きゃーみさんの映画レビュー・感想・評価

きゃーみ

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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

人生とは本来、本人自身のものだ。親であれどもレールを敷いてはならない。
ということをしみじみ思った。

高校生たちがキーティング先生の影響を受け、無意識内に押し込んできた自分の意志を掴んでいく様は見て
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.6

ほっこりと心和む家族の物語。
親と子、夫婦間はいつも軋轢や確執があって難しい。それがあることをきっかけにして(大体不幸なことが多い)、気持ちを改めたり、絆が深くなったりする。
私自身も親と、それからわ
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.3

この映画は私にとって韓国の芸術性を知ることになった初めての作品だ。8年ほど前に地元のこぢんまりとした映画館の、小さなスクリーンで見て、その言語だったり世界観だったりに圧倒されたことを覚えている。是枝裕>>続きを読む

トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 2(2012年製作の映画)

3.8

ついに完結編を見終えてしまった…。ロス感半端ない。
大どんでん返しがあるとは予想してたけど、実際見た時「え、そうなんだ」と拍子抜けした。

ジェイコブの、控えめながらも一貫した心身の強靭さだったり、
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トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1(2011年製作の映画)

3.9

初恋からこの作品までで最も興奮し、最も衝撃だった。圧巻です!

最初のハネムーンシーンはこれまでにないほど穏やかで、これがこのまま続いてほしい、でも続くわけないわな…と願いつつ恐れつつとなった。

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エクリプス トワイライト・サーガ(2010年製作の映画)

3.9

Amazonプライムでの評価から期待しすぎたようで、普通に面白かった…という余韻。
でもとにかく迫力があって目が離せない。
そんなふうに観客を引きつける作品はいいな〜と久しぶりに手に汗握る映画に出会
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ニュームーン トワイライト・サーガ(2009年製作の映画)

3.8

全体的に暗いけど、2人のその後を知ることができてよかった。
続きの3(エクリプス)が楽しみ!

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.9

Amazonプライムでまもなく終了と知って、慌てて鑑賞。
最初「エドワード無理」とか思ったけど、最後は目がハートになってるから、ほんと役どころってあるよな〜としみじみ。
先が気になる〜!

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.9

泣きたい時にふさわしい作品。
オムニバス形式だけど、きちんと総括されているし、細部にわたって趣向が凝らされているので途中で飽きることなく最後まで堪能できた。
音楽も素晴らしい。
個人的にこういう作品は
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

メリル・ストリープ最高!
アン・ハサウェイは「インターステラー」の時の方が好き。年を経るごとに美しくなる女性だと思う。

若い女性が自分の生き方を見出し切り開いていくというストーリー。
20代の頃に
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.7

示唆に富み、象徴的に描かれている点においては映画作品として素晴らしいと思う。
だが、ストーリーそのものは既視感ありという印象で残念だった。

親は子どもの人生にレールを敷いてはいけないし、それが子ども
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

実話を元にした話ということで、何気なく選んだけど、最初から強烈に引き込まれる映像で、目が釘付けになった。私自身子ども好きなので残虐なシーンがないことをただただ祈りながら。

青年となってから、自らの生
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.6

あらすじに目を通した時、これは絶対見ないかん!と思ったけど、期待したほどじゃなかった。
キャメロン・ディアスの演技はやはり素晴らしかった。いや、それ以上に子どもたちの演技といったら圧巻の一言に尽きる。
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.3

途中、怖くて怖くて、見始めたことを後悔したけど最後は感動。学ぶことが数多くあった。
夫婦や親子関係の乖離が、少年と医師との交流によって解決へと導かれていく。たくさんのテーマとそれらへの示唆に富んだ素敵
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ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(2016年製作の映画)

3.7

ホ・ジノ監督、ソン・イェジン主役ということで、抑えておきたいと思い鑑賞。

辛口批評が散見されるけど、実在の人物をモチーフに仕上げた作品であって、「史実と違う」と目くじらを立てるほどじゃないのではない
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あの日、兄貴が灯した光(2016年製作の映画)

3.5

チョ・ジョンソクとドギョンスのファンなら鑑賞しておきたい作品。
物語や演出にもうひとひねりほしかった。
エンドロールで流れる2人のデュエットソングはなかなか心和む。

浅田家!(2020年製作の映画)

3.8

自分も昔、写真家に憧れた時期があり、カメラを持って歩けばいろんなしがらみから開放され前向きになれたことをこの映画を通じて思い出した。
物語としては大きな抑揚はなく、わりにたんたんと進んだ。心和やかで時
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二つの光(2017年製作の映画)

4.5

ホ・ジノ監督らしい世界観だった。最後の方、目頭が熱くなった。
パクヒョンシクとハンジミンは顔が整っていてとても絵になるし、本物の色覚障害者に見えた。
短編でここまで見せるか〜という余韻。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

何回観たことか…。
演じたラミも素敵だけれど、やはり本物のフレディが美しく、沼る。
エンドロールの映像でいつも目頭が熱くなる作品。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

こんな素敵なストーリーが思いつける辻村深月にまず感服する。

不登校の生徒数は増え続けているけど、その原因は人の数だけあって、どのように描くのだろう?と興味津々だった。
よくある女子の陰鬱さは私の時代
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

安藤サクラ、安定の演技で映画のレベルをかなり上げてる。
最後のシーンの妻夫木聡も芸術的でよかった。
「あゝ、荒野」以来、久しぶりのでんでんがいい味出してる。
清野菜名は初めて見たけど、個人的にすごく好
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

テーマは「仲間意識と兄弟愛」。40代の親世代も楽しめるよう、趣向を凝らした作品だった。
任天堂のスーパーマリオブラザーズ、大乱闘スマッシュブラザーズ、マリオカートの要素がここかしこに。これこれ、と視覚
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レイディオ(2020年製作の映画)

2.5

若い監督らしく、新鮮で初々しい作品。
悪くない。悪くないけど、
もうひと工夫ほしい。
演出も物足りない。
病気で亡くなるということへの知識が希薄なのかも。

亡くなったと分かった時、そう簡単に泣けるも
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.9

米軍には米軍の苦しみがあり、
こういう軍人がいたという事実に胸が熱くなった。
戦争がなくならない現世で、自分が戦争に関わらないで(被害者のみならず加害者にもならず)人生を送っていけることにも感謝したい
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.9

最初は、先が読めるようなよくあるストーリーか…と少し落胆してたけど、後半、特に終わりにかけて胸にグッとくるシーンがあり、目の奥が熱くなりました。

いろいろ名言がありましたが、「It’s not yo
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世界で一番いとしい君へ(2014年製作の映画)

3.6

病気ものはあまり見たくないのだけど、カン・ドンウォンとソン・ヘギョが両親役ということで鑑賞。
この病気が実在することを知らず、不勉強な我が身を反省しました。
私自身が年齢を重ねたせいか、それぞれの登場
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ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)

3.3

心が傷ついた女の子と、その子を救いたい一心の男の子の話。

男の子の趣味である金継ぎが象徴的で、鑑賞後にそれが何を意味しているのか考えると、なかなかいい映画だったなとしみじみする。
最後の手紙を渡すシ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

何十回と鑑賞してきた作品。
音楽も秀逸。
新海作品の中で今のところマイベスト。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

この作品が賛否両論に分かれる理由は、鑑賞者が自分の「無意識」(=影)を意識化しようとしているか否かにゆだねらるからでしょう。

ジブリ作品に登場する不思議な生き物たちは、私たちの普遍的無意識に生息して
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

親への感情が、
I hate you! から
I really love you!
に至るまで美しく描かれている。
愛に溢れた家族だから、子どもが安心して羽ばたいていけるんだなあ。
子どもを尊重する
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

是枝監督らしく、直接的に描かれていないので掴みにくいのは否めない。でも重要なキーワードや場面がそこかしこに散りばめられていた。
親の愛情を全く知らずに育った人たちが、赤ちゃんを通して心を触れ合わせる物
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

ティモシー目的で鑑賞。

救いのない物語ですが、見終えた後、重い余韻がないことに気付きます。

OSTも素晴らしい。中でもジョン・レノンの「Beautifu Boy」は涙なくしては聞けません。

親で
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

2度目鑑賞(3.28.2024)
多すぎないセリフ、芸術的なカメラワーク、音楽、演出すべてが秀逸で、賞に値する作品だとあらためて思った。

イタリアらしく、太陽の光に染められた景色が色鮮やかだ。そんな
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.1

ささやかなストーリーだけど、細部にわたって胸にぐっとくる場面が散りばめられていた。
いかにもフランス映画らしい。
鑑賞後は心和やか。まるで韓国でいう「薬菓(ヤックァ)」のよう。
海辺の景観も素敵なうえ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.9

よくありがちなストーリーだけど、それ以外のすべてが優れているのできちんと感動させてくれる。途中、何度か胸にぐっときた。

色鮮やかな衣装、ダンスがとても美しい。カメラワーク、ラストシーンへの運び、劇中
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少年の君(2019年製作の映画)

4.7

中国映画に詳しくないので、正直なところ驚嘆しました。
こんな素晴らしい映画を撮れるのだと。
10代の子どもたちの世界を素敵に描いてくれてありがとうという気持ちです。
主役の2人の俳優さんたちの演技も秀
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