みづきさんの映画レビュー・感想・評価

みづき

みづき

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.4

この映画は手汗はもちろんのこと足汗も止まりませんでした!
上からのアングルがめっちゃ怖い😱
あと、リュックやスマホがツルッと落ちそうで高所で何かを手に持つ行為自体もめっちゃ怖かった😱
ホラー要素もすご
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旅するダンボール(2018年製作の映画)

3.5

見始めた時はまさかこの作品にうるうるさせられるとは思いもよらず。とてもあったかいダンボールの旅でした。ダンボールを作ってきた人達が嬉しそうなのがほんとにいい。
この活動は彼の人柄によるところも大きいだ
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

2.8

たまたま助けた若造が武士道に狂ったためにやたら忠誠誓われるオジさん。
武士道の本を読みポカーンってなる女の子。
周りと本人の温度差がシュール。
あんなに練習してた日本刀なのに実戦では使わないって所がウ
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告白(2010年製作の映画)

5.0

原作読んだ時にも圧倒されてほげーってなったけど、今回もほげーってなった。
原作のすごさを更に押し上げるような稀に見る映画でした。まるで舞台を観ているような臨場感のある撮り方や映像がすごかったし、
松た
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.5

映画というより2時間ドラマの質量。
時々出てくる仲良し家族の描写がキツかった。
凄腕銀行員はみんな裏で悪いことしてて、そうじゃない銀行員は狂うしかないのかなって思っちゃうくらい肝心の阿部サダヲにすら正
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

高須院長(息子の方)がYouTubeで、自分を虐待した親に顔が似ているのが嫌で整形する人もいると仰ってて、まさにこの事かと。この点はよく伝わってきた。
一方、在日というワードをやたらと入れてくるくせに
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

2.0

世に溢れる様々な対立に当てはめて考える事ができる作品。対等な武力を持って初めて和平交渉に臨めるのだということにハッとした。平和にもある程度の武力が必要。
絵は大っ嫌い。昭和の絵本みたい。
きっと論文書
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紙の月(2014年製作の映画)

4.0

募金箱にお金入れるのが快感で入れまくっちゃう女の子って大島弓子の漫画にもあったなあ。
私も横領事件に出くわした経験があるのですが、この作品のケースと根本的な所は恐らく同じで、お金が欲しいっていうより本
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

ゴールデンカムイの白石と江戸貝くぅんがいた気がする…
それはさておき、私にはFBIの大失態を描いた映画としか🙈
あんな凶悪犯が脱獄中にパーティーするのかなあ?

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.0

セリフが下品すぎてしんどい。アメリカ人にはああいう言葉がクリティカルヒットするんですかね。
作品としては最後のミッキーマウスの歌が皮肉だねぇくらいしか言えないけど、ベトナム戦争を描く映画なんてこれから
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.5

学生時代の不器用な失敗の答え合わせってある程度の時間を経ないとできない、それをさわやかに描いたとても素晴らしい作品。
ラストシーンはとてもすてきな答え合わせだった!どのシーンも絵葉書のような構図だし、
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ミミズを見つけたあの日からスズメちゃんは私を置いてラストまで突っ走っていってしまいました。意味を込めて作られている作品だけにもっとスズメちゃんには落ち着いてほしかった笑。
以下、すごくマイナスな感想で
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13人の命(2022年製作の映画)

3.0

この出来事はニュースで知ってはいたけど、まさかあんな方法で洞窟から運び出していたとは知らなかった!まさに不可能を可能にするとはこのこと。この決断を下した人々を尊敬する。
しかしクレイジージャーニーで洞
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

結構キワモノな作品だと思うんだけどアカデミー賞取ってたんだー。
半魚人がリアルにも陳腐にもどっちでも転べそうな中、周りを徹底的な映像美で固めた監督のなせる技でしょうか。

みんな違ってみんな辛いね。軍
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四つの恋の物語(1965年製作の映画)

3.5

漫画を読む笠智衆
お風呂で歌う笠智衆
チュウされてその気になっちゃう笠智衆
色んな笠智衆の詰め合わせ。
当時の50万円ってどれくらいの価値なんだろうなー。
おてんばな末っ子が最後に空を飛ぶのが、これか
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近松物語(1954年製作の映画)

4.0

昔の映画だけど現代で観てもかなり面白かった。もっとみんなにも観てほしい。
顔に似合わずどこまで行ってもブレない茂兵衛の忠犬ぶりが気持ちよかった。
浮気するなら死ぬ気でやれよ、現代人。

風のある道(1959年製作の映画)

3.9

もうやり直せないお母さん。
帰路に立つ娘。
そこへお父さんが選択肢を差しだす。
お父さんって所がこの映画の良いところですよね。
最後に娘に見せたお父さんの優しさはお母さんへの罪滅ぼしだったのだろうなあ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

鬼太郎のチャンチャンコつよつよの理由が分かりました。
が、ラストで一気にお茶の間30分アニメに。あのキャラデザになぜ誰も突っ込まなかったのか!
アクションシーンだけは今時アニメ感がすごくてラストもう一
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

このゴジラ、めちゃくちゃ怖かった。今までのゴジラはひたすら「かっこいいー!」って感じで観てたけど、今回は恐怖で鳥肌が立った。
ハリウッド版によくある、ゴジラと他のモンスターとの戦いをテクノロジーの壁越
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

2.5

登場人物が皆よく分からない人で、ノイズが多すぎて話に入り込めなかった。
ミラのママがしょっぱなから変で、肝心のパパもあれだし、変な両親だなというフィルターが最後まで外れないし、いちばんはモーゼスのミラ
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地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年製作の映画)

3.7

あるカメラ青年の短く潔い一生を少しのラブロマンスを添えてって感じなんだけど、見方を変えるとややホラーです。
浅野さん演じる一ノ瀬は戦争や死に対する恐怖が抜け落ちてて、純粋でみんなに優しいからすごく残酷
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A2 完全版(2015年製作の映画)

4.0

映像の衝撃度はAの方が高いけど、内容の衝撃度でいうとこっちの方が高かった。
住人達の間にあんなやりとりがあったなんて、他のメディアは絶対教えてくれない。
一見微笑ましい感じなんだけど、私には普通という
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

2.5

骨の向こう側に行った少女の愛のお話。
この子WAVEの妹役の子か〜。独特のガーリーな雰囲気がすごく印象的。あと、お母さんが00年代ガーリー代表まさかのクロエじゃないですか!びっくり。

しかしティモシ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.8

桃から、竹から人が産まれる。その設定に日本人が疑問を抱かないように、このお話を受け入れるには生まれた国から違いすぎた。
だから最後は完全にズッコケましたよね。ド直球、まじでそのまんま来たよ!って。桃か
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

今回のBLみたいに人には少し言いにくい、だけど好きなものってきっとみんな1つくらいはあって、たとえそれがこの映画の様に誰かと共有できなくても、自分だけはその対象を卑下したり、こんな歳で…とかそんなのは>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

もしあの2人が人殺しに悩むようなシーンが一瞬でもあったらしんどかったけど、マジで1ミリもそんなシーンなくて観ててすんごい楽だった。
2人の関係がなんとなくリコリコっぽいなーと思った。金髪の子の動きがす
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.0

悪夢っていうから精神的にサイコな感じかと思いきや、ゴリゴリの物理攻撃。思てたんと違う。
金ピカの武器をせっせとDIYし、戦う前にちゃんとお洋服着替える頑張り屋さんのお話かな。

「A」(1998年製作の映画)

4.0

街角にポツンと佇む彼の姿が、まるで親が捕まって置いてけぼりにされた子供の様だった。
それは一連のテロ計画に入れてもらえなかった寂しさのようにも感じられる。
尊師から直接裏切られるという経験ができなかっ
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.0

愛を知って羽ばたきたい蛾と羽ばたけない蛾。醜くも美しい。いや、美しいのか?
いくらお金無くても天井は塞ぎなさいよ。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

ちょー私好みの作品。
湿地帯で1人で暮らす女の子って設定だけでヨダレが。魔女とか好きなんでついつい。お部屋もお洋服もかわいい。
美しく切ないロマンスと法廷のバランスもよい。主人公が非モテであればこんな
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

映画の冒頭で「過去は死なない」的な名言をいかにもなテーマとして掲げつつ、実はガッツリ観客を騙しにきてるという、冒頭で全てを決めてきたこのセンス。騙される甲斐があります。
人種問題はさておき、「私はあん
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

ラスト超スカッとする!
え、なに?今まであんなもの観せられといて、最後に超越した親子愛を理解しろだと⁉︎と思っていたら、なんとまぁ。
ランというタイトルが憎いですね。
フラグ立ちまくりの郵便屋さん、結
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

みんな戦争なんかやめていったんこれ観よ!って言いたい。
大人なのにずっーっとワクワクしちゃった!キルビルからのビースティで私のハートはがっちりキャッチ。スタッフ達は私より少し上世代ということがよく分か
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犬王(2021年製作の映画)

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ストーリーは良さげだけど、肝心の絵と音楽が私にはハマらない。ううう。
映画館に観に行かなくてよかった、とさえ思う。
アヴちゃんの新たな魅力が知れたのはよかった。

still dark(2019年製作の映画)

2.5

ACジャパンのCMとまでは行かないけど、障害も気にせず接するのいいよね的なノリの同僚の設定が合わない。時々彼が猿に見えてしまい辛かった。
タイトルと主人公の1人きりのシーンはとても良いんだけどなぁ。

四月物語(1998年製作の映画)

4.0

YouTubeにて高校生ぶりに拝見。当時はうづきちゃんという名前に憧れたなあ。
エプロン姿の田辺先輩の破壊力がすさまじい。こんな人、今の時代にもいてほしい。
また来てよ、っていうスマホのない時代の繋が
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