このレビューはネタバレを含みます
あらゆることが過剰な映画
登場人物の心情や感情は、ダイアローグ/モノローグ/泣く・叫ぶといった声/顔の表情/回想シーンの挿入などで逐一(あまりにも安易に)提示され、その溢れ上がった心情や感情をさらに>>続きを読む
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雷蔵の死に至る悲劇的な物語は、雷蔵の体の高さの変化によって示されている。
雷蔵が最初に画面に現れたときは馬に乗っていたが、そこから段階的に体の高さが低くなり(片腕を切断されて籠に乗せられ、片足を撃たれ>>続きを読む
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マリオ・バーヴァのカラー作品の多くが色のコントラストを強調した画作りをしており、今作も赤、青、紫などの鮮やかな色彩が本当に素晴らしい。
今作でも『白い肌に狂う鞭』や『呪いの館』と同様に、時間の流れが>>続きを読む
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この面白さはなんなんだろう…
まずタイトルの出方が最高
村井邦彦の音楽が流れ、車道に捨てられたキューピー人形を捉えたショットにタイトルが現れる
クロースアップを多用しているので、被写体や場所がな>>続きを読む
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主人公の計画性のなさや殺人の偶然性を示すように、主人公が終始忙しなく歩き回っている(車で移動している)。
殺害シーンの主人公と被害者の無様さ(老婆の口から入れ歯が飛び出る、服がめくれて下腹が出るなど>>続きを読む