dairinzaiさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

何年かぶりの第七藝術劇場は、立見のお客さんまで入れる大盛況だった。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.9

美しかったり醜かったり忙しいな。
終盤、ジェシー・バックリーが達観したのウケた。
『CIVIL WAR』は楽しみ。

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.2

夏は何か不可解なこと起こりそうな気がしてたなー。「異人たち」楽しみ。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.5

面白い! テーマは決して軽くないのにホッコリする。良い意味でリンクレイターっぽい作品。
ケイトは天才を演じる天才。TARの緊張感ある演技にも魅入ったが、今作の喜怒哀楽むき出しの表現も好き。
フィッシン
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ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

4.0

キャリー・クーン目当てで視聴。
期待してなかったが、悪くない緊張感。展開も好き。
2時間以内にピシッと収めた点も◎

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.8

映像と音が極上。
劇的なドラマはないが、
静かに見入ってしまう緊張感があった。
心に残る作品。メロメロになっちゃった😢

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8

評判通り、一度では理解できなかった部分が多い。難解というより説明が少ない。二度三度観て咀嚼したい。かなり長いので、その根気がない方は予習必須。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

あいやー。圧倒的。参りました。完璧。皆様おっしゃる通り傑作です。
109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXレーザーGTで鑑賞。通常のIMAXがお勧めという声もありますが、後数回は通うつもりです...

スペースマン(2024年製作の映画)

4.2

原作未読だが、異星人ハヌーシュはどうしたって「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のロッキーを彷彿させる。片や苦労した意思疎通をあっさりとこなしていたけど。
ヨハン・レンク監督+豪華キャストということで期
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.5

マスター・オブ・ゼロ、HBOウォッチメン、ステーション・イレブンに関与した人の初監督作品ともなれば期待せずには観られない。
肩肘張らず抜けた感覚が良い。痛烈な皮肉もどこかユーモラスで痛快。
うん。好き
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非常に残念なオトコ(2023年製作の映画)

4.3

非常に残念で居心地が悪い主人公だが、何気に共感できる部分もなくはなくコミカル。エイドリアン・トミネ節炸裂。
ソノヤ・ミズノが出る作品は全部観たい。

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

4.0

犯罪傾向などを示すアルゴリズムによる想定で情報収集する監視社会の恐ろしさを実感。
ただ「物質D」や「スクランブル・スーツ」など独創性はなくはないが、「ウェイキング・ライフ」はもちろん、「アポロ10号
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

客観と主観。真実と嘘。善と悪。
テーマは重い。
趣きは好きなはずなのに...

うなぎ(1997年製作の映画)

4.3

独特の感性を持っての倫理感は顕著だが、他の作品よりも笑える側面が多い。展開に無駄がなく気持ちが良い。

楢山節考(1983年製作の映画)

4.5

野生とは確かに一線を画しているが、どこまでも荒々しい様が生々しい。個よりも集団が尊重される贖えない掟は、日本に暮らす我々の原点に通ずる気がする。
強烈な作品。所詮、命の連鎖の中で生きてるだけということ
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.4

厭世観とそれとなく漂う虚無感が相まって、生々しさがえぐい。恐怖。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

時間はゆったり流れているが、3時間の上映時間が長すぎるとは感じない面白さがある。
『夜明けのすべて』にも同じ趣があった。

劇中劇『別れのまなざし』を差し込む「映画に関する映画」であること。視線が交わ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

当てはめるなら、自分はまさに大島だ。状況を汲み取って歩み寄ったつもりでいても、待てずに焦る。つまり理解していない。やはり誰もイメージ通りにはならない。
設定に「生きにくさ」を盛り込みつつも、
劇的な事
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密使と番人(2017年製作の映画)

4.2

音が凄い。雪を踏む音。苦しい呼吸の音。最後の米粒を噛み砕く音。自然の音。道具の音。
説明は最小限。
漬物を洗う姿をずっと観ていたくなる石橋静香。

エル・スール(1982年製作の映画)

4.7

父の控えめに抑えた演技で、秘めた苦悩を表現し闇の深さを物語っている。娘は父を知りたいが、全てを訊けないもどかしさが陰鬱すぎなくて良い。
前作同様、光と影の映像演出に息を呑む。
後編があったとか。でもこ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

レイアウトや画角、光の撮影が美しい。
ただその「美しい」だけに留まらない、ヒリヒリする緊張感やギリギリの危うさが存在する。
政治的背景の詳細には詳しくないが、政権を批判する姿勢が影ながら伺える。ただそ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

満点💯
臨場感すごい。思わず立ち上がりそうになった。
コーチェラでの再結成、実現してほしかったような気がしなくもない。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

まずはキャスト完璧。
期待しない方が無理だが、その高いハードルを軽く凌駕する傑作だ。
目紛しく成長し自己を確立していく様は小気味良い。道徳的規範は一切通用しない自由な冒険を体験した。
「バービー」と並
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

自然体でリアル。挑戦を目の当たりにできるのは幸せ。
くるりの曲は心踊る。

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

4.3

余白が多い、静かで暗い会話劇。
それを最強の二人が演じて、良くならないはずがない...

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

長い。が妥当。質の高い情報の量が凄い。
もの静かな演技と映像、音が全体に緊迫感ある空気を作っている。
HBOウォッチメンでも取り沙汰されていたタルサ事件もオクラホマ州で同時代か。なるほど。

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.8

直向きに芸を磨く子供はまぶしいね。
The bearにも出演して今作では製作陣にも名を連ねたモリー・ゴードンに首ったけ。
そうか。サーチライト・ピクチャーズか。

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.3

関係性が変わる様を描いたジェンダーバイアスに関する映画。...ではあるが、おいそれといかないスリリングな展開。スピード感あり、あっという間。
ラストシーンの圧巻の演技も◎
不満嫉妬非難侮辱...毒々し
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

タイトルまんま。ただただ面白いだけの1時間半でした。最高。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.8

孤独と屈辱、嫉妬と妬みを
官能的に美しく、邪悪に妖しく描く。
ラストシーンは振り切り加減が最高で、爽快感すらある。
冒涜的でいて陽気な狂気。独りぼっちの歓喜。

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