theocoenさんの映画レビュー・感想・評価

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地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.5

まだ、現在のテレンスぶりが確立されていない「普通の」撮り方で作られている。
息子に比べ、父シーンの格好良さよ

ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

3.5

世間の不評が収まる頃ということで今になっての鑑賞。劇場には我々以外たった一人という惨憺たる状況。
さて、内容はと言えば、エンディングが閉まっていないこと、小ぶりな映画(設定の話ではなく精神的な部分で)
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ホルテンさんのはじめての冒険(2007年製作の映画)

3.7

何処となく同じ北欧のカウリスマキ監督作品と通じるものがありながら、カウリスマキ監督作品ほど乾いていなく、とはいえとても映画らしい作品。
またも頭の悪い邦題のイメージに騙されると、この映画を見失うだろう
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

2.2

当時の美術再現が見事な他に何も見所がない。多く見られる役者の頑張りだけが光る映画から何も立ち昇ってこない単なる筋追いの作品。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.5

娯楽なので、矛盾にも目をつぶれば
よく出来ていた、と言うしかないかな

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.1

夾雑物が無い場所で人が如何に鋭敏な感覚を育てられるかということ。

監督が演出をする結果が映画なのであるということ。

不真面目な時代にはなかなかみられなくなりつつある映画世界。

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.4

無性に見たくなって鑑賞。

非の打ち所がないテンポ、繋がり。

嫌らしさの微塵も持たない映画世界がここにはある。

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

1.7

一つの感情を二つ、三つに見せて描くその増幅振りは何しろ作り手自身がその感情を未整理な証明なのだし。

結局、心から何を叫びたいのはさっぱり伝わってこなかった。

この程度でアニメ界を背負って立つ様な押
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リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

4.2

Bruno Ganz、Charlotte Ramplingと来れば見過ごすことは出来ない。Jeremy Ironsはかつては然程私には印象的ではが無かったがとても良い存在感(年の取り方が良かった筈だ)>>続きを読む

扉をたたく人(2007年製作の映画)

4.0

得られるものと失うものを見る。待つ。考える。
無闇とハッピーエンドに作らない誠実な語り手の映画。

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

満島はこんな役でもまたもやひょいっと一段高いところで演じてしまう。
最早感嘆意外の言葉が浮かばぬ。
この監督は今迄どうも何を撮りたいのか今一つ判然としないと感じていたが、本作ではかなりの語り口、演出を
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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

4.1

雪が印象深い映画には良いものが多い。この映画の場合は雪と氷。
主人公と女の折合いの付けなさ具合が素晴らしい。安易に物語を扱っていない。
その主人公の心情はラストシーンで。
なかなかのもの。

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.9

本当にそろそろ邦題について真剣に取り組んだ方がいいね。
当方、映画を見る前に事前情報をなるべく読まないので、
珈琲好きだし、まぁ気楽な映画だろうと見てみたら何ともまともな映画じゃないか。
しかしこの邦
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ケープタウン(2013年製作の映画)

2.9

ちゃんと南アの実情をリアルに描いたら意味のある映画になったろうに、たまたま南アに場所を置いたエンタメの域を出ていない(制作陣もそう意図したのだろう)。ウィッテカーさん、以前よりも痩せてどこかしら貧相に>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.1

この地球上に何百億も何千億もある家族の時間。
生命は時間を意識して生きていく。
一瞬一瞬が特別な奇跡的な時間でありながら普遍的な時間。
素晴らしい映画でした。
役者全員、鎌倉、梅酒、四季、、、

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

3.8

この頃から満島は既に凄かったのか!
一人の役者が映画の全てを動かしてしまっている。
監督も撮影の時点でここまで予測していたとは到底思えない。
奇跡の存在。

サンシャイン 歌声が響く街(2013年製作の映画)

3.7

ミュージカル形式が嫌いなんですよ。
ところがそうとは知らずに見たこの作品は、それが嫌ではなかったというだけでも画期的。

ある過去の行方(2013年製作の映画)

3.6

なかなか息がつけない、嫌なテーマの映画であった。が映画らしい時間と役者の画面で引っ張り130分描き切った。なかなかのものである。

悪魔の陽の下に(1987年製作の映画)

3.3

やろうとしている主題と役者、カメラ、色、音楽がちぐはぐに感じられて仕方がなかった。
惜しい映画

やさしい女(1969年製作の映画)

5.0

やっと見られた。
見終わったばかりで震えて落ち着いて書く事が出来ない。
ファーストカットからラストカットまで、ドキドキしっぱなし。
身体に悪い。
勿論素晴らしい意味で。
映画そのもののドミニク・サンダ
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.4

ここ何年か作られているアメリカン・ミュージックの栄光の光と影という奴ですね。何度か書いている様に私は実話を元をした映画のインパクトに否定的ですが、この正にアメリカン・ミュージックの黄金期を飾った音楽と>>続きを読む

ほとりの朔子(2013年製作の映画)

3.7

インドネシアのタイム感を二階堂ふみの身体で表現。
登場人物は、結局まだ何処にも行けないでいるが行けるかもしれない選択肢は幾つか見た。という映画。
良いんではないかな。
全ての真ん中の二階堂ふみは凄い役
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ミリオンダラー・アーム(2014年製作の映画)

3.3

ハリウッド映画特有の語り口を除けば、概ね好感が持てる。
しかしそれは映画の面白さではなく、事実の面白さ。
製作者が軒並みいけしゃあしゃあと
based on a true storyと言う時、
それは
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スパイラル 危険な関係(2011年製作の映画)

1.0

トビー君は何故この仕事を受ける気になったのだろう?とその事ばかりが気になる映画。
というか、映画以前。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.4

グランブルー以降は大嫌いなリュックベッソンの作品だったが、主題に関心あり見てみた。
相変わらずのノーテンキ振りもあったが、スカーレットヨハンソンの頑張りとやはり興味深い主題で最後まで見る事が出来た。
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.7

【死ぬまでに見ておけ傑作選4】スピードにパクられた事でお馴染みの邦画大作。
高倉健、宇津井健、志村隆、丹波哲郎、北大路欣也、田中邦衛、岩城滉一、藤田弓子、宇都宮雅代(以上敬称略)思い出すだけでも目が回
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ターニング・タイド 希望の海(2013年製作の映画)

3.7

余計な説明をせず映像の中で語らせる、当たり前ながらこの頃説明過多の映画ばかりの中で好感が持てる映画でした。
海の孤独、家族、過度にならない音楽

出口のない海(2006年製作の映画)

2.1

題材そのものは映画以前の問題なので云々しないとして、こういう下手な映画を見るといつも頑張って演じる役者達が不憫だと思う。
至る箇所での音楽の不適切な使い方、歴史考証の杜撰さ、バランスの取れない進行と監
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.7

良かった点、絵がとても上手くて細かいドキッとする描写。
良くない点、ナレーションで進行していくので、絵がイメージショットとなり、これでは映画ではなくPV。
絵に光りを乱用。
山崎まさよしの凡庸な歌がク
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東京難民(2013年製作の映画)

1.0

へぇ、原作ものなんだ。
さて、もっとネカフェで棲息する人達の逞しい生き様を描いてい映画を勝手に想像して見てみると、、、、残念な映画でした。
色々あったけれど最後迄希望を失わずに生きていこう的な、全くあ
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夕凪の街 桜の国(2007年製作の映画)

3.8

2回目。主に前半だけを見る。
麻生久美子さんは女優だなぁ。

サンブンノイチ(2013年製作の映画)

3.0

うーん、どうなのかなぁ。
映画の作りとしては頑張っている(監督よりもカメラさん、編集さん)と思うし、ピーターさん、窪塚、住谷など役者はかなり良いが、脚本で凝りすぎてしまった事で、伝えるものよりもどんで
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