しゅぬすけさんの映画レビュー・感想・評価

しゅぬすけ

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.5

1966年。ル・マン。

マイルズの想い。権力の道具に使われる。自分のアイデアも、メカニックの技術も、それを駆使した車も、培ってきたドライビングも、手にするはずだった栄光さえも…。

人を同等として尊
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ダンケルク(2017年製作の映画)

5.0

陸からは追い詰められ浜辺へ行き着く。だが、列に並ばなければ船には乗れない。その間にも爆弾は次々に落ちてくる。大型船になんとか乗り込み、パンと紅茶を飲んで一安心。かと思いきや、魚雷によって沈没。閉じ込め>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

異常なのは、ぼくなのか、世間なのか。

世間に殺され、世間によって生み出された。


悲劇?

いや、喜劇だ。


世界を知っているというが、

通りを見たことがあるか?

燃えている。

美しいだろ
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月影の下で(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

9年おき。月が近地点に。スーパームーンや皆既月食が関係。引力。電磁波の空洞。橋が作られる。別世界に。

1988年。1997年。2006年。2015年。

未来に希望を感じ、過去に悲しみを背負う。
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ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある特定の記憶を繰り返す。
救えたかもしれない。
現実と区別がつかない。
救えたかもしれない。
今は何度目なのかもわからない。
救えたかもしれない。
何度も何度も繰り返す。

場所が違えば変わると思い
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ユピテルとイオ(2017年製作の映画)

4.8

前提として、ユピテルとは…木星。英語ではジュピター。ギリシア神話のゼウスにあたる。イオは木星の衛星。ギリシャ神話では、ゼウスに牝牛に変えられギリシャからエジプトまで彷徨った。ここでは衛星軌道上のコロニ>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.0

人とのつながり。徹底的に、排除してきた。尊敬する父は死亡し、妻とは離婚し、子どももいない。心拍数は80を超えない。宇宙空間から投げ出されても、パニックには陥らない。動揺とは無縁だ。月へ。火星へ。そして>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

クエンティン・タランティーノ監督。ブラッド・ピット。レオナルド・ディカプリオ。マーゴット・ロビー。Once upon a time=昔々。昔々、ハリウッドではこんな事件があったんだよ、という意味。19>>続きを読む

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

2.0

神とは何か。慈悲とは何か。許しとは何か。神に背いたら罰せられるというシステム。それに苦しむ人、その周りの人々。自責の念に駆られて苦しんでいるのに、まだ他に罰は必要なのか。宙に浮ける=天使のような超常の>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

5.0

遺伝として親から受け継いだ才能をどう扱うのか。他を犠牲にしてまで100:0で才能だけを伸ばす教育がよいのか、普通の教育がよいのか。みんな違うことが当たり前なのに、その度合いが大きいことが問題になる。度>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.0

「小さくなったら、どうするか?」それは我々日本人ならば、みんな小さいときに『ドラえもん』をみて、すでに考えたはず。土地・食べ物・お金…たくさんの問題が解決する。けれども、心の根本にある問題は、いつまで>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

commuter▷通勤者。序盤で目撃者と犯人が分かってしまってごめんなさい。元警察の勘よりも鋭くてごめんなさい。ぼくが選ばれたらよかった。10万ドル…。60歳で突然クビになり途方に暮れていたけど、50>>続きを読む

パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け(2018年製作の映画)

1.0

GANTZに出てきそうな「アイツヲコロシマトリョーシカ」が出てくる。顔が怖くなり襲ってくる。でも射撃が下手くそ。何不自由なく暮らせるが、過去を振り返れない。つながりはない。寿命もないが、それで満足でき>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

続編は2021年6月25日に全米公開らしい。8ヶ月の延期。果たしてどうなる。

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.0

「神の沈黙」その意味とは…「答えがないのが答え」を具現化した作品。ああだこうだと考えながら…君の夢をみよう。

ダーク・クライム(2016年製作の映画)

2.0

直視したくない犯罪の重苦しさ。「面白い/面白くない」という基準は通用しない。ただただシリアス。実話に基づいた題材。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

仕立てて、蒸留して、カントリーロードを歌って。次回作からは「ステイツマン」に決まり。ロキシーこと、ソフィー・クックソンがイチオシです。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

過去や嫌なことから、逃げるのか闘うのか。自分と向き合う難しさ。だが、目を背けていては前には進まない。出身や血筋は問わない。ただ、あなたに光りあれ。May the Force be with you, >>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.0

師弟。一度の失敗で塞ぎ込んでしまうジェダイのメンタルの弱さ。恐れや失敗から学ぶ強さをどう伝えるのか。寺院での修行や本や言葉では伝わらない。技術だけでは意味を成さない。何を体験し、何を体現し続ける必要が>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.0

5年ぶり2回目。新たな3部作。ひとつツッコミどころ。ダークサイドなのに「あの方の導きは正しいのだ」的な発言。正しさを求めたらダークサイドに居られないのでは?笑 さて、この後、どう続くのか。May th>>続きを読む

オール・アイズ・オン・ミー(2017年製作の映画)

3.0

「目には目を歯には歯を」の考え方ではうまくいかない。だけれども、人はそこから学ばず、同じことを繰り返してしまう。さも「そうすることが当然さ」と言わんばかりに反応してしまう。争いを生むだけなのに。人を蔑>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

パシフィックリムの続編をそっちのけでこちらを制作したデルトロ監督。ラストシーンの100年前の詩にすべてが集約される。何のカテゴライズもせず、その人をその人としてみて、扱う。ヒトは「そこにはないもの=フ>>続きを読む

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