ををみあいりさんの映画レビュー・感想・評価

ををみあいり

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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.5

日常は
小さな寂しさの積み重ねなのかもしれない

大きな悲しみこそないものの
なんとなく ずっと寂しい感じ

子供が生まれた日のこと
誰も言わないけど
これまでの暮らしが無くなることへの
恐怖もある
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ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード(2017年製作の映画)

3.8

何も求めずに期待し続けたら
それは生きがいに変わる!

ビキニキルの前にパンクやってた
女の子たちがいたって最高!

シドに差別的な発言を注意できたり
シドに性的に見られることを嫌がったり
そういう
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ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

4.3

前半ほとんど派手な展開もなく
セリフも少ないけど
何処か寂しい映像が続く
その寂しい映像は
見る人それぞれ 思い出すシーンはバラバラになると感じた

最愛の人を失くす経験をしたことはある人はその人のこ
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キッチン(1989年製作の映画)

3.3

原作よりも爽やかな
別れと出会いの作品になってた
原作は もっと別れが心の奥を締め付けるような別れの描写として描かれていた気がしたけど
こちらはそこまでシリアスでは無かったような…

インテリアがオシ
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.2

すごく普遍的な男女の関係性を描いているけど
ジメジメ終わる感じとか じゃなくて
相手と向き合うことを教えてくれて
すごく良かった!

よく映画に出てくるクズ男たちだけれど
レイジとか特に 不器用な優し
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.9

ここまで 縛りつけられていなかったとしても
少女は少年よりも窮屈な感じ
そして なんだかいつも ヒリヒリと傷ついていて
また 海が見たい気持ちはあっても
明日、見たいと思えるものがなかったりする

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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

ウェスアンダーソンさん
日本を題材にしてくれてありがとうしかない
他国の文化を揶揄する訳ではなく
自分自身の世界観に落とし込んで描けるの
すごいなあ 面白かった

こんな風に海外の監督が
ストップ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.8

ストーリーが裏切りの連続で面白かった
この構成 どうやって思いついたんだろう、、

真っ直ぐ直向きに生きてる人が
悪に転じてしまうトリガーが
本当に怖い

残虐な事件を起こしてしまうような
愚かさを持
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.5

映像がオシャレでかっこよかった!
内容に関しては タランティーノ特有の会話の中に伏線があったりするのが難しいと感じて
着いていけなかった

文学的な表現も多くて
これを見てると カッコつけられちゃう映
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そばかす(2022年製作の映画)

4.0

人間って何か現象に名前が付くと
理解が出来るから受け入れていくけど
名前のついていない違和感はとことん排除しようとする

セクシャリティも同じで
妹のセリフがすごく響いたけど
「お姉ちゃん レズなんだ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.3

子どもの無邪気さに勝手に傷付く大人と
大人の都合で傷つけられる子ども

あみ子の見える世界は
私も見えていた気がする。

あみ子が自分の子どもだったら?
私はどんな風に接しただろうか

出会って一緒に
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劇場(2020年製作の映画)

3.8

最初からの方で山崎賢人が彼女のこと
純粋すぎて 見ていて自分が惨めになって
腹が立つみたいなセリフが
グッと映画の中に自分を引き込んでくれるトリガーだった

この子の笑顔が見たい

それは本心なんや
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.3

同じ部署の同僚と結婚するのは危険だなあと

仕事の面での人間性と
家族としてパートナーとして接する時の人間性って
誰しも若干違うだろうから
それを同じにするのって
相手のことを本当に芯まで理解しよう
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

今までの時代では 「違和感」として
声を上げにくかった価値観について
声を上げやすくなった分
自分の信条で世界を変えようとする人にとっては、自分の信じる世界が正しいと思い込み過ぎてしまう。
それが生き
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

自分のために夢を優先するのか?
それとも、チームを優先するのか?

1人でなんでも出来ると思ってしまうと
周りの人は離れてく

広告業界とか
わかりやすく オシャレでなんか仕事できそーみたいなのあるけ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

事前情報ゼロで鑑賞。
映画の感想ではなく
この映画を観た日の思い出の方が色濃く自分に染み付いてしまっていて
どうも、感想が上手く出てこない。
自分のための備忘録として記録する。

大切な人の大きな影響
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.5

構図と音楽の使い方がセンスありすぎてすごいよなあ、、
こんな撮り方あるんや〜っていう アイデアに溢れてる


誰も正しくない 笑
子供の無邪気な感情ってほんとホラー
ヤン・シュヴァンクマイエルって食べ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

阿部サダヲの演技がエグすぎる
公開前から、ポスター写真の 目の表現力のエグさが話題になってたけど
見た後も、やっぱり 目がすごすぎる、、

内容は、呪いは連鎖するってことでOK?
家族って やっぱり
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正欲(2023年製作の映画)

5.0

これは、この作品をできるだけ沢山の人に見てほしいという願いを込めて5.0を付けています。

誰もが心の奥に潜ませている何かと
必ずひっかかる そんな 受け皿の広い作品だと思う

“多様性”という真綿で
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.8

まっすぐ生きるって
普通だと思っていたけど
結構難しいんだよな〜

歴史的背景とかももっと調べようと思ったけど
時事ネタをいれることで
後の時代に見た時に その時代を生きた人たちの温度感を知ることがで
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.6

原作を読んで自分なりの解釈のある作品だから
映像が純粋にスッと入ってこなかった

好きなアーティストや音楽で繋がる人って
強烈に同じものを共有出来ていると思ってしまう
だけど、人間って ほんっと全然違
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.5

思ってるより悪くは無かったけど
思ってるよりかは悪くないって感じだった

最後の語りで出てくるセリフが
あんまり刺さらなかった……

愛されることがすべて!じゃないよ
っていうのがテーマやと思うけど
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母性(2022年製作の映画)

4.2

人間のそこをピンポイントで描きますか?と言わんばかりの湊かなえの目の付け所には、いつも惚れ惚れする。
女には母と娘の2種類が存在すると言っていたが、愛情を注ぐ側と、愛を受け取る側。
男はいつまでも、母
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

原作が小説なのが驚いた!

役者の演技と、劇中に出てくるアニメの作り込みがクオリティ高くて ぐっと作品に入り込めた

熱量を持っていても、
チームで作ってることを自覚できないリーダーはダメ

ビジネス
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A2 完全版(2015年製作の映画)

-

サリン事件を擁護することはできないし
一つのことを信じた組織は何でも出来てしまう怖さがあるけれど
1人1人にフォーカスを充てると
1人の人間の情があるだけで
日常ほのぼのと流れている
そのすぐ真横で信
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

とにかく映像が美しかった
赤い車を写すシーンの構図も色味も
一枚の写真を見ているかのように
のめり込んでずっと見ていたいと思わせる
そんな映像だった
ずっと映像が素敵で そんな世界を味わっていたら
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.7

ホストの殺人事件から着想得て作られたらしい

自分を持ってない状態の恋愛って
相手にのめり込んでしまいますよね……
目の前にあるものを幸せだと思いたいときって
例え 相手を甘やかしているだけだとしても
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さがす(2022年製作の映画)

4.7

展開が予測出来なくて新しい感じがした。

正しさが何か 考えているうちに
映画が終わってしまった。

私もALSのような難病になり得る可能性が高いと言われているから
奥さんにとてつもなく感情移入してし
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

岸井ゆきのに痛い女させたら
右に出る人おらんくらいに、
痛い役上手いよなあ、、

岸井ゆきのとムロツヨシの
演技がめちゃくちゃ良くて、
単純に演技ってめっちゃ大事!と改めて思った

ムロツヨシ 救われ
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

5.0

磯部の中にも、小梅の中にも自分がいて
苦しくて、まるで海の中で溺れているような感覚になった
誰もが溺れていて、新鮮な空気を求めていた

磯部の部屋に自分の好きなものや同じモノを見つけていたり
磯部が好
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

いやすげぇ絶妙なセンスで作られてて脱帽。
考える余白も残さないくらい次々と展開していって
一息つくスキも与えられないまま怒涛のエンディング
すごく良い意味で、文脈や構成、映画のセオリーがぐちゃぐちゃに
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

4.5

改めて久しぶりに見たけどほんっとクオリティ高いなあ、、
原作も知ってるけど、
実写がこんなに正解叩き出すことないよね
それぞれのキャラが役者とハマり役なのも確かに要因の一つなのですが
ジャニーズとか事
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.0

原作が大好きだっただけに
正直、明石家さんまプロデュースってところが引っかかってて、映画館に観に行くことは無かったんやけど
ちゃんと良い作品で感動しました

西加奈子の作品に出てくる 不器用で不器用で
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.7

蜷川実花の美術センスはやっぱり大好き
色使いもすごく良いし
構図とか、インテリアの組み合わせとかもすごくセンス好き
だけど、物語のストーリーはやっぱり軽い感じがする

太宰治という人の人間のどうしょう
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.9

日本で一般的な洋服を買う感覚で生きていると
ディオールとかのメゾンが
オートクチュールで、顧客からの受注を受けて、その顧客のために、針子が手作業で仕事をしていることって中々分からないよね

ディオール
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望み(2020年製作の映画)

3.8

家をつくる仕事をしているので
住宅の設計とその後の家族のコミュニケーションについては、よく考えるのですが

間取りに「家族がこうあってほしい」
という考えを込めているだけあって
家族への想いはちゃんと
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