まさに「オマージュ」
『オマージュ(英語: hommage)とは、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受け、似た作品を創作すること、またその創作物を指す語である。 しばしば「リスペクト」(>>続きを読む
意外と好みの作品だった。
生粋のお伽話でできているが、「欲望とは」「欲しい、は愛なのか?」に通じる哲学的な問いがあり、望みが叶うことの意味へといざなう。
さらにお伽話パートの中の人間や生き物や服装など>>続きを読む
思っていた青春のキラキラ映画とは全く違っていた。ビタースイート?スイートビター?そしてずっと不穏。
森に面しているせいか、全くカラッとしていない湖の避暑地でのひと夏。
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避暑地での若者や思>>続きを読む
ロバの目で、放浪する無垢な目で切り取る現代社会。というか、人間社会の、人間の愚かさ。
EOの目のクローズアップは、哲学的にも見え、見る側が勝手に擬人化してそれぞれの心に浮かぶセリフが試されているようだ>>続きを読む
面白かった。ストレートで爽やかな後味のエンタメ。韓国に暮らす人たちの社会や学歴背景も織り交ぜ深みもあった。
カメラがブレすぎてしんどい。低予算ゆえのあえてのブレの理由もわかるのだが。
この映画の前にシリーズがあったらしいがその前知識ゼロ、単発で見たのでその歴史?的な面白さはわからず、純粋にキャラの展開や発>>続きを読む
しんどくも面白かった。
子供を持つ者としてたくさんのことを考えさせられた。
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何を言えばいい?どう対処すればいい?何が正解なのか?常に問いかけてくる。
親子の関係の作り方は本当に難しい。「>>続きを読む
とにかく戦闘と友情にのみ集中することが大切。
なのだが、
ストーリ展開に都合の良く変化する各人の強さや力のバランス、古代遺跡の解読と開封の雑さ、ひいてはペルーの扱いのぞんざいさ、そもそも車や動物である>>続きを読む
ホラー映画ではないがなかなかのホラー。
「美しい自然のなかの村人とそこに魅せられた移住者の美しい絆」的な話の真逆をいく。
山奥の美しい自然の風景とは裏腹に、
経済的にどん詰まりの小さな村社会、濃密な田>>続きを読む
中学生それぞれの抱える事情と成長を少しトリッキーに見せる作品。少しステレオタイプ的なキャラクターも気になったり、ストーリー的にはなんとなく読めてしまったところもあったが、エンタメ的に最後まで成立させて>>続きを読む
愛と生きる力について。
リアルと幻想のちょうど間のような世界は、少し「秘密の森のその向こう」を思い出させて切ない。
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愛(支配と独占)を求め命を吸い取る愛と、生きる力を与える親の愛。仕事仲間>>続きを読む
予想外にとても楽しめた。
骨子はよくある話かもしれないが、人間の面白さによってしっかり肉付けされ後味は豊か。ちょっと変わった人がたくさん出てくるところは「月曜から夜ふかし」のテイストで、そこにニヤッと>>続きを読む
これまた男のための男による男の映画。
話としては面白いが、青年漫画独特の"女子供にはわからないだろう"とでも言いたげな男性達の自己陶酔テイストに満ちていて、どうしても人間ドラマ的な深みに欠ける。
ネ>>続きを読む
闇の史実を記憶に留め知らしめ風化させないそんな真摯な気持ちが伝わる派手ではない淡々と訴える告発映画に思えた。
注:エンドロールのラストの方に今の情報あり。
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この施設が予想外に近年まで存続し>>続きを読む
最後の最後に映像あり。
今回も期待通り。「グッと抑え気味からの爆発!」なパターンをサクッとゾクっと楽しめた。
注意:最後の最後におまけ映像あり
面白く爽やかで"ちょっと明るい切なさ"のある成長物語。
あくまでもコメディとしてのファンタジーヤクザであることを前提に面白く見終えたが、若い人たちもこの映画を見る>>続きを読む
期待してなかったからか、最後までなかなか面白かった。
そういえばヨーロッパのホラーってこういう陰湿で嫌な痛さの描写がうまかったんだった、と特有の?気持ち悪さを思い出させてくれた。
個人的には、いつ>>続きを読む
卒業するからこそ見えるもの、できること、知ること、わかること、そして成長すること、否応なく成長させられること。
大人になる前を楽しんでいたのに。
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切ないというかちょっと重苦しい空気が漂>>続きを読む
実話に基づくというのは、あくまでも「ゲームの世界からリアルレーサーになった人が実在する」という事実ほぼ一点のみだと知ってから見る方がいい。
エンタテイメントとしての脚色がかなり多い。
だからこそ、前半>>続きを読む
革命を夢見たが燃え尽き現実に生きる男を背景に、ある種の世界のひっくり返り「転覆」のようなものを追い求める2人の男子生徒のもがく姿を描く。これもまた男のための物語だった。
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死が物語を飾る。か>>続きを読む
アナザー「スタンドバイミー」のような、それぞれに問題を抱えたジュブナイルの友情もの。男子たちの男子たちによる男子の物語。
特に目新しい物語ではないのだが、繰り返しこのような物語が映画になるのはノスタル>>続きを読む
"しみじみ"とはこの映画のための感情表現だと思えるくらい、滋味深い情動で涙腺がゆるんだ。
まさに"時間"と"空間"による変容や受容、私たち日本人が「縁」として理解できるイニョン(摂理や運命と訳されてい>>続きを読む
録画してたのをやっと。いつもながら新海監督作品はなぜか心が全く震えない。今回は宮崎の既視感まで感じて。あと、設定の理屈もスッキリしない。
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各地の鎮魂歌になっているようななっていないような>>続きを読む
最後まで一気に見れた。
また一つマイノリティ男性の魂の浄化物語か。もちろんそれはわかっていて鑑賞したのだが、ちょっとお腹いっぱいに。
傷を抱えた心の持ち主が必ずしも正しい人間でもないと思えてしまったが>>続きを読む
良い話だった。
そして評判通りレスリー役の演技が素晴らしい。
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どうしようもないアル中の魂の浄化の物語。この手の話はよく男性が主役として何度も描かれてきた気がする。
しかし、アル中は個人>>続きを読む
何度見ても面白いのはなぜだろう。
いつ見ても発見があって。
たくさんの考察も出ていて。
前半の丁寧さが後半の価値観への共感に効いてくる。あと、孤独感への共感にも。
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見る側が「いなくならないで」「いなくならないよ」の切実さを感じられたかどうか。
人に多大な(少々ならお互い様>>続きを読む
今作もまた素晴らしきセンスと巨大なバジェットで「厨二病」的世界観、つまり王家の血筋や巨大砂虫ライドや崇拝や選ばれし者の強大なチカラや女性達に導かれる成長譚などなど、を大興奮で感じさせてくれる、そしてお>>続きを読む
邦題にセンスがない。
が、ワインがからむ映画であることをアピールするのは正解だ。確かにあちこちに専門用語やワイン知識がたくさん散りばめられていて、ワイン好きならそれを聞くだけでも面白いかも。
それはそ>>続きを読む
チェコの民話「オテサーネク」を独特のグロ感覚を交えながらダークファンタジーとして映像化したシュバンクマイエルらしさいっぱいの物語。
見終えて私も例えばカチカチ山を現代に時代を変えて実写化したら?などの>>続きを読む
面白かった。苦笑いの面白さ。シリアスな現実をとっつきやすくわかりやすく見せてくれる。
が、・有色人種の・若くもない・女性、(世間一般的な負の立場×3)である私として、これをどう面白がればいいのだろう、>>続きを読む
これもひとつの映画愛か。
音楽も骨子もララランドとよく似ているような気がしたが、あれがビターチョコレートにカラフルなスプリンクルをまぶしたような映画だったとしたら、こちらは壮大な階層のウェディングケー>>続きを読む
世の中のマジョリティによるあらゆるノイズから逃れることのできる、限りなく優しい世界があったとしたら。そんな世界がずっと続くようにふんわりと見守っていたくなった。
のんびり見てたら、後半でめちゃくちゃ予想外の展開。面白かった。知らないことがたくさんあった。
そして相変わらず、人間は愚かで醜い。金のみがパワーを持つ資本主義の限界をまた感じる。
美術とは?と改めて>>続きを読む
なぜか放送があるたびに見てしまう作品。
この作品でのジョバンニリビシの鬼気迫る、迫りすぎる演技見たさに、かもしれない。
しかし他にもヒューマン、異能、法廷、DVや虐待などの要素が詰め込まれ、最初に見た>>続きを読む