kahoさんの映画レビュー・感想・評価

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんとうに上白石萌音ちゃんって素敵だな。彼女の、特に声が大好きです。

鑑賞中、色んな人のことを思い出した。適応障害から復職をめざす後輩をサポートしきれなかったこと、育児との両立に悩む部下のこと、希死
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「俺の美声」「お前の美声」
キスされた頬にふれる
人は言い訳ばかり
間違いやどうしようもなさと共に生きる
最悪な世界は続く
為政者に怒りは届くの
枯れても粉々に朽ちたりしない
枯れても風に揺られてそこ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

愛だーーーーッ!!!!!
紅だーーーーーーーッッ!!!!!!
ありがとうございました!!!!
ファミレス楽しみにしてます!!!

・「愛とは与えること」ならば、聡実くんが狂児に捧げた巻き戻せない歌声は
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

世界に置いてかれてくひりひりしたどうしようもない閉塞感があまりにリアルで20歳前後の苦しさとおかしさを思い出しちゃった。おじ、バス乗ってっちゃうの。なんか未だに落ち込んでいる。たまにあるよね、まともな>>続きを読む

映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

プリキュア概論。プリキュアとは。
周年だしFってFinal?などと身構えていたけど、エンドロール後に嬉しいお知らせをいただけて最後まで優しいつくり。

名言ラッシュの攻撃パートが冗長にならないのは、何
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

世界や大切な誰かと繋がって自分の存在を確認する窓際のラストシーンが好きだな。
人は1人じゃ生きられない、というより、1人じゃ“1人”にすら成れないんだと思った。人でも、自然でも、音楽でも、何かと繋がっ
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少年の君(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

すっごく惹き込まれた。特に逮捕されるまでのラストスパート、すべてを認めた後の面会での表情だけのお芝居合戦、凄くないですか。そして「君は世界を守れ。俺は君を守る」こんな愛の言葉があるかよ、私はもう言葉が>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.6

人の結婚式を何だと思ってんだ、と笑えてしまうんだけど、どんな瞬間だって人は自分の人生を生きてしかいないもんね。
仕事とか夢とかなんでも、自分の人生に誠実に本気になるからこそ、他者との出会いや関わりに意
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

前半の景気の良さたすかる元気出た
ヘンリーの眉間のしわは愛くるしいし、アレックスは魅力的すぎる
日本の政治家みんなアレックスみたいになってくれん?
勇気出して行動に移してこ〜

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

いぬかわい〜〜
人間はもっと犬らしくすべき!みたいな格言ほんまありがたい、土掘りたいとかのきみの欲求いくらでも聞いていたい

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自覚の有無に関わらず差別が醜いものであること、出自や文化は違えど互いに手を取り合えること、近しい者同士でも怠らず言葉にすること、血縁が個人を犠牲にする理由になってはいけないことなどを取り上げた点や、そ>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールの歌唱よすぎるね!

芦田愛菜さんのいじらしさ(寝坊して髪うまくできてない日の顔、印刷所で否定する時の挙動、縁側で流した涙、友人の背中を押したあとの晴れやかな全力疾走、あげたらきりないくら
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少年、機関車に乗る 2Kレストア版(1991年製作の映画)

3.0

17歳で背負わなくていいはずのことまで、きっと感じて考えて結論を出してきたんだろうな。弟の存在が大人への過渡期の彼を彼のままでいさせてくれるのかも。
ちっちゃい声でなんであんなポット持ってんのか怖いっ
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

無垢な眼差しが物語る子どもたちの集中力と、自分で考えて発信することへの躊躇のなさに驚かされた。子どもの自主性を育てるってこういうことか。

先生たちは肝が据わっていて、揺るぎなく確立されているという意
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

出演者に惹かれて見たけど、(女だけどマジ無理)とふんわり思い続けているうちに終わった。

“クオリティが高くとも所詮人形でしかない”という気づきが描写されていたけど、それにしても、愛した女の身体(を想
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

私も来世は木村文乃になります。
これDolby Cinemaで見たら、本編前の広告フレーズ思い出して笑っちゃいそう。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

良いねえ。こういう映画に出会えるから、嫌いなはずの夏が毎年待ち遠しいんだよ。
映画館を出てすぐのベンチでパンフレットを読んだ。風が気持ちよかった。一駅歩いて帰った。良い映画を見た。


カラム、良い父
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.0

会話の内容がインターネットに浸りすぎてて聞いてて恥ずかしくなっちゃう。期待してたバディの良さが分からなかった。敵の女の子の「キャラ作ってます!」って感じの発声が薄っぺらく感じてしまって苦手。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

吹替

兄弟愛、親に認められた、今度は兄を助けた、など家族間の要素が多かったね。特筆すべき展開は無く、話としてはそんなに面白いと思わなかったけど、観客の子どもたちが楽しそうだったので良かったです。
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後の2人のシーン見入っちゃった。
私は「行為なんて映さなければ映さないだけ良い(他の表現で悟らせる方が優れている)」という評価をしがちで、すぐ嫌悪してしまうから極力省いてくれとさえ思っていたのだけど
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

食卓できょうだいが笑い合うシーンが良いね。静かに生活を切り取るみたいな映像の雰囲気も好きです。

部屋を青くしてくれる様子や、短い髪をゆるしていることから、母親もミカエルの性自認を受け入れているのかと
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.9

冒頭の陽気な音楽と数ラリーの会話で「たぶんきっと好きなやつだわ」と確信した。
女子寮の服云々の件はキツイけど、正解や成功が簡単に目につくようになった世の中を健康に幸せに生きていくために大事なテーマを扱
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なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

オチ「なんと!彼は初めから彼女を好きでした!」←序盤から分かってたすぎる。愛すべき茶番。互いに気が無ければ成立し得ない行為の数々を、片思いごっこ(??)として見せられ続ける時間、ずっと(おれは何を見せ>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まだ死ぬわけにはいかない年齢なのに、見守るべきあなたからoldだねと言われるシーンきっついなあ。全然違うのに。ほんとうは赤いろうそく全部使い切ったって足りやしないんだよ。全くわかってないな。
でもそれ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

-

合わなかった、というかなにも分からなかった。全員なにをしているの?15歳とあんな感じになれちゃう(褒めてない)ヤバいキレ方をする25歳にドン引きなことしか分からない。自分の友達が15歳に口説かれてあん>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

見るのは2回目、映画館では初めて。映画館で見られる日が来るとは…!!朝早くの回なのに満員だった。やっぱみんな映画館で見たいよな。

巨大なスクリーンに、ドルビーシネマと3D(3Dメガネしてると涙は拭
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映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(2018年製作の映画)

4.0

偶然テレビでやってて、ドンピシャ世代である初代のふたりも居たのでなんとなく見たけどよかった。
(幼少期リアタイしてた初代、子どもと接する機会が多かった頃のプリアラとハグプリのキャラに見覚えがある程度で
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞記録
23/01/03 通常
23/02/09 IMAX
23/03/14 IMAX
23/03/21 LIVE ZOUND
23/03/29 Dolby Cinema
23/04/06 IMAX
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

えーーん!誰かを傷つけたり自分を恥じることを経験しながら大人になっていく過程をまばゆく描いているのは好きだし、みっちゃんと菊子さんのシスターフッドの予感にわくわくしたのに!
ラスト、喜久子ちゃんが菊子
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とても明日を生きられない絶望が日常の直ぐ側にあるという事実や、無情に流れる時間の中で生きていくすべての命とすべての関係、そして3.11。それらにしっかりと目を向けようとする制作陣の気概。日本のエンタメ>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

性的少数者への偏見や、アウティング、児童虐待、アルコール依存症、外国人労働者への卑劣な扱いなどを描こうとしたことには意義があったと思う。

義父を逮捕に追いやるためのシーンでドヒの演技力が伏線回収され
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

なん?親の役目が配偶者に渡されるって考えきもちわるすぎる パートナーって対等じゃないの?
展開もなんか平坦で惹き込まれないまま過ぎてったし、特に岡田健史くんの台詞が「普通そんな言い回ししないだろ」って
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱアクションが超かっけ〜!!!ただ(この人JKを…)ってチラつくのしんどかった。原菜乃華ちゃん出てたの知らなかったから嬉しかったし彼女の笑顔は世界に光を差してくれるけど、それは置いといて、JKと2>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.2

初め息子が夫に見えてひどく苛ついた。ああ息子なのね、と気づいて納得しかけたけど、妻でも母でも彼女が個を犠牲にして生活を成り立たせるための機械になっているのは変わりないわ。

歯車が狂い出す様子と、そう
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

誰だってそれぞれに抱える痛みや苦しみを隠して、何でもないようにこの社会で生きているんだよな。当たり前のことなのに、つい自分の痛みにだけ敏感になってしまう。

“私”の体験やそれに伴う感情には寄り添うこ
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