Ryuさんの映画レビュー・感想・評価

Ryu

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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.7

人は自分の尺度でしか物事を語ることができないし、自分が見たい世界しか見ることができないなあと改めて思った
それぞれの正義があって、それを180度変える必要はなくて、それでも落とし所を作る必要があって、
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

僕の理解力の乏しさか、解釈の放棄かわからないが正直よくわからなかった
おしゃれな海外映画を観ている感じ
映像の美しさや終始流れる不穏な雰囲気は良い

中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.5

東京で生まれ育って、男兄弟のいない自分には理解できない感情も多かったが、シンプルにこういった悲しい映画はあまり好きじゃないなと思った

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「四月になれば彼女は」、Simon & Garfunkelの曲名から取られたこの映画の原作は自分にとって特別な作品だ。
卒業旅行の五島へ向かうフェリーの中で、印象に残ったシーンに付箋を付けながら読んで
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大人になると、なぜ人生はこうも単純ではなくなるのだろうかと嫌気が差す映画

アーサーがいい人すぎて、ノラが自己中心的すぎるという意見はごもっともなのだが、とても好きな映画だ
ヘソンがグズグズ結婚を迷っ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.8

この映画が成立していること、そして放映されたことに素直に感動した
この映画に関わったすべての人に拍手を送りたい

この映画を観て思ったことは2つ
1つ目に歳をとったからと言って大人になれるというわけで
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.9

とても小さい頃、恐らくTSUTAYAみたいなレンタルビデオ店が全盛期のとき、新作として卸されたこの映画を父親が借りてきて、観ていたことを思い出した。
思えば父親は毎週末映画を借りてきて、リビングで観て
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

4.2

上手く仕事をこなして家庭を持って、上手に不倫して、全てが上手くいっているようで全てがうまくいってない
夏帆の何かがやりきれない、抑えきれない、もやっとした衝動が自分には刺さりすぎて、これはとんでもない
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

とても良い映画だったけれど今の僕にはあまり共感できなかった
もっと、もっと人や社会に対して優しく、想像力を持って接せるようになりたい

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

「労働者の庶民こそが映画の主人公なのだ」とカウリスマキは言う
それが正しいのかは分からないけど、僕はそういった映画がとても好きだ

春の嵐がやってくるまで(2024年製作の映画)

3.8

こういったショートフィルムをトークショーとともにやってくれるk2は最高の映画館だと思う。
「別れを消化するのが苦手」という言葉がとても印象に残る。
こんな悪い女いるよなあ、と思いながら観ていた。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「PERFECT DAYS」なんて題名だから起伏のない、ハッピーな毎日が続くかと思いきや、主人公の周りで様々なドラマが巻き起こる。
妹と姪と別れる時、押し殺すように泣きながら、何を思っていたのだろうか
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.2

とてもよかった
僕らはあったかもしれない世界線を求めて映画を観ているのかもしれない

うかうかと終焉(2023年製作の映画)

3.0

各登場人物に全く感情移入できずに終わってしまった
もう少し背景や過去を深掘りしてくれればな〜と

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

さかなくんでも飲まなきゃやってられない時がある
居酒屋で店員に絡むシーンは、下積み時代のしんどさを感じさせられるシーンで、わかるなあといった感じ
後半ではさかなくんにとって割としんどいことが多く、好き
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.5

バーナデット演じるケイト・ブランシェットが素敵女性すぎる
立ち振る舞いやファッションがとてもいい
シアトルでの鬱々とした生活からのラストシーンはなんだか自分にも重なるような気がして、不覚にも泣いてしま
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.5

今泉監督ぽくなく、珍しくシリアスなトーンの映画
映画館で見るとまた違うのかな?

転々(2007年製作の映画)

4.2

想像の10倍良かった
オダギリジョーが愛おしいし、昔の吉祥寺あたりの風景も新鮮
ラストもとてもよかった

明ける夜に(2023年製作の映画)

3.8

夏は好きじゃないけど、夏をテーマにした映画や音楽は好き
自分も訳もなく海を目指して2時間ぐらい歩きたいな〜

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

4.0

おじさんたちがかわいい
演出がアメリカ映画ではなく、フランス映画ぽくてよい
こういうおじさん青春モノに弱いんよなあ

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

僕らのヨーロッパ企画
B級感がいい味だしてて好きだった
貴船懐かしいな〜

怪物(2023年製作の映画)

3.5

良くできた映画だなとは思う
けれど自分にはあんまり刺さらなかったな
瑛太の教員役ははまってた

よっす、おまたせ、じゃあまたね。(2022年製作の映画)

3.5

センター分けの男の子の言動が最初ぶっ飛びすぎてて、正直ひいてしまった
後半に進むにつれ、馴染んでくる
様々な人物が出てくるが、それゆえに浅い、その浅さをコミカルにも描けていない、という感覚がどうしても
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

すごくいい映画だし、映画館で観るべきものだと思う
だけど自分はもっとハッピーな映画の方が好きかも

凪の憂鬱(2022年製作の映画)

5.0

東京と大阪が対比的に描かれている
東京出身、京都で4年間を過ごし、東京に戻ってきた自分には登場人物たちの気持ちが半分ぐらいわかる、おそらく地方出身者の方が理解できるだろう
コテコテな大阪ではなく、意外
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わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公みたいな人、いるいる。
そういう人と会うと「なんて想像力ないんだろう」と思うけど、自分もこの主人公のエッセンスはあると思う。
主人公と他家族3人の対比が綺麗。
結末は、他家族3人が1階でそのまま
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