yaccimaneさんの映画レビュー・感想・評価

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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.4

まさに"神の沈黙"案件。語られずとも犯罪心理まで見えてくるところが秀逸。緒形拳の表情が切り替わる瞬間は怖さしかない。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.8

終盤はなんだこれ感あるけど、この友情感は好き。車乗せる振りでいじったり、自前のバーで騒いだり、こうでありたい。

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.7

オデッサの階段。アンタッチャブルの乳母車がこれのオマージュと知って感動した。ちなみに餓鬼レンのポチョムキンも戦艦ポチョムキンが由来らしい。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.5

役者全員ハマってる。このパッケージは素敵だけど危険だよね、こんな鬱映画だって知らないで観たら度肝ぬかれそう。しかし池脇千鶴いいなー好きだなー

普通の人々(1980年製作の映画)

3.5

精神科医が活躍する映画って珍しい。現実はこんなもので、劇的に快方に向かうことはないし、誰しも自力で解決できるほど強くもない。ぶっちゃけるのが一番。

3-4x10月(1990年製作の映画)

4.2

この映画は久石譲がかからなくて正解ね。ゴダールといえばゴダールなのか、フランス人が好きなのもわかる気がする。

告白(2010年製作の映画)

4.6

最後のセリフが痺れるね。映画オリジナルらしいけど、これよこれ。

サルバドールの朝(2006年製作の映画)

1.5

日本で言えば日本赤軍の思想と大差ないんじゃないかと。死刑制度なのか、サルバドールの素性なのか、映画の焦点がわかりづらい。予備知識があれば違ったのかも、この映画からは読み取れない。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.5

周りの人が気にしてくれると誰だって嬉しい、忘れがちだけど。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.9

お金で幸せは買えるというか嘘でも人は幸せになるというか。映画のキャッチコピーはさすが。黒木華は蒼井優コースにのってるし、綾野剛さんのことなめてましたすみません。

青春の殺人者(1976年製作の映画)

4.1

市原悦子が凄すぎて声出た。お祭りで歩く人だかりを逆行するシーンは日本ならではの美しさがあった。ゴダイゴいいよゴダイゴ。

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.6

パリ五月革命あたり?の欲望全開の放縦な生活。映画愛溢れる映画だけど挿入歌も負けてない。退廃的な暮らしをやめて生きていこう、的なラストと思ったけどやられた。書を捨てよ、町へ出よう。

六月の蛇(2002年製作の映画)

4.7

青がかったモノクロの映像美、内なる蛇の解放、降り止まない雨の質感、官能小説っぽいのにAVにさせないバランス、塚本晋也すごい。

ありふれた愛に関する調査(1992年製作の映画)

3.0

これは中年のオッサンにしか作り得ないだろう。夜のお天気おねえさんが好まれるって20年間変わっていない。仕事のストレスと沸き立つ性の狭間のバランスを持った謎の聖域。

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.2

アメリカンドリームという虚像に翻弄され報われないエンドだけど、希望は残っていた。バスの中がマダムばかりなのは同じニューシネマの"卒業"を彷彿とさせる描写で感慨深い。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.2

このラストシーンほど目を背けたくなることも中々ない。最後まで親は子供の理解者でなければならない。親になる前にもう一度みたい、子供の考えを知る作品。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.1

色と詩が支配するゴダール映画。色に圧倒され物語を見失い、詩を頼りに感情を知る。映画というよりは芸術を混ぜ込んだ映像作品。

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

マンハッタンの夜明けに溺れたい。大人より子供の方が愛することの重みを知っていたりする。頭で考えるようになったら終わりだね。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.4

一度身についた認知バイアスを凝りほぐすのはやっぱり難しい。一部屋のやり取りでここまで面白いのは衝撃。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.2

おっさんが服を一枚づつ脱いでいくシーンで泣いたのは生まれて初めて。あなたも私も良いカカシでありたいものです。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.7

ストーリーよりカメラワークと2人の男女の会話が印象的。そしてタバコ吸いすぎ。
セシルカット大好きです、大流行してほしい。

ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

4.5

「仕事にも自分にも、何に対しても尊敬も愛も持てないあなたが、私に愛を求める資格はないでしょう」これ目の前で言われたら動揺しすぎて嘔吐しそう。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

3.8

5時間17分の上映中、自分もその場面に居合わせている感覚が何度もあった。それは普段会話をする時の目の動きや会話の間に忠実だからだと思う。

30台後半という時期を考えると、この4人のいずれかの悩みに一
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Nas タイム・イズ・イルマティック(2014年製作の映画)

3.5

illmaticは90年代台頭してきた西海岸勢に対して、NY最高のプロデューサー陣と1人の天才が作りあげたアンサーだ。Biggieも94年だし、黄金期感半端ない。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

誰だってこのラストは困惑するはず。運命への諦め、不条理への屈服が丁寧に表現されてる。モヤモヤ気分が収まらない作品。

ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)

1.5

シュールな笑いと認知症の症状が隣り合わせに映されており、進行する症状にさえ笑いが起きてしまっていたのが悲しい。観客の問題ではなく構成の問題だと思う。
ラストは手放しすぎ。自殺未遂から何を考えたかという
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.4

N.W.A.の結成から解散、そして叶わなかった再結成まで、とても整理されてるし2時間30分を感じさせないくらい勢いが凄い。
Dopemanはアガるし、2Pacの役者の顔が似すぎていてビビる。N.W.A
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.7

ブルースが高尚なものでないことをしっかり教えてくれる。この素晴らしい音楽と、なんでも破壊するアホさを間に受けたら人生は狂っていくんでしょう。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.6

これを解決しない限りタイムマシンで過去に戻れない。戻れないのであればこの瞬間を最善に、プラプラしていきたい。

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

リリーコリンズが可愛すぎて、観終わった時に喉の奥から奇声がでた。こんな幼馴染をダンスに誘いたい。

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.2

「この世はロンググッドバイさ」なんて素敵な曲が流れるけど、中身は登場人物狂ってるという有様。それらに触れずに終わるところが、また粋。サスペンス好きが見たらキレそうなニューシネマです、最高。

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

3.9

復讐しに向かう息子を止める親父の言葉が泣ける。負の連鎖を止めるのは知識と愛情であることと、若者にとって成り行きのセックスがどれだけリスキーかを教えてくれる。N.W.A.の伝記の予習に最適。

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.5

夜の街とマイルスデイビス。刑期を告げられた後のセリフがフランス映画らしい粋なシーンでぐっとくる。

トップガン(1986年製作の映画)

3.2

昼間にビール飲みながら観たい。スポーツ観戦に似た気分で爽快。F-14もいいけどサンディエゴをバイクで疾走したい。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.5

なんせ近くで長く撮るからベッドシーンや、パスタを食べるシーンを、観ている人はどう捉えなきゃいけないか悩ましい。LGBT的な話かと思えば素直な愛情だったというところもまた悩ましい。記憶に残りそうないい作>>続きを読む

秘密と嘘(1996年製作の映画)

4.3

やっぱり家族にはなんでも話せる関係でありたいと思わせる、人間味溢れる映画。この映画の良さはパーティ中のノンカット5分間に凝縮されてた、圧巻です。

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