snufさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

監督の映画で好きなところは人を一面的に描かないところ。
分かりやすく白黒はっきりさせて観客を気持ち良くさせることを忌み嫌うかのようにそれを許さない。
紗織里が車を追いかけて謝るシーンや圭吾と姉の紗織里
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.8

本や音楽、あらゆる人にいろいろな形で受け継がれ、繋がっていく。
とても素敵な映画だった。

私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

3.7

真実はどこに。
二転三転して何が真実が分からなくなってくる。
イザベル・ユペールの演じる役について、精神的な弱さがあるというような台詞が出てくるが正直全然弱く見えない。
イザベル・ユペールからは誰が何
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

思ったのは、映画って総合芸術だなってこと。
音楽、撮影、脚本が凄かった。
始まりから結構長い間台詞なく、地域説明会でのバチバチから気持ちを掴まれグイグイ引き込まれ、おっそうきた、悪は存在しないってそう
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包帯クラブ(2007年製作の映画)

3.8

見る前は天童荒太原作・堤幸彦監督って相性どうなんだろう思っていた。
でも見てみたら天童荒太の心の傷に深く深く入り込む物語と堤幸彦の変化球的でどこかコミカルさがあるところがいい調和を生んで多くの人に見や
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異人たち(2023年製作の映画)

3.9

夢の中の世界で漂っているような気持ちになった。
子どもの頃に両親を亡くした主人公。
言えなかったことやできなかったこと、たくさん自分の中に押し込めて生きて来たんだろうな。
悲しくもあるけど生きているこ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

霊が憑依する遊びって世界中であるのかなあ。コックリさんみたいな。
興味本位でやってしまったことが大変なことになるってことはよくある話で薬物を連想した。
ちょっと変わったホラー映画だった。
最後のシーン
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

楽しかったー。
そして変な汗かいた。
香草とか足の指に挟むところが面白い。
ワッフルメーカー見たらこの映画思い出すんだろうな。

正義の行方(2024年製作の映画)

4.1

158分のドキュメンタリー映画。
2時間以上のドキュメンタリー映画で結構頭も体も疲れるかなあと覚悟して観始めたがそれぞれの証言の内容に引き込まれて長くは感じなかった。
飯塚事件についての警察、弁護士、
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

この映画、人が人を好きになる映画だと思う。だからといって恋愛映画なんだとは思ってない。
ヤクザに無理矢理カラオケのレッスンに付き合わされる合唱部部長の中学3年生男子から狂児と聡実がかけがえのない関係に
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フジヤマコットントン(2023年製作の映画)

4.4

青柳拓監督の舞台挨拶もあった。
この映画の好きなとこはみらいファームに通うおおもりくん、たけしさん、めぐさん、ゆかさん、けんちゃん、たつなりさんそれぞれの魅力を映しているところ。
民法の日曜深夜でやっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

僕にはちょっと情報量が多かったのと3時間と長かったのでとても疲れた。
映画を観た後、映画について話している2人組がいて、白黒のシーンとカラーのシーンについての考察を語り合っていた。
自分はなんかそこま
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

ストーリー展開がpart1同様part2前半もゆっくりでそんなにそこゆっくりやる?と思ってしまった。
ゼンデイヤの表情や佇まいから強さだけでなく深い深い愛情も感じさせる。
日本人が演じるなら山本舞香で
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

皮肉たっぷりだけどなんか穏やかで優しい。
僕は最後ら辺でモンクとモンクの兄がテラスで話すシーンが好き。
このストーリー最高に面白い。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花と小野花梨と金子大地が自分的にはとても好きだった。
ただ貴瑚が安吾と美晴のような唐突にいい人過ぎる人と出会えてしまう不自然さと貴瑚の母と琴美と主税のいい人じゃなさが分かりやす過ぎて逆に入り込めな
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

役所広司はほとんど喋らない。だけど喋ってないのに人生について多くを語っている感じがした。
質素でも豊かに人生を謳歌しているようでもあるけどそこには喜びだけじゃない人生の機微が詰まってる感じがした。
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呪怨(1999年製作の映画)

3.7

ホラー映画は苦手なので観て来なかった人生だったけどようやく呪怨、見ましたよ。
怖いと同時に楽しい。
怖がらしてくれることが嬉しくて楽しくなった。
呪怨2見るの楽しみ。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

映画が終わった後、余韻に浸っていた。
確証がない裁判で判決しなければならない。それってとても恐ろしいことなんじゃないか。
息子が背負ったものって計り知れないんじゃないか。

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

喧嘩のシーンのセリフが好き。
相手がどう言えば傷つくかを知って傷つけていく愛憎たっぷりのセリフが絶品。

わたしの、幼い息子イマド(2021年製作の映画)

4.5

2歳の時ISに拉致され4歳で解放されて母と弟、祖母と暮らすイマド。
ISによって洗脳された暴力性や残虐性。
洗脳の怖さを感じさせられる。
母自身もISによって性被害を受け、夫も奪われ、イマドに手を焼い
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オスロ・ダイアリー(2018年製作の映画)

3.8

昔イスラエルとパレスチナがこんな和平交渉をしていたことは知らなかった。
両国とも歩み寄ってもう少しところまで来ていたのに。
なんか平和を実現する難しさも感じたが一方で希望も感じた。

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.9

現実に起こった最悪な事件だけどストーリーとしてすごく面白い。
こういうストーリーは映画の世界だけにしてほしい。
こういう映画ってあの時ああすれば死なずに済んだとかああいう警察の対応はまずかったとかいろ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

笑えるしすごく好きなんだけどとてもとても疲れた。
こんなに体力を使う映画を私は知らない。
まず3時間ってとこ。初見での思いはこんなに長くしないでシュッとした方がもっと面白くなるんじゃねえってとこ。
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.8

なぜ母に見捨てられても母を愛し続けられるのかという意味で「母さんがどんなに僕を嫌いでも」を連想した。
この映画で好きなところはゲイである息子を受け入れられない母の心の中にある思いとその残酷さをどっちに
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

「弱くて当たり前だと
誰もが思えたらいいのに」
このセリフが映画予告で出てきた時
なんていいセリフなんだろうと思った。
整の言うセリフはとても胸に突き刺さる。
むしろストーリーよりも彼の言葉が聞きたく
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

ストーリーが最初から最後までずっと面白く観ていられる。
なんとなくシェイクスピア劇を観ているような気持ちになる。
年齢も性別も関係なく幅広く楽しめる映画だと思う。

フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.8

ジョン・カーニー監督の作品は
いつも音楽が人と人をつなげ、人生を豊かにすることを教えてくれているように思う。
決して親子関係がうまくいっていない母と息子が
音楽を通じてお互いの新たな一面を見つけたり、
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.0

ケイト・ブランシェットが出る映画にハズレなし。
娘が個性的で母親思いで可愛らしい。
かなりしんどい話かなと思ったが最後とても生きる希望を感じさせる映画だった。
この映画は繰り返し見ると思う。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

白黒からカラーに変わったタイミングが可笑しかった。
ベラが知的に成長していく姿がとても逞しく見えた。
知的好奇心が強く冒険する勇気があるベラ。
ベラが皮肉屋に言い放った言葉が自分の胸にも刺さった。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

とても優しい映画だった。
それは甘ったるい優しさとは違って
そっと隣にいてくれるようなそんな存在の映画だった。
最近ブレンディみかこ著の「他者の靴を履く」という本を読み始めていて
その中に「エンパシー
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.5

坂元裕二脚本でどうしてこんなに陳腐なストーリーになってしまったんだろう。
坂元裕二脚本での宮崎あおいを楽しみしていたのに。

チョコレートな人々(2022年製作の映画)

4.0

この映画で一番好きなところは障がい者の雇用に対する理想的な姿を実現しているところでなく、うまくいかなかった傷も描いているところ。
その傷を抱えながらも今もいろんな困難を抱えながらもやり続けている。
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東京自転車節(2021年製作の映画)

4.3

青柳さんが1人の人間として本当に魅力的でずっと見れてしまう。
青柳さんから見た世界がどんなものかずっと見ていきたいのでずっと映画撮り続けてほしい。
最高でした。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.9

映画版家族ゲームは何十年前に見たことがあってストーリーを知ってるつもりでいたけどなんかドラマ長渕剛版と頭の中でごっちゃごちゃになってた。
何でこんな風に描いているんだろうというシーンがいくつもあって何
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

子どもって・・・。
なかなか痛いシーンも、ずっと得体の知れない感もあってなんか最後の最後まで楽しめた。
情報を全く入れずに見たけどそれで正解だったと思う。
オマージュされた漫画も読んだことないから読ん
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.7

僕が小学生の頃流行ったロボコップ。
ロボコップ演芸を吹越満がやってたなあと思い出すくらいで
ロボコップはスーパーヒーローだけど動きが滑稽で
でも強くて悪いやつをコテンパンにやっつける楽しい映画だと認識
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