ばきちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

ばきちゃん

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正欲(2023年製作の映画)

3.3

一般的でない嗜好をもつためにこの世界に生きづらさを感じるもの同士、社会的な信用とお互いの心の安定のため、契約を結ぶ。ネット社会ならではの、問題も孕みつつ、人はつながっていく。原作も読んではいないので、>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.0

数学に夢中で「普通」が何かわからない塾講師と恋を知らない生徒の可愛い恋物語。ムキになる表情が可愛い清原果耶、飄々とした感じが魅力的な成田陵、憧れの教育者が小泉孝太郎なのはどうかと思うけど、わかりやすく>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.0

切ない!切なすぎる。胸が騒いで、ズーンと重くなって、いつまでも剣心と巴の面影が頭から消えてくれない。人斬り抜刀斎誕生から刀を置くまでの物語だが、剣心と巴のラブストーリーがメインで、多くを語らない静謐な>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.8

今回も死闘死闘の連続。剣心のかつての妻巴の弟縁(えにし)の復讐劇が主な物語。演出なのか?前回作から何年か時が経ったせいか?剣心の無垢な感じが薄れた印象を受けた。終始俯き猫背半眼の剣心の表情が暗い。自分>>続きを読む

るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.6

何といっても今回の見どころは、藤原竜也。利用するだけ利用して、最後は自分を殺して焼こうとした恨み募る新政府を倒して、日本の覇王を目指す男。利害関係で結びついた集団を率いて、軍艦で東京を目指す。前回の最>>続きを読む

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.8

わお!そこで終わるの?思わず声が出た。謎の男登場、その顔が映し出されて、エンド。配信で見てるからすぐに続き見れるけど、 劇場で見た方々はどうしたんでしょう。続編待ちきれなかったのでは?と想像するくらい>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.7

二度めの鑑賞。とても暗い映画という印象があって、テレビ放送を録画したものの、なかなか見る気になれなかった。が、再度の鑑賞で、映画の印象がかなり変わった。むしろ、希望に満ちた映画に思えた。象徴的な親子が>>続きを読む

るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.9

主人公の緋村剣心役の佐藤健の佇まいがとてもよかった。原作の漫画は見たことがないけれど、主役の剣心の絵は知っている。テレビアニメは少し見たかも、、ジュディマリの主題歌は記憶にある、という程度の知識で見た>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!わたしの中では、パニック映画の金字塔だ。
何より、ゴジラがとにかくかっこいい。あらゆる場面で、迫力があって、ドキドキさせられた。ゴジラはなぜ海から現れて、東京湾にやってくる?
ゴジラは何を
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.1

水墨画の極意?みたいなもの、初めて知った。映画の中で登場する、数々の作品が、素晴らしいのか?凡作なのか?全くわからないけど、墨だけであれほどの表現できるって、すごい世界だなぁと、そこは感動した。家族を>>続きを読む

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

2.8

政治家の利権がらみの公共事業。おともだち優遇政治。現実社会でもあったね。それにより、人生を狂わされる市井の人びと。
ただ、この映画の中でも、それさえ、私利私欲だから、あまり同情できないなぁ。
社会派映
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耳をすませば(2022年製作の映画)

3.2

なるほど、こんな感じになるのね?と
したり顔で言いたくなるような、意外性は全くない映画。主人公の二人、月島雫は物語を書き、文学賞に応募しながら、児童文学の編集者として夢を追いかけてるが、どっちもあまり
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TANG タング(2022年製作の映画)

2.9

人型ロボットがあちこちで働き、ドローンが飛び回る近未来が舞台。二宮和也演じる主人公は過去の傷から立ち直れずゲームに逃げ込む研修医で、満島ひかり演じる弁護士の妻との間もうまく行ってない。そんな主人公が自>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.9

平野啓一郎の本は好きでよく読むのでこの映画も前から見たいと思っていて、ようやく鑑賞しました。聡明な(私はそう思ってますが)作者の原作らしく、示唆に富む映画でした。戸籍とか、出自とか、大事なことかもしれ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.8

杉咲花の凄さを見せつけられた作品。可愛らしいし、健気で、しぶとく、淫ら。いろんな賞を獲ってるのが納得の演技力。若葉竜也も良いねぇ、彼の醸し出す危うい感じが魅力的。普通に生きていきたいだけなのに、思うに>>続きを読む

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.6

岡田将生目当てで見た作品。ほんわかした内容かと思いきや、ちょっとゾワッ、ドキッとするところもあったけど、概ねほのぼのファンタジー。そもそも、現実離れした奇跡のお話なんだけど、辻褄合わせは上手くいってな>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.2

なんか、呆気に取られた。狐に摘まれたというか?どういうこと??みんな、手の上で転がされてたのかしら?

どこまでが現実で、どこまでがフィクションなのか?妻の反撃に踊らされる夫。ついに白状してしまい、復
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ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.0

ほのぼのしたハッピーエンドを見たいと思って選んだ映画だったが、、少し期待外れかな。夢だったベーカリーを開くところで親友が事故で亡くなるところから始まる。親友の母、娘、元恋人らと共に、一度は諦めた夢を、>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

教会の赤ちゃんポストの前に、女性が赤ちゃんを置き去りにするところから始まる。赤ちゃんを違法に売買してお金を得ようとするベビーブローカー役が、ソン.ガンホ。
(やっぱりいいね彼)売買の現場を押さえて、現
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.3

コメディタッチの強い中身かと思いきや、シリアス、伏線回収もあり、奥の深い内容になっていた。地方の疲弊、原発立地や米軍基地、自衛隊基地問題なども思わせる、重い課題が隠されてて、ちょっと驚いた。笑って、泣>>続きを読む

フルーク(1995年製作の映画)

3.2

「ゴースト」を連想させる始まりだった。ゴースト(霊)ではなくて、犬に姿を変えて、愛する人を守るお話。。でも、嵌められたわけでもなく、危険人物と思ってた人は犯人でもなく、主人公の誤解、独りよがりだったこ>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.9

遠い昔に読んだ原作の内容は、ほぼほぼ記憶になく、別の俳優陣で上映された映画も見たはずだが、それも憶えてなかった。なので、とてもとても新鮮な驚きとともに、ああ!そうだった、そうだったと、犯人について、途>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

原作の漫画は読んだことがないが、アクの濃いキャラが次々登場する歴史物アドベンチャーファンタジーは大好物。信の成長物語としても、ハラハラドキドキで面白い。CG駆使した大軍の戦闘シーンとかも見応えあるし、>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.1

同じ新参者シリーズの「麒麟の翼」を観たら、どうしても観たくなって続けてみた。ただし、見るのはもう3回目くらい。それでも新鮮に鑑賞できたからすごい。
加賀恭一郎の家族の過去がベースになって、そこから事件
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麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

4.0

原作も読んだし、映画館でもみたし、配信で見るのも3回目くらいの作品だけど、やっぱりいいなと思う。刑事物、事件ものでありながら、その背後にある父と息子の物語に感動させられる、さすが東野圭吾だ。映画化して>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

面白い!久しぶりに観たアガサクリスティ原作の映画。登場人物の顔と名前がなかなか覚えられなくて、ちょっと苦労したけど。前半はほとんどが布石で、後半になって、怒涛の事件ラッシュ。何十年も前に原作は読んだこ>>続きを読む

orange(2015年製作の映画)

3.1

背負うのには重すぎる荷物を背負った高校生翔(かける)くん役に、山崎賢人。悩める姿に、ついつい涙してしまった。友人に竜星涼、なかなかブレークしない彼だが、友人役とてもいい。自己表現の苦手なヒロイン、土屋>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

戦争は酷い!本当にひどい!今も止まないのは何故なんだろう。国際法違反の捕虜への強制労働させてたくさんの命を奪ったソ連もひどいし。戦争から10年以上まるで忘れたように捨ておいた日本政府もひどい。日本の軍>>続きを読む

さまよう刃(2009年製作の映画)

3.1

復讐する父親、寺尾聰。だよね、こういう役はやはり彼だ。原作を読み視聴。というか、過去にこの映画一度見た記憶があるので、本当の始まりは映画の視聴、だいぶ忘れてる。車で拉致される場面と、ペンションの親父さ>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

2.9

うーむ。ちょっと、見終わった後の気持ちを表現しづらいなぁ。
訳ありの親子、母が認知症を発症し、どんどん忘れていく。息子は傷つけられた過去を忘れられないのに。。という前提が、徐々に明らかになっていく。過
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

離島の診療所でひとり、島民の健康を守り続けるコトー先生。連続ドラマから年月を経て、妻となった看護師のあやかさんは妊娠中。そこに2ヶ月間の研修として若い医師がやってくるところから物語は始まる。懐かしい面>>続きを読む

桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.7

過酷だなぁ。痛くて辛い治療を幼い頃から耐えてきたのに、目が見えなくなり、耳も聞こえなくなる。しかも、初めに診てもらった医者が、なんともいやなやつで、患者に寄り添えない医者って、どうなのよと、悲しかった>>続きを読む

かぞく(2023年製作の映画)

1.1

はぁ?って感じです。極端に少ないセリフで、状況説明もほぼほぼなく、想像しろってことなのですかね。名だたる俳優陣が出演してるし、この映画を作るにあたっての背景が何かあるのかもしれないけど、肩透かしという>>続きを読む

四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

3.9

自分で買い物して、自分で掃除して、自分の作ったものを食べて、自分で暮らすって、とても大事なことなんだなぁと思わせてくれる良質な作品でした。幼い頃に両親を亡くし(空襲ででした)人の踏み切り板となるべく生>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

3.9

何度か見たが、何度見ても感動する。
原作が社会派と言われる松本清張の名作。
筋書きはわかっていても、面白くみることができる。ハンセン氏病への偏見差別で、故郷を追われ放浪する親子。たどり着いたのが、亀嵩
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

人生は苦しい、生きることは大変だ。置かれた場所で、時に自分の正義感を噛み殺しながらも、生きなければならない。理不尽なことにも甘んじて。。久しぶりにとても良い映画を見た、という気がしている。
脚本も映像
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