エリデスさんの映画レビュー・感想・評価

エリデス

エリデス

プリズン・サークル(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

対話の質が大切かを再認識しました。

「凄惨な幼少期や体験をしてしまったから。或いは受刑者だから。」という感想を見ると「自分とは違う」という分断的思考のように感じます。
それって受刑者に対して、良くな
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The Workers Cup ーW杯の裏側ー(2017年製作の映画)

3.8

ひとつの問題に突っ込んでいったり、掘り下げることは無く、撮影者の気配を感じさせないような作り。

社会派が好きな私は物足りなさを感じる一方で、この手のジャンルを観ないミーハー層にはとっつきやすいと思う
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瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(2022年製作の映画)

3.3

毎食か頻繁かは定かではないが、豪勢な贅沢な食事はたまにするから良いと感じる私。
欲が少ないのか、はたまた。

動物愛護法(2021年製作の映画)

2.2

色んな立場や思想の人間(映画制作者や愛護者側の人たちを含めて)を観られることが良い機会。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

社会からバンドから排除された反社会的な主人公が、エリート秩序の中でロックしてロックも社会にも受け入れられる話。

主人公滅茶苦茶だし子どもに無茶言うし、こんな上手くいかないだろ、とツッコミたくなるもテ
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機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日(2010年製作の映画)

4.0

「希望」「可能性」に振った主人公。
心・感情の描写が分かりやすく描かれているので、富野ガンダムに馴染めない人でも親しみやすいと思う。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

2.2

答えは見る者に委ねる系。
わからないんだけど、見れてはしまう。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.0

この監督作品は、テーマは良いのに構成や演出が終始説明的で派手。

ここはこういう意図があってね〜ってシーンごとに説明されたら観る気失くすよね。

椿の庭(2020年製作の映画)

-

映像美★★★★★

ひとつの画の中に同じ色が無いんじゃないかと思うくらい鮮やかで、何気ないものまで美しく思えます。

映画というより、イメージビデオみたい。

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶(2019年製作の映画)

3.3

日本の戦争作品の傾向で、美しさを見出したり被害者目線の感情論を前面に出したり。『沖縄は被害に遭った、日本軍が悪い』という制作の意図を感じました。

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.0

他のアクションムービーと比べて好きなところは、主人公がボヤいたり恐怖を叫んだり弱音を吐いたりするところ。

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

飽きない展開や仕掛けや音楽が絶妙でワクワク楽しめました。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

おじさんのためのファッション映画

『フィフティシェイズ』シリーズが女性の理想映画ならば、007はおじさんの理想映画。

長尺のどの部分を切り取っても格好良い姿しか無いダンディなおじさん。
食事シーン
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リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.2

CGなしのド派手アクションやりたいこと詰め作品

飛び降り、車、破壊、爆発、銃、アクション…男のロマンが詰まっているような作品ですね。

総理の夫(2021年製作の映画)

1.8

この映画を支持する人が多いうちは、女性が役職に就くことが遠いんだろうなと思う。

原作は読んでいないし、事象に否定は全くしません。
女性が仕事をし続けることや役職に就いた大変さを描いているのに、妊娠を
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.4

コンセプトが面白いなと思いました。
王子が労働者となって、貧貧困庶民の暮らしサイコー!と。

王子さまが教養があり落ち度のない人、という設定があってこその作品だと思いますが。
裏切られることなく、楽し
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

3.5

ベルリンの壁崩壊がまだ起こっていない時代の作品。スケールも全ての要素がリアリティがあります。

スターダスト(2020年製作の映画)

1.9

他の有名歌手の映画作品と同様の見方をすると暖簾に手。

整形水(2020年製作の映画)

2.1

ホラーサスペンスドラマをアニメでやりました。

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

4.0

事実、背景、心情と丁寧に作りこまれた作品です。

東南アジアの売春宿が並ぶシーンなど、セットか実物か分かりませんが非常に丁寧に作り込まれている印象です。

悲しさを誇張するでも美談にするでもなく、人の
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

ちょっと裕福な人の昼顔的な悩み・憂鬱。

村上春樹原作の作品は初めて鑑賞。
お金や仕事に困ることなく、人間関係も脅かされてはおらず、現在の心身の安全の不自由もない。

一定以上の余裕があるから見えてき
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.4

ギリギリアウトな本物。

私は現代アクションをかじりましたが、怪我しない当てないことが大前提でもアザは当たり前。あえて当てるのも阿吽の呼吸が必要。そしてアクションのセンス。
ジャッキーはもちろん、チー
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

2.3

映画創りの醍醐味とは!監督や作り手の仕事内容を全く知らなかったので、参考になりました。
創作って答えが無いんだけど、アイデアが浮かんで形にしようと没頭して〜のくだりは共感しました。

後半いきなり展開
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青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版(2012年製作の映画)

-

好き嫌いで安易に物事を判断しないこと!
90分の中でデミオムライスのシーンが一番そそられました。

ステップ(2020年製作の映画)

3.0

父親からの愛情に飢えてる人はストライクです。

重松清の優しい世界と人。
山田孝之のお父さん。
子役の飾らない演技。

お金と人に恵まれているという設定で都合の良いファンタジックに感じてしまいますが、
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好きっていいなよ。(2014年製作の映画)

1.0

普段観ないジャンルを修行鑑賞。勉強になりました。

①脚本がダメ
②俳優の理解不足

①好きと言わせるゴールに向かって映画は進みますが、起承転結や障害が無く物理的な行動をしていません。

内面的な思い
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ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

3.8

テーマは少年少女のLGBT恋愛映画なんだけれど、ケニアの文化や環境が丁寧に描かれています。

何より撮り方がうまい。
鑑賞本数を重ねるに連れて、監督の出身国の気候や雰囲気を画面で感じるような気になるの
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.4

宮崎駿企画で、氏のインタビューを見ると意図が全てわかります。
表情が細やかでびっくりしました。

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

1.0

周りがすげーすげー言うからすごいって思っちゃってませんか?

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

1.8

結果しか描かれずテーマや文字に頼った荒い作品

毒母に支配された息子が、祖父母を殺してしまうまでの漂流生活です。

メインの登場人物が、万人が共通でイメージする表面的抽象的なキャラクターです。
次々と
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