Iさんの映画レビュー・感想・評価

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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

5.0

とても面白かったし感動した!
監督の部屋から始まり、この生活が政治によって潰されるかもという流れが、生活=政治とスバっと示していてよかった。
かっこよかった〜
この映画に出てる女性やみんな。
そして、
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バービー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

エンタメとして素晴らしく内容も芯があって批判的だけど温かみもあって現在のことが描かれていて良かった。個人的にサクッと観られるのが良い。

みなさんのレビュー全体を見てると歯がゆい。。
鑑賞前だが、今作
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フェイシズ(1968年製作の映画)

5.0

俳優の感情を顔のドアップで感じる。現実的な話。細かい感情を表情から感じとるというだけのことだけどなぜこんなに面白いんだろう。現実世界で行なっていることに近い。『ハズバンズ』を初めて観た時に衝撃を受け、>>続きを読む

カナルタ 螺旋状の夢(2020年製作の映画)

3.0

監督自身の姿一度も画面に出てこないが、とても監督の存在を感じるのはなぜだろうか。鬱蒼として湿度の高い森の中という環境で、主に監督と主役と2人きりで撮影しているからだろうか。監督の日記的な要素が強く、感>>続きを読む

フェミニストからのメッセージ(2018年製作の映画)

5.0

思うところありすぎ。何度も見返したい。
フェミニストの皆さんの写真かっこいい。写真集ほしい。

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.6

良かったところは、ムーヴメントを起こす主人公が内気なタイプで、こそこそとzineをトイレに置くところからはじまるところ!
監督でもあり母親役のエイミーポーラーの学生時代の女性パンクムーヴメントを踏襲し
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グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

5.0

よくよく考えるとこれが何で映画になるんだろうと思うような内容なんだけど、なぜか映画になってるし、人を魅了する力がある。
住んでる家は壊滅的に汚いし、口を開けば嘘ばかりでどれが本当の話なのかもはや分から
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

アクション映画をあまり観たことがなくて、最初のアクションシーンは素直にすごいと思った。ダニエル・クレイグほぼスタント無しなのすごい。007シリーズをはじめて観て批評するのも違うかもだけど、主人公がいま>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あるあるのオンパレード。スカッとより、何で女がここまでやらなきゃいけないんだっていうやるせない気持ちのが強い。
美人でスタイルが良くて勇気があって頭が良くて強くて自分の幸せを捨てられる覚悟がなければ正
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夜と霧(1955年製作の映画)

4.0

以前映画館で。歴史として知ってはいたもののショッキングな映像の数々。恐怖、怒り、悲しみ、やるせなさ。本当にこれが現実に起こりえたのか不思議なくらいだけど、『サピエンス前史』のユヴァル・ノア・ハラリがN>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

『RENT』に対してこちらは好きだった。歌が自然な流れで挿入されていてミュージカルのクサい感じがあまりなかった。歌とBGMのバランスも良い。『Superbia』観てみたい!

RENT/レント(2005年製作の映画)

2.5

物語と歌のつなぎが微妙だった。複数のBGMを繋ぎ合わせたみたいな感じ。演者それぞれ魅力があって歌も素晴らしいけど臨場感がなく勿体なく感じる。ブロードウェイではどういう演出なのか気になる。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

ロケ地もキャラクターも少なくて、大きな出来事もないけど面白い。
それぞれのキャラクターづくりと衣装や小物カメラワークと音楽が飽きさせない。
ドイツの名優らしいマリアンヌの無言の演技が良かった。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

2.9

庵野秀明が声優で驚きだけど、トトロのお父さんとかみたいな感じの声や話し方でジブリの世界観にハマっていたし、棒読み感が逆に良かった。ストーリー的には男の夢と監督の自己投影を強く感じて、主人公や周りの男性>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

この映画の何が特徴的なのかとか私によく分からないけど、何だか良かった。

現実そのもので、特に大きな事は起こらず現実に有り得る程度。
インパクトのあるストーリーも大きな感動もないけど、これが現実だなぁ
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.5

タイトルに「激動の昭和史」と入ってる通り、要所要所できとんとした説明が入る為、勉強になる。もちろん戦争という重い題材ではあるけど、淡々としたナレーションで話がトントン進んだり、ユーモラスなキャラクター>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

2.7

やっぱりアメリカ万歳的なノリはキツいし設定もストーリーも色々酷い。
軍の乗り物とか小物がかっこいいなと思ってるところにキャプテンアメリカのあの衣装が来て笑っちゃった。

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.0

MCU4作目にして急にゴリゴリのファンタジーでド肝抜かれた。キャラクターのビジュアル・アイドル路線強め。

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.2

最初の戦闘シーンは、変身が日本のライダーもの感があったり、CGが残念だったりで微妙だったけど、ラストに向けての盛り上がり、仲間が集っていく高揚感が楽しかった。スカーレット・ヨハンソンの居場所はここだっ>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

ハルクを演じてるのがエドワード・ノートンだからなのか、原作よりもかわいくなってるんじゃないか。髪型とか急に「ハルク・スマッシュ!」というセリフ付きで得意技決めるところとか、かわいくてシュールだった。人>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

2.0

MCUは「ブラック・パンサー」しか観たことがないから上映順に鑑賞しようと思い、第一作目「アイアン・マン」。

敵は無情に殺していく、そして全然悪びれる様子ないのが古きアメリカンヒーロースタイルだった、
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

予習あり、IMAX鑑賞で良かった。

IMAX用で撮られているらしく、正に大画面、大音響がぴったりの作品。
3Dは目が疲れるし苦手だけど、IMAXの特に今回は疲れることも無くあっという間の3時間だった
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

「デューン」鑑賞前に。今作も静かでミニマルさがどこか冷たくも感じる独特の雰囲気に、俳優陣の静かで熱い演技。『メッセージ』同様、ヨハン・ヨハンソンの音楽が良い。エミリー・ブラントの心の葛藤が伝わる演技が>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

役者が生き生きとしていて、観ていて幸福感がすごかった。映画表現として素晴らしくて、映画を観る楽しさを再認識した。

濱口監督がどんな演出をするのかを楽しみたくて、原作を読んでから鑑賞。
原作は短編でそ
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トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.0

いろいろひどいけど憎めない。お茶目なかわいいおじさんという存在が希少な価値。
細部にこだわっていて洒落ている。

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.0

人生の選択は無限にある。私たちが実際に生きられるのは1つの選択によってもたらされる現在、未来。
主人公はたくさんの選択の、それぞれの未来を生きる。
「バタフライ・エフェクト」に近い感じ。

個人的には
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

「デューン」鑑賞前に。SFオタクで原作ファンの人達からは本作は不評みたいだけど、SFや科学に疎く原作も未読の私はおもしろかった。2時間にまとめている為、言葉の解読が早足になってしまってる感はあると思う>>続きを読む

スクールガールズ(2020年製作の映画)

3.5

修道女に通う少女の繊細な心情に寄り添った映画。かわいい女の子達のポップなポスターに惹かれて鑑賞した人は私含め少なくないと思う。実際には静かな映画だった。女子校に通っていた時の事や中学校時代の事をふと思>>続きを読む

ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

5.0

3台のスマホを駆使し、タリバンから追われアフガニスタンからヨーロッパへ命からがら逃亡する最中に撮影したスリリングな作品。途中に挟まれる子供や監督自身のナレーション、音楽も丁度よく、「映画が大好き」な自>>続きを読む

東京クルド(2021年製作の映画)

5.0

非人道的な対応が許されてしまっている入管の現状。とても胸が苦しくなった。

オザンの感情的な言葉が胸に刺さり、ラマザンの冷静で知的な訴えにハッとさせられる。

「自分は虫以下。ダニ以下。」オザンのそん
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.5

登場人物みんな愛しい。犬と子供と子供みたいなおじさんかわいい。

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.5

無邪気な子供たちが抑制されてしまう、子供が子供でいられなくなってしまう。
丁寧に自然に子供が心を許し仲良くなる様子を描いているのでより悲しい。

悪魔とダニエル・ジョンストン(2005年製作の映画)

4.0

ダニエル・ジョンストンのことはあまり知らなかったけど、涙無しで見られない。彼の両親は悪い人では無いけど、所謂毒親で、彼らの愛情という毒は少しずつゆっくりと彼を蝕んでいったと思う。ダニエル・ジョンストン>>続きを読む

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.0

13、14歳のシャルロット・ゲンズブールの魅力溢れる作品。外見の魅力はさることながら、演技もとても良い。
DVD特典映像で彼女のインタビューがあり、彼女自身とても魅力的な人なんだと分かる。この年齢で雰
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.2

サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの憑依具合が凄かった。日本でもそうだし、カナダでもああいう田舎の頑固親父とお母さんの組み合わせはあるんだなぁと納得するくらい見事に表現されていた。

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