F田さんの映画レビュー・感想・評価

F田

F田

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.3

小日向文世(浅居忠雄)と桜田ひより(浅居博美)
の演技が凄まじい 久しぶりに涙が眼窩の外にまでこぼれた

これはキャスト大正解です
加賀が原作よりコミカルなキャラなのも下町に馴染んでて好き

CUBE(1997年製作の映画)

2.5

閉鎖的な空間に長期間閉じ込められると、精神的なストレスから錯乱状態に陥る みたいな話はMONSTERの終盤でもあったなぁ こーいう舞台設定はどうやっても面白い

お互いが疑心暗鬼に陥って勝手に潰しあう
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

これめっちゃ好き
何故か最近救えない話に惹かれる

代理ミュウヒハウゼン症候群だぁああってすぐわかったのはシックスセンスで娘に毒を飲ませ続けた母親に衝撃受けすぎて覚えてた

他人の娘を盗んで長年毒を飲
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ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(2012年製作の映画)

1.6

もろB級ホラーでした

息子失くした女幽霊が村中の子供を無差別に呪って殺すはた迷惑な殺人連鎖にロンドンから仕事で来たラドクリフも巻き込まれる

ホラー映画の教科書なぞったような描写しかなくて笑った 胸
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.5

こんないい映画を2回も休憩したのが悔しい
中盤まで変化が乏しいから耐えられなかった

とある共同体に全く異なる価値観、見識、文化を持つ異国の人間が放り込まれるとどういう化学反応が起こるのか

最初は、
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

4.3

久しぶりに映画で馬鹿笑いした。

成りあがり方はほぼ島耕作だけど、ご都合主義とかそんなんどうでもよくなるくらい面白い。

会社の乗っ取りに対して、経費削減しか頭にない社長その他に対して、拡張して勝負す
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

ここ最近だと断トツでのめり込めた

人生の岐路に立つたびに性別のせいで差別を受けるってかなりわかりやすいテーマだけど、実話だけにそこまで胸糞なことはなかったのがリアルだった

経済的にもそこまで困窮し
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

2.6

鬱々とした雰囲気が最後まで徹底してるまさにサイバーパンクって感じ。

警察がアンドロイドを追うだけのシンプルな展開に途中で飽きてくる。

ただ、寿命を悟って静かに息を引き取る最期のシーンはこれまで見た
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

1.9

厨二的な世界観があってかっこいいのはわかるけど、それでも駄作だったな。キアヌ・リーヴスのかっこよさとティルダスウィントンの綺麗さ。それだけだった。面白くはないけど、話題にはできる。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

中盤ダレて挫折しかけたけど根性で見続けたらめちゃくちゃいい作品だった。

FBIのカールと偽造犯のフランクの奇妙な関係性

フランスの警察に乱暴されるのを守るために身を挺してアメリカに必ず返してやると
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.1

メメントに勝るとも劣らない狂気と知性。

この女の脳みそを解剖したら実は地球人じゃありませんでしたって結果が出てほしい。

終盤ニックと妹が可哀想で見てられない。不憫すぎてニックを演じたベンアフレック
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.1

もうアメリカ人はずっとこうであってくれって思えた傑作だった。

地上波で流したら開始数分で抗議殺到の致死量の金!女!酒!薬!

最高です。
ディカプリオの縦横無尽に動きまくる表情筋を見るだけでも価値の
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.7

カルト宗教のお手本のような映画だった。価値観が相対的である事の恐ろしさはこーいう異常性も「人それぞれでしょ」で片付いてしまう所。意外と胸糞感はなくてほえーって感じで見れたのはキャストに感情移入するほど>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

1.0

めちゃめちゃ期待してただけに裏切られた駄作でした。60年代のロンドンを舞台にしたホラーサスペンスって設定だけでも面白くできそうなのにここまでちぐはぐだと何をしたかったのか全くわからん笑。むしろ田舎から>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.7

ブラピの美しさが人間離れしてて字幕を追うのを忘れるくらい格が違った 3時間の映画なのにセリフ量も多くないし伏線やら展開やらも大仰なものは無い その代わり見つめ合うシーンがかなりあるから目や表情のみで語>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.8

ワクワクする要素多すぎ スケールデカすぎ 音楽壮大 世界観にハマる

パッチギ!(2004年製作の映画)

4.1

在日コリアンとの隔絶と調和が上手いぐあいに描かれてるなぁって思った

在日コリアンの高校生と日本人高校生の喧嘩は単なる不良同士の喧嘩に留まらず、「相手が日本人だから」「相手が在日コリアンだから」という
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バトル・ロワイアル 特別篇(2001年製作の映画)

3.9

「殺されないために殺す」ってやっぱ面白いんだなって改めて思った 大義とか信念とか小綺麗なものじゃなくてもっと泥臭くて必死なのが良い

こういう映画にありがちな社会的メッセージなんて多分そこまでないと思
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

小説で衝撃を受けて電車で泣いたくらい好きだったから鑑賞した。

作画と声優は微妙だった。動きが違和感あるし線画は綺麗なだけで個性は無い。原作の脚本が重厚なおかげでその辺はまぁ見れないレベルとかではない
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フォールアウト(2021年製作の映画)

3.7

銃乱射事件をきっかけにトラウマを抱えてしまう女子高生の話

感想が難しい

事件をきっかけに世を正そうと行動するニックと、トラウマから逃れるように薬を吸う酒を飲むという逃避行動を繰り返すベイダの比較が
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

1.0

山王戦をそのままやればただの神映画なのに何故か主人公でもない宮城リョータに焦点を当てて、沖縄生まれ、亡くなった兄への劣等感、母親への罪悪感という原作で1mmもなかった設定が生まれるという疑問符しか浮か>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

1.7

退屈で辛かった…。

タイトルだけは聞いてたから期待したけど、演技もトリックもテンポも古臭くて予想を上回るものはなかった。

サスペンスに関しては古いものは不利かもしれない。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.7

作品のテーマの重さと、時代が反映された倫理の歪みと、ジャックニコルソンの身が震えるような怪演にやられた。

欲望に忠実で、自由な精神を持つマクマーフィーに感化された仲間が、それぞれの個性を輝かせながら
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

4.0

時間がゆったりと流れていた気がした。
伏線の回収やカタルシスを感じさせる展開とは無縁の純文学のような作品で、1シーン毎の映像全てに魅入っていた。

久しぶりに贅沢な時間を過ごせた。映画とは本来こういう
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

物理学のトリックがほぼない不満があるだろうけど、妻を実刑から逃すことと罪の意識から解放さしてあげることの二者択一の中で夫が沈黙を破るかどうかが見所だったから何の不満もない

劇場版は過去2作とも湯川は
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.2

良いか悪いかで言えばそこまで良くないと思う。ただ、よく分からない魅力がある空気感だった。映画館で観たっていうのがあるんだろうけど、独特な作品だった。

コメディ番組で暴れたゴーディン(チンパンジー)と
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