23さんの映画レビュー・感想・評価

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組織暴力(1967年製作の映画)

3.5

前半、個々人のドラマを排してヤクザの揉め事とそれを阻止する警察のそれぞれの組織の動きがテンポ良く展開されていって良かったけど、後半から急に話の軸が散漫になっていった印象。

ブロンソン(2008年製作の映画)

4.5

不気味なほど主人公に寄り添わず、人間とは別の動物的な何かの生態を描いてるくらいのとこまで行ってしまってるのが良い。有名になりたい、だから暴力で注目を集めるって導入から始まって、主人公の変化を描くような>>続きを読む

カルロス(1991年製作の映画)

5.0

ヤクザの汚れ仕事を任されまくった挙句裏切られたブラジリアンマフィアのボスの復讐劇という超シンプルな話に、主要人物のキャラを立てるための要素が的確に組み立てられていてめっちゃ盛り上がるかつ無駄が一切無い>>続きを読む

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

4.0

序盤の男の言い寄り方から逆ギレまでの絶妙なキモさからまずしっかりしてる。殺すべき相手は三人でそれぞれロケーションも戦闘方法も変えながら、細部の工夫へのこだわり満点に丁寧にやる構成が良い。狩る側から狩ら>>続きを読む

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

2.5

このナマケモノがどんな奴なのかを示すオシャレなオープニングは良かった。それからコイツが暴れ出すまでは面白い。人間ドラマの動機付けや話運びは雑に殺戮大パニック映画として振り切るのは良しとして、その殺し描>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

3.0

遺産相続での揉め事と、歪んだ正義感の暴走と、筋が定まりきってないように見える。どっちの物語の着地点も中途半端で盛り上がらない。般若のキャラがめちゃくちゃ良いのだけど、何かもっとそいつの象徴となるような>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

5.0

フリッツ・ホンカとその他の登場人物全員、もうどうにでもなれ…みたいな顔しているようで実は全然人生諦めきれてない故の悲壮感が凄い。あっち側の世界との狭間をうろうろする少年少女のパートには「まだ間に合うぞ>>続きを読む

悪の法則 特別編集版(2013年製作の映画)

5.0

後に破滅に追い込まれることになる人物達が、「問題」が起こる前の前の段階から如何に詰んでいるのか、終わっているのかをバリエーション豊富に会話の端々で示し続けるだけの序盤1時間がユーモア満載で飽きない。き>>続きを読む

悪の法則(2013年製作の映画)

5.0

序盤の何気ない会話の端々で、実は「問題」が起こるよりも前の前の前の段階で既に詰んでいることが示されていてゾクゾクさせられるから終始隙なく面白い。発端となる機会がまだ訪れていないだけで、既に終わってる人>>続きを読む

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

3.5

堅気からアウトローへの一線を越える瞬間にもっと感情を揺さぶるような劇的な演出が欲しい。ブレイキング・バッドみたいに。オチは良いけど「これからは俺がボスだ」で締めてた方が切れ味は増していた。L.A.大捜>>続きを読む

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.0

序盤がめちゃくちゃ良い。何でそうなったか?を全部人物の顔と画で説明しながらポンポン進むテンポ感。ストリートを手本に生きる主人公の愛嬌満点な佇まいが色んな人から妙に受け入れられることへの説得力抜群。終盤>>続きを読む

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

5.0

終始画面全体が激しく発色している独特な色使いでどこを切り取っても綺麗な画になっている。特にマイアミの青空なんかは絵画にしか見えない。

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

その土地の狂った法律を強引に受け入れさせて多くは語らずちゃちゃっと本題に入るスムーズな話運びは良くて設定の気持ち悪さも突き抜けたものがあるがそこからの展開に意外性がなく微妙。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.5

家族に降りかかる悲劇として話を進めるなら個々人が抱える背景をもっと掘り下げないと感情があまり揺さぶられない。その場その場の不幸で不運な出来事をただ見せているだけだから盛り上がりに欠ける。

黄金の棺(1966年製作の映画)

3.5

単色の絵の具で描かれたような明るい色彩の映像が印象に残る。ただ計画がズタズタになっていく展開に緩急を感じないがそもそもダメだったという漫画的で情けないオチは良い。

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