はちまるさんの映画レビュー・感想・評価

はちまる

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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.0

ボスニア戦争のことを調べる過程でこの映画のことを知り、鑑賞した。

序盤、何気ない感じの、女性がトイレを使わせて、というシーンで辛いと感じたことに愕然とした。どれだけ関連の文章や写真を目にしても、戦禍
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.5

子供を持ったことはないけれど

家族が遠い場所で残酷な死に方をした時、その心持ちが想像できないものであることは分かる。

覚悟をしたり、折り合いをつけたり。そういったタイミングの主導権はこちらにはなく
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.5

個人的に「私の少女」で撮られた風景よりも現実味があり、身近な問題に思えるだけに観ていられなかった。
競争社会の皺寄せとその行き着く先。

誰かの犠牲の上でしか社会のシステムが改変されないなら、それは本
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アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

4.0

夢うつつに浮遊してるような雰囲気が好きで、決まって夜中に鑑賞していた。

魚になりたい
カメになりたい
空を飛びたい
死にたい

荒野の真ん中で働いている様子もなく。非現実的・非生産的な夢を抱く人生を
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この胸いっぱいの愛を(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

若かりしミムラ、伊藤英明、勝地涼の美しいこと。。この時代の美男美女ってそれぞれの色気があって好き。

盲導犬アンバーのくだりでいきなりちょい泣きからの、ウスイミツオのエピソードがうっすいなーって笑
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ソフィアの夜明け(2009年製作の映画)

5.0

酔っ払った時の方がレビュー書ける気がして、ほろ酔いで書いてみる。

ブルガリアの日常風景に引き込まれる。

登場人物それぞれの、情熱や燻る想い
それをぶつける場所がなく、漂ってしまうのはこんなに離れた
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.5

原作は読んでないので純粋に映画として鑑賞しました。

主演ふたりのビジュアルも、演技もとても魅力的で、、俗に言う「尊い」とはこのことかと感じた。

なによりも、桜良の感性が、凄く成熟していて、豊かで、
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

食べること 愛すること 生きることじゃ飽き足りない、人間の欲望。彼女の底なしの執念。

復讐劇で終わるのかと思いきやそこから二転三転して、己の底の浅さを思い知らされたような。

おやすみなさいを言いたくて(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭のシーンで一気に引き込まれる。アフガニスタンのカブール。女性報道写真家・レベッカのカメラの先には、これから自爆テロへ向かう女性が爆弾を巻き付けられる姿があった。静かで厳かな雰囲気。家族と思しき女性>>続きを読む