Scarboroughさんの映画レビュー・感想・評価

Scarborough

Scarborough

映画(209)
ドラマ(0)
アニメ(0)

トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

3.8

トールキン。偉大なトールキンのお話。
小さい頃、指輪物語を読んだ時には、それこそガンダルフのような顔にいく筋も皺が深く刻まれたおじいちゃんが物語を書いている姿を想像をしていたけれど、文学史の授業でどう
>>続きを読む

マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

3.7

秋めいてきて、ちょっと涼しくなったから外に出るには羽織りものが必要かな、くらいの気温の日曜日の午後、ちょっと渋めに入れたヨークシャーティーとたっぷりのミルクでいれたミルクティーをお供に、のんびりと観た>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.0

出だしはこれまでのMIBと同じくらいわくわくさせられたけれど、だんだん、先が読めてきてしまって、こんな感じだったっけ…と。

恐らく、スピンオフ作品とか、メインストーリーのキャラクターが登場しなくても
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

最近、お父さんと上手くいっていない人たち(私含む)に。

昔と、幼かった頃と何が変わってしまったんだろう。
あんなに大好きだったお父さんのお話も、今となっては、疑問符がつきまとって、もやもやすることも
>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.5

よく怒られるけれど、実は、これまでアイアンマンはちゃんと観ていなかったのでした。
だって、ロバートダウニーJr.はロバートダウニーJr.で、アイアンマンはアイアンマンで、それらはあまりにも自明すぎるス
>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.9

対照的な父(ハル)と息子(オリヴァー)の物語。
「孤独」と「愛情」、「今」と「過去」それから「この先」の物語。
1人なわけじゃない、友人や家族や恋人もいる、けど、なんだろう、えもいわれぬ寂しさをふと感
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

遂に観ることができた作品。ずっと気になっていたのは、友達から強くおすすめされていたから、というのと、アフリカンアメリカンにまつわる作品だったからという理由。

観始めて何に驚いたかって、自分がDon
>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.5

出張往路の機内で。
だからこそというのもあるけれど、どんなに忙しくても、忘れるべきじゃないものはたくさんあるんだということを思い出させてもらった。
メリーポピンズの魔法を目の当たりにすると、ちょっと面
>>続きを読む

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.3

恋愛の「あるある」を詰め込んだ映画。
イラっとしたり、きゅんとしたり、あちゃーと思ったり、ほっこりしたり、はっと悟ったり。
オムニバスってお得だなと思う。

にしても、ロベルトベニーニ、やっぱりいい味
>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

クリスマスじゃなくても、なんとなくときめきたい、それでいて、自己肯定感を高めたい時に観てしまう作品。

恋愛して結婚するのが女の幸せ、仕事ばかりの女は報われない、みたいな一昔前の価値観に対して、そんな
>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

ポーランド。
娘たちに家を売られ、老人ホームに送られることになったアブラハムが、口にも出したくないけれど、行きたかった、行かねばならなかった国。

留学中、ポーランドは、唯一、1人で訪れるのを躊躇って
>>続きを読む

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.3

最近、LGBTを取り上げる作品がとても多いけれど、その中でも、青春時代の複雑な人間関係を丁寧に描いていて、惹きつけられた作品。

何より、自分がゲイであること、それを踏まえた上で、どう周囲の人たちと向
>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.6

シビルウォーの後、アントマンは自宅軟禁だったのか、、、というところからお話はスタート。

ストーリーとしては、コメディ要素も強くて楽しめたけれど、本作はどちらかというと、これからの本筋(エンドロール後
>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

開始早々10分で目が潤んでしまう、、クリストファーロビンが大人になるまでの歳月がダイジェストで描かれるけれど、とてもよい引き込みだった、、、

多分、5年前に観ていたら、違っただろうけれど、今こうして
>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.0

風邪で死にそうな気分なので、癒される系映画を観たくなってチョイス。やっぱりロンドンの街並み最高。
パディントンがロンドンの街で感じた孤独な気持ちと自分の留学時代の思い出を重ねて、なんだか切なくなってし
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

フレディ・マーキュリーのパフォーマンスを生で、自分自身の目や耳で味わいたかった、としみじみ思う。
留学中、無性に寂しいとき、Don’t stop me nowを大音量で流してたのが懐かしい。今でも聴く
>>続きを読む

フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.0

アイルランドのランドスケープデザイナー、メアリー・レイノルズの実話に基づく映画。
アイルランドの自然やエチオピアの雄大な景色に癒されること間違いなし。

実話に基づくだけあって、ストーリーが読めてし
>>続きを読む

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あと2ヶ月少しで今年も終わる。村上春樹の「東京奇譚集」を手に取った高校時代の想像とは裏腹に、サーフィンに夢中の自分。諸々のタイミングによって、なんとなく、この映画は観なきゃならないような気がしていた。>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

2時間となるとなかなか生半可な気持ちでは観られなくて、ずっと機会をうかがっていたけれど、いつ観てもノーラン作品には引き込まれてしまうから、あんまり問題じゃなかった。

前作のヒースレジャーがあまりに凄
>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.6

イギリスの諜報機関の中に紛れ込んだ、ソ連の二重スパイを探し出せ、というお話。
邦題は、きっと映画の内容を想像しやすいようなものとして、付けられたのだろうけれど、原題の意味を理解すると、更に面白くなるか
>>続きを読む

つぐない(2007年製作の映画)

4.0

マキューアンの『贖罪』が原作ということで、かなり身構えて観始めたけれど、小説ほど、前振りの長さに疲れを感じることもなかったので、小説で苦手意識を持たれた方にもぜひ観ていただきたいなと思う。

たった1
>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.6

この映画がノーラン監督作品の初鑑賞だったので、何がなんだか分からないうちに終わってしまって、すごいものを観てしまった、、と呆然としたような気がする作品。

時間の流れが逆なんだということを知った上で観
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

透明感に見惚れてしまった。
映像の作り込みも、イタリアの風景も、2人の心の機微も、どこまでも透き通るようで、淡い色合いの水彩画を眺めているような気持ちになる。

個人的に興味深かったのは、エリオたちが
>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.2

大学2年生時に学園祭で専攻語の劇を上映するのが伝統となっていて、私の代の英語科はマンマミーア!を制作。今回、語劇の上映から4年経ったけれど、再びキャストメンバーが集まって観に行けたということもあり、な>>続きを読む

ウェールズの山(1995年製作の映画)

3.8

お天気が良くて、静かで平和なお休みの日に、渋みが感じられる濃いめの紅茶をすすりながら観たい映画。
なんとも言えず、あのウェールズ訛りがたまらない。
村人たちのプライド、特に、炭鉱が多いウェールズの地域
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.9

弟の帰省時に久しぶりに。
分からない、、と隣で匙を投げる弟を横目に、やっぱり夢中になってしまう。
辻褄が合っているようでいて、考えれば考えるほど矛盾しているようにも思えてくる夢の中のルールは、いつ観て
>>続きを読む

>|