面白いというか興味深いというかって感じ。
内容的にちょっと前にやってた怪物って映画がちらついた。
ちょっとオチがルービックキューブだけは弱いかなーって。
うーん、どうしても関西弁のイントネーションが気になる…
それに引っ張られて演技もくさく見えるし。
なんだかんだ、りく役の人が1番良い味だしてたね。
序盤のさざ波のような退屈にも感じてしまうような所からの終盤の怒涛の展開になる緩急がえぐい。
人に見られる事を想定してないような会話劇は心を掴まれる。
観終わったあとの余韻がすごかった。
タイトルからは想像出来ない壮絶な人生を歩んできた人たちのお話。
生々しさが強すぎて感動する境地まで行けなかったぐらい全員が迫真の演技だった。
弱い所を見せたくない父と本音を見せてほしい息子のロードムービーみたいな感じ。余計な味付けもなく尺的にもちょうど良かった。
良くも悪くも自然体の人なんだなーって。
でも変わり者であることは間違いない。
どの話も物語の終盤をいきなり見せられてるようで感情移入が難しかったな。
心が浄化される映画だったな。
人と関わって理解するのって大事だなって。
その人のことなんて会って喋ってみないと何もわからないもんよ。
原作知らずに観たけどとても良かった。
出てる俳優陣が豪華で迫力もすごい。
山崎賢人と山田杏奈の掛け合いがとてもマッチしてたなー。
次回作を暗示する演出が個人的に鳥肌が立った。
イントロが心地よくいつまでも流れているような映画。
何か起きてほしいようでほしくない観る人の期待を良い意味でもて遊ばれた気分。
あの植物を育てていた部屋の不穏なライトが最後まで頭が離れなかった。