら突然フィルムが燃えて上映が中断した思い出。最初効果かと思ったら画面が白くなっちゃったまま何も映らなくなっちゃったという。しばらく休憩になりました。
映画そのものはありがち若者でたとこま
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蝶と花(1985年製作の映画)

4.0

タイ映画。うすぎたない少年フーヤンが、米の密輸に手を染めて羽振りが良くなるんだけど着ているものがジージャンにジーパン。それなのにむちゃくちゃカッコよく見えるというタイファンタジー。列車にただ乗りするた>>続きを読む

どこまでもいこう(1999年製作の映画)

5.0

劇場で。扇町ミュージアムスクエアとか、劇団リリパット・アーミーの『スプーンに天使何匹乗っかるか』以来! というかその2回しか行ったことありません。観客は、少なかった。

月刊シナリオをパラパラ立ち読み
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パッション・ベアトリス(1987年製作の映画)

3.9

中世を舞台にしたファンタジーに夢を持つ人が見たら、夢を砕かれる映画。美男美女が薄汚い城で暮らし手づかみで肉を食いちぎるそんなリアルな時代考証で14世紀の史実に基づく陰鬱な父殺しの魔女の物語が展開する。>>続きを読む

スイート・スイート・ゴースト(2000年製作の映画)

3.5

ストーリーの大半はけっこうどうでもよくて、最初の幽霊探しのペテンが途中で暴かれるんだけど、登場人物はそのことをしらなくて最後の幽霊探しで、どうしようもない気分になりました。
エンディングの小島真由美が
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藁の楯(2013年製作の映画)

4.0

松島奈々子の使い方に4点出せる。お客さん扱いのキャストがいないドラマは面白い。結末はどんでん返しを期待させてのスカし技が不発でがんばれと思いました。

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

3.9

バカ映画。暴力描写はちょっとキツかった。前半の頭痛がするほどバカだらけでヤクザの世界に飛び込む元警官(主人公がまだ警官のつもりなのは、上司に普通に騙されてると思う…)のナナメ上な行動にどん引くやら笑う>>続きを読む

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

神戸が舞台って書いてあったんで、神戸在住だったんで、見に行ったんですよ。映画館にはロケ地マップとかがポスターになってたし。騙されました。ロケ地は確かに神戸でしたが、舞台は神戸じゃありませんでした横浜?>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

都合の良い設定すべてに理由がある(ような気がして強引に誤魔化された気もする)箱庭的映画。映画のなかにすべての因果があって、明かされる。何故主人公が主人公たりえるのか。何故子供たちがさらわれるのか。協力>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

退屈せずに最後まで見れた。映画見てから原作読んだら、映画では可哀想になっていた子が原作では生き残っていて、良かったな、と思いました。

前半部分と後半部分はまるで違う映画。前半は知能犯でこんな教師がい
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の記憶保持期限と同じ程度の長さでシーンが細切れにさかのぼっていく映画。ふいに戻るので最初は頭がついていかずに混乱する。そのうちにだんだん主人公の10分しか保持できない記憶が体感できるようになって>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

展開はシュールでサスペンスなんだけど、かなり早い段階で観客には、任期3年ではなく耐用年数3年の無数のサム・ベルがいることが理解できる。
クローン同士の破滅的な相克になるのかと一瞬思わせるシーンはあるも
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バロン(1989年製作の映画)

5.0

劇場で。劇場で! 見た! 見れてラッキーだった! 大好き!

ばっかばかしい話でそこが好き。月に行ったり帰ってきたりするところが特に好き!



たしか新聞会館で見たはず‥

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の墜落する飛行機の意味が全て理解できる、冒頭へと回帰するラストシーンにすべてを持ってかれました。
現在と過去の物語がとりとめなく交差して、最初は混乱した。

身も蓋もない書き方すると、ただの無責任
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