Chihilowさんの映画レビュー・感想・評価

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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

3.3

「腕、落ちたんじゃないのか」
「馬鹿、お前の脚が老けたんだよ」

運び屋(2018年製作の映画)

3.3

文字通り運び屋のお話。でもよくある運び屋のお話ではないお話。ダーティハリーのイーストウッドはいない、でも「枯れた」渋いイーストウッドにまさか泣けるとは思わなかった。ひとつひとつの言葉がとても良いのだよ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.2

12月が近くなるとなぜか見たくなる一本。
劇中戦時下の捕虜として当時のデヴィッド・ボウイはキラキラしすぎてるし、坂本龍一は演技と発声が…だし、戦争映画だけど戦争シーンは無いし。
それでも大島渚はうまく
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.1

「脅迫か?」
「同情だよ、尻拭いは大変だろ?」

ここのワンシーンがほんと好き。
物語自体は淡々と進みます。

肉体の門(1988年製作の映画)

3.2

田村泰次郎の原作 五社英雄監督作品。これ以前にも数回映画化されているものの、今回は1988年版を鑑賞。

戦後間もなく新橋での売春婦たちのお話。かたせ梨乃 名取裕子 それぞれ綺麗なのだけど、個人的な1
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.4

2010年のアカデミー作品賞 脚本賞受賞の本作。

ドンパチ系の戦争映画を期待すると肩透かしを食う可能性があります。戦場から一刻も早く帰りたい兵士の話ではなく、本作は逆。戦場に於いてのみ生き甲斐を見出
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

水は低きに流れ、人は易きに流れる

次々に起こる目を背けたくなる事実に対して、抗おうとするも結果的には大きな渦の中に収まってしまう。普遍的な人間の心理みたいなものを見たような気がした。

家賃三部作の
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アフターライフ(2009年製作の映画)

2.8

肝心なところを言及しないリーアム・ニーソンを前に、視聴者もクリスティーナ・リッチも「生きてるの?死んでるの?」と半ば混乱のまま進む映画です。

皆さん書いておられますが混乱の中進みつつ、クリスティーナ
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ゼロの焦点(2009年製作の映画)

3.1

原作を読んだ後に観た作品なので、その差分や改変部については言及しません。中谷美紀が痩せすぎか?とも思いましたが作品が進むにつれ、彼女の秘めたる狂気みたいなものが華奢な体と相まって何とも言えない雰囲気を>>続きを読む

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.1

ニコールキッドマンの設定に若干の難ありでしょうか。
演技派2人の社会派映画!を期待すると少し肩透かしをくうかもしれません。
ショーンペンの疑り深い下から見る仕草にグッときます

十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.3

ラストの殺陣シーンが長くてとても良い。
江戸時代版 町ごとホームアローンみたいな様相で、箇所箇所に仕掛けてあるトラップが面白い。
稲垣吾郎の壊れ?キチ?っぷりは過去の踊る大捜査線の犯人役を彷彿とさせた
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武士の家計簿(2010年製作の映画)

3.1

刀は…でもそろばんなら!
堺雅人は殺陣のない時代劇を彼の持っている穏やかさでよくカバーしてます。
と、同時に松坂慶子の時折見せる「えっ!これも…なの?」というおっとりとした切迫感のなさも好き。

赤線地帯(1956年製作の映画)

3.3

溝口健二の遺作。
売春防止法の成立に怯えながら、それでも何らかの理由で売春をしながら生きねばならぬ女性たちのお話。
憧れや恐れ、狡猾さ、時代の移ろい、それとともに女性も商品として流れていく。

ミッキ
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日本侠客伝(1964年製作の映画)

3.0

高倉健が若い。それだけでも観る価値あります。

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.3

田舎の名家にゃワケがある
ワケありとくりゃあ金田一耕助ってことで今回は渥美清。
石坂浩二との比較はさて置き、これはこれで個人的には良かった。
山崎努と夏八木勲の迫力を見るだけでも価値あります

007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

3.1

007はロジャームーアよねと思わせてくれる作品。
作中通してのジョークも彼なら素敵。配役や劇中テンポなどバランスよく仕上がってます。
娯楽映画はこうでなくちゃ!

雲霧仁左衛門(1978年製作の映画)

3.3

仲代達矢はさすがの演技。
眼光、言葉全てに力があります。
監督が五社英雄ということもあり、ポイントでお色気シーンを挟むものの冗長さは感じない。
岩下志麻見るだけでも価値あります。
松本幸四郎もね。

オール・ザ・キングスメン(2006年製作の映画)

3.1

ショーンペンはさすがの一言、迫力◎
ジュードロウは少し端正すぎるかな。
ショーンペンの演説シーンは当選前のクリーンさは昼、当選後の汚職疑惑は夜のように明暗がつけられていて分かりやすい。
あとホプキンス
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鬼畜(1978年製作の映画)

3.4

緒形拳さんの少し背中が丸くなっているところが、彼の役どころの気弱な人間をよく表していると思う。

岩下志麻さんの妙に艶めかしい感じとオルゴールの使い方はさすが