はやとさんの映画レビュー・感想・評価

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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.0

とあるおじいちゃんが亡くなった妻との思い出を求めてイギリスを縦断するお話。元軍人・元整備士らしい、頑固で不器用なおじいちゃんで、距離にして1350キロ(ほぼ本州)をジャケット着て革靴を履いてバスだけで>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

えぐい。とんでもねえ映画。スーパー平和ボケしてる日本人の感覚では、資本主義の限界というか、世界の終焉のように思えるけど、これが現実。それが余計に怖い。ドキュメンタリーではないけど、フィクションに感じな>>続きを読む

気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

3.5

全てが交わることのない男女のお話。フランス映画らしい、落ち着いたテンションであり野暮ったくカオスな感じが良かったですね。

グロリアス 世界を動かした女たち(2019年製作の映画)

3.5

内容も真面目なやつやし俳優陣も良かっただけに、合間にあったファンタジーすぎる演出がしつこかったかな。少し稚拙で安っぽく感じてしまった。前半部分の時系列の使い方が面白かったけど、ちょっと疲れたね。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

とても良かったです。まさかここでアダムの曲が聴けるとは。映画と街と音楽はやはり最強クラスに映えますね。観てて自然と口元が緩んでくるような、感じのいい作品です。Lost stars 元々好きな曲やったか>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

つくづく人との出会いは奇跡の連続だと思います。その中で自分の望むように実っていくことなんて、これほど幸せなことはないと思います。僕はそんな奇跡の連続で24年間を生きてこれたので、この作品は味わい深いし>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

実話ベースなので話自体は面白かったのですが、それ故に理解しようとしすぎてとても疲れました。どこかで勝つ人がいれば負ける人はいるし、大勝ちする人がいれば大負けする人がいる。まさに資本主義の典型だと思いま>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

どの作品もそりゃ映画館で見るに越したことはないが、この作品に関してはより強く感じた。"ムーンライト"が紡いだ友情と愛情の話。薬物・いじめ・性、その循環からはなかなか抜け出せなかったり、苦しんだり。そう>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

良い。好きです。作中ずっとぶっ刺さる箇所ばかり。子どもらしい愛の表現のぎこちなさと、大人らしい愛の表現のぎこちなさがよく混ざってる。主演の2人の演技も素晴らしく溶け込んでる。“感情・想い”という、視覚>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

4.0

さながら"現代版「プラダを着た悪魔」"のような感じかな。夢・仕事・恋愛とあるなかで、色んなことを経験して成長していく感じがまさに。上司との関係性がマイルドなのも現代っぽい。全体的には抑揚の幅が小さかっ>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

2回目の鑑賞ですが、今年初ということでレビュー。ブラッドリー・クーパーがとにかくかっこいいんです。1番好きな俳優ですね。ジャックの死があってスターが生まれたかと思うと、切ないところもありますが、全体的>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

上質というか、重厚なホラーなような感じ。視覚的にも、精神的にもじわじわしんどい映画すね。ホラーはあんまり得意ではないのでちょっと疲れました。描写がリアルなのでバケモノとかはしんどかったかな。心の闇は一>>続きを読む

マリー・ミー(2022年製作の映画)

4.5

直近で「The Intern」を見て、オーウェン・ウィルソンにハマったこともあり鑑賞。安心できるラブストーリー。ジェニファー・ロペスの安定感たるや。途中のキュッと閉まるところも良い塩梅で良かったです。>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

激しさ・儚さ・鮮やかさのバランス、起承転結の展開全てが衝撃的。愛についての作品ではあるけど、基本的によく分からん。フランスの作品らしい、直接的な表現が多く、お腹がゆるくなるような調子の悪さを感じること>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

4.5

構成・抑揚加減全て好みで良かったです。ベタベタの設定、ストーリーだからこそ良い。比喩、パロディも僕ら世代にちょうど分かるところ。特に若い世代に見てほしいなあ。最後に行き着くのは人です、人。

英雄の証明(2021年製作の映画)

3.5

火のないところに煙は立たないが、SNS社会の今日では勝手に着火もする。だからこそ余計にちょろかましはやっぱりダメ。節々で見るからに詰めの甘い作戦を画策しては、うまいこと大スベリ。何も得ず、寧ろ全てを失>>続きを読む

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.0

初めて他人と一緒に鑑賞。ちゃんと王道コメディで良い。お笑い加減のメリハリも◎で、ストーリーも安心して見られる。前フリも丁寧なので回収するまでワクワクしながら待てる。思いの外の良作でした。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

人物1人1人のメッセージが良い。村上春樹さんの(いい意味で)回りくどく、野暮ったい雰囲気も健在。愛の正体とはなんでしょうか。永遠のテーマだと思います。ただやっぱり3時間はキツい、、、。

マヤの秘密(2020年製作の映画)

3.5

原題のthe secrets we keepから想像するとオチ自体は予想できるもの。実際に行ってしまったのはルイスなんだけど、2人で殺めたと言っても過言ではない。人には色んなトラウマがあり、された側っ>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.0

やっぱコーヒーと煙草は最強のコンビ。ただただダベっていて、雰囲気とか好きでした。白黒ってのも味わい深さに一役買ってる。僕が吸ってるのもマルボロなので親近感勝手に湧いてました。流し見には最高の作品。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

前半のフリが割と長めだった分中盤にグッとはきたけど、後半もうちょい欲しくなってしまった。過去には戻れんけど、今は過去の積み重ねでしかないと思いました。俳優が今ドキの人たちなので若い観客も結構いたけど、>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

ディカプリオはイケメンすぎて画になるよなあ。1人の女性のための人生を生き抜いた男の話。ただやっぱり何でも上手いこといくとは限らないのが人生ですよね。ちょっと間延びしてる感じもあって−0.5点としました>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

友達が30分に凝縮すれば名作って言ってたんですけど、さすがにそこまではいきませんが分かるなーって感じでした。ちょっと刺激を求めすぎたかも。「ゴッサムにバットマン有り」をゆるーく描いたみたいな。作品自体>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

そういえば邦画を見ていないということで鑑賞。僕はいま23歳ですが、おそらくその世代をよく表した作品になっています。1回りより上の世代の方には、この煮えきらない感情は僕らほど抱くのかな。この作品の演出と>>続きを読む

シラノ(2021年製作の映画)

3.5

外見と内面の片方をそれぞれ持つ男2人が高嶺の花をどうやって攻略するかみたいな感じがあらすじだと思っていた。しかしながら実際はシラノとロクサーヌの恋のお話。いや、自らの誇りを守り抜いた男の話でした。いや>>続きを読む

The Hunt(原題)(2020年製作の映画)

3.5

最近いい話の作品ばかり見ているので味変がてら鑑賞。最初の10分で予想と違いすぎて見入った。以降は、程よい設定の甘さからくるグダグダ感と容赦ない殺しっぷりが良かった。90分とまとまりもよいので見やすかっ>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

明日から就活解禁ということで鑑賞。いやー、いいすね。ゆっくりと心が前向きになれる作品。"ハンカチは貸すためにある"これに尽きます。やっぱりオールドファッションも良いですよね!

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.5

もともとの話が良く、それを損なうことなく仕上がっています。フツーの人よりも並外れて「信じ続けられた」人たちだからこそ見られた景色だなと。やっぱり諦めたらそこで試合終了だなと。あと、俳優陣とご本人が似す>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

喜怒哀楽の使い方がさすがにスピルバーグさんでした。"弾む""響く"作品であるとともに、締めるところはしっかり締める。決して幸せなラストではないので何度も見るにはちょっと体力が要りますが、良い作品でした>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.5

丁寧で小気味のいいリズムで展開されてて見やすい。さすがウィル・スミスという感じの、緩急のあるお芝居で面白かったです。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

人生で初めて映画で泣きました。しかもボロ泣き。中盤差し掛かってからの怒涛の感動シーンがえぐい。家族唯一の健聴者にして美声の持ち主のルビー。彼女と家族のそれぞれの想いと、V先生の"歌は何を伝えられるか">>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

(この時代の価値観では)白人より白人の黒人と、黒人より黒人の白人の2人の話。シャーリーの笑顔がずっと見ていられなかったのですが、最後のバーでの演奏とトニー家で見せた笑顔が最高でした。今までに見てきたど>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

色彩豊かな文学的コメディーかな。短中編物語の3部構成。面白いは面白いかなと思いました。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

いやーすごかった。人を殺す(=ここでは生きるための手段 )と階層が上がるのかな。まさしく資本主義の生き方。描写がストレートでちょっとグロいので、心の準備は必要。気持ちの良い終わり方ではないけど、それも>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.0

2008年の映画。見えない恐怖とそれ故の生への恐怖がテーマかなと思ったら、ちゃんと怪物が出てきた。しかも絶妙にちゃっちい。笑
有名なんで鑑賞しましたが、見ても見んくてもって感じですかね。

未成年(2018年製作の映画)

3.5

監督・脚本を務めながら、情けない父親役までやってしまうキム・ユンソク。その彼が繋いでしまった正反対の母娘。子どもたちが前を向くと共に顔のキズも癒えていたような、、、。鑑賞者の年齢によって色々な見方がで>>続きを読む

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