2023年にもっともストリーミングされたプログラムとなった本作は、いわばニューヨークの法曹界を舞台とした『水戸黄門』である。
クローザーとして名を馳せる敏腕弁護士ハーヴィー・スペクターが黄門様なら、>>続きを読む
本作に共感する声の持ち主は、おそらく自己受容、つまり「自分自身を受け止め、愛せよ」というメッセージに救われたのではないだろうか。
全編を通じて、主人公の4人の男女を中心とした「生きづらさを感じるひと>>続きを読む
何人ものセフレを囲う男と女、処女しか愛せないセカンド童貞、風俗嬢にマジな恋をする男、BL好きだが恋愛に興味がない処女など、CG制作会社「スタジオデルタ」の(主に性の方面で)個性豊かな面々が七転八倒を繰>>続きを読む
このドラマが放映されたのは、バブルの熱狂から世のなかが冷めつつあった1994年。服装や固定電話の存在などだいぶ古臭さは否めないが、21世紀に入ってからの『ずっと独身でいるつもり?』などと同じようなテー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ドラマの総論は「シーズン7」のコメントで書いたが、本作の画作りには感心させられることが多々あり、特にシーズン5最終話の最後の3分間には脱帽であった。
主人公ドン・ドレイパーは、2人目の妻である女優志>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
コロナ禍で家にずっといた2020年に、個人の密かな楽しみとしていたのが『Mad Men(マッド・メン)』。2007年から2015年までアメリカで放映されたテレビドラマだった。
1960年代、ニューヨ>>続きを読む
ベタベタの恋愛ドラマのイメージが先立って敬遠していた韓国ドラマに初挑戦。Netflix『シスターズ』は、なかなかの力作だった。
この作品のテーマは「おカネ」。貧しい家庭で育った三姉妹が、巨額の横領事>>続きを読む
「年上彼女と年下彼氏のストーリーに名作なし」が持論だったけど、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』はさにあらず。
35歳独身の“綺麗なお姉さん”ことジナ(ソン・イェジン)は本当にキレイで、大親友の弟>>続きを読む
「推し活」にいそしむ人間の気持ちや影の部分、おカネやマネージメントなどアイドル活動の問題点など、軽妙でコミカルな展開のなかに昨今の推し活の功罪が散りばめられており、推し活に縁はなかったけど、推しの世界>>続きを読む