ぶちゃさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

ぶちゃ

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脱出(1972年製作の映画)

5.0

「悪魔のいけにえ」がホラーの金字塔として未だに評価されているのに、この作品の認知度か低いことが未だに理解できない。

作品概要としては、両作ともに"田舎スリラー"であって、未開のアメリカ南部でヒルビリ
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.0

異ジャンルを繋ぎ合わせた3部作構成の脚本は、邦題の通りの"宿命"や劇中の洗礼シーンで述べられるような性悪説等様々なテーマが見えてくる。

背後霊のような登場人物を見据えたカットや長回しや擬似ワンカット
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ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪(2015年製作の映画)

3.0

"家庭をもつ"ということや、そこにおける"男女のいざこざ"といった男性ならではの苦悩を、ブラックコメディとして具象化して描く手法は「ベリー・バッド・ウエディング」のよう。

しかしながら、登場人物がよ
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.0

主人公が罪の意識に苛まれ、過去に囚われる、その中盤までの重厚な人間描写こそ、上手く描かれ、本当に大切なものの喪失を経験した人間ならば共感せざるを得ない。

しかしながら、終盤のツイスト、物語の核心部分
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メガゾーン23(1985年製作の映画)

2.5

劇中曲の使い方や、SF設定、マクロスシリーズの系譜を感じさせる。

バイク描写や登場人物像などなど、モロに"トレンディ"と言わんばかりなダサさが、とてもノスタルジー。
エログロ方面に無駄な過激さを求め
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マーターズ(2015年製作の映画)

1.0

オリジナル版は独特の哲学を、凄惨な描写や突発的なシナリオをもってして、それ一発で終わらせない、またそれが作品哲学に意味を成す佳作であったが、そのリメイクとなる本作に価値を見出せず。

描写自体がマイル
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バレー・オブ・バイオレンス(2015年製作の映画)

4.0

要所のフィルム撮りや、モロなマカロ二風BGM、ノスタルジーに帰属させる部分こそ多くあるものの、中々に独創的。
イーライ・ロスが80年代ホラーをモチーフに、お約束をぶち壊しつつ、新たな現代ホラー像を構築
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キャビン・フィーバー(2016年製作の映画)

3.0

オリジナルは80年代ホラーへのリスペクトと、奇抜な展開からホラーコメディの新たな活路を見出した快作。

今時らしからぬ火だるまスタントだったり、チープな死体、はたまた「溶解人間」ぽい格闘など、どことな
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

附属池田小事件をベースにし秋葉原通り魔
事件など実在の事件をミックスした脚本。

それが帰属するのは、抑圧的な父親像でありながらも根本は家族という存在の重みであり、父親がサイコパスだからと、投げやりに
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パルス(2006年製作の映画)

2.0

黒沢清「回路」のリメイク、オリジナルより圧倒的アクティブなホラー描写がアメリカらしい。
しかしながら、そうすればする程薄れゆく黒沢清感にリメイクの必要性を感じず。

聖の青春(2016年製作の映画)

3.0

青春劇でありながらも、作品の本質としては"村山vs羽生"の対局同様な松山vs東出の演技対決に見所を置いている。

そこにおいて、東出昌大の羽生善治は仕草なんかも真似ようとしていてそれらしさを多分に感じ
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ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)

1.0

手法としての斬新さはおろか、作品のオリジリティも続編という括りのため皆無。

続編として見るぶんに、一応はオマージュとも取れるシーンもあるのだが、ブレアウィッチというもの自体の真相に迫ることもなく続編
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祭りの準備(1975年製作の映画)

3.0

劇中で引用される新藤兼人の言葉のように、半自伝的作品。

描かれる田舎社会の人間関係へのしがらみは閉塞感に満ち、また主人公の童貞感はそれを享受するとともに、生(性)への欲求などへと帰属させていくのはス
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ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー(2015年製作の映画)

2.0

拷問的でありながら、ホドロフスキー作品の中のような珍妙さ、といった独特に作品世界観の構築という点に関しては評価できる。

しかしながら、登場人物がその世界観の構築のための被害者のしての役割りしかもって
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

2.5

「座頭市」を筆頭とした"強い盲"と「見えない恐怖」を逆転させミックスさせたようなプロットは斬新なように思えてありきたり。
ひたすらに、捕まる→脱出を繰り返すばかりの展開は中々に退屈であるし、ツイストの
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