Rさんの映画レビュー・感想・評価

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流浪の月(2022年製作の映画)

3.7

原作の雰囲気が結構好きだったこともあり、映像化して欲しいのにされていない描写がいくつかあって少し残念。(更紗の家族の思い出)など。

広瀬すずさんってこんなに深みのある演技ができる方だったのか。

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ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

完成披露試写会にて。
役者さんの生の声を聞くことができて本当に良かった。

石原さとみさんの印象が全く別のものに変わった。
彼女自身もとても強い想いを込めて演じきった作品だということが伝わってきた。
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

10年以上の時の経過を1人の俳優さんが違和感なく演じきっていることに実力を感じた。

どんな別れ方をしてもソウルメイトだったら必ずどこかで再会するのだろうか。

言葉ではなく鑑賞者の目で理解させる描写
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

原作を読まずに鑑賞。

カラオケ大会での紅を歌う場面では、胸が締め付けられる気分になった。

本当に声変わりをしている途中の俳優さんをキャスティングしていて、それが本当に良かった。

まさかこんな気持
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ジョニーデップの歪んだウォンカも好きだけど、人のことを心から信じることができるティモシーシャラメのウォンカもいいなと思った。

少し気分が落ちてる時に観てしまったからか、最後の終わり方は観始めた時から
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アメリ(2001年製作の映画)

3.8

最近リバイバルしていたので、改めてレビューし直し。

大人になってから観てみると、子供の頃の周囲の環境はやはり大切なのか。

作品の中の色使いがとても可愛い。

空想なのか現実なのか判別つかないような
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Winter boy(2022年製作の映画)

3.7

思春期時代の感情が荒く動いて自分自身でもコントロールできない部分がとてもよく表現されていた作品。

誰かの支えになれる人になりたいと思った。

ティル(2022年製作の映画)

4.0

実話だと知っていた上で観たせいか、映画が始まってずっと心臓が掴まれてるみたいに息苦しくなった。

ダニエルデッドワイラーの母親としての演技が本物であり、心にぶつかってくる印象だった。

エメットを何も
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(2023年製作の映画)

3.9

上映時間が2時間以上ある作品なのに、全く疲れることなくのめり込んでしまった。

カメラワークがたまに予想もしない動きをすることがあり、何を伝えたいんだろうと考えながら観ていた。

一見普通の人に見えて
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.9

池松壮亮さんの魅力がとても詰まっている作品。

予備知識なしで挑んでしまったので、逆にそれがストーリーの展開を読めなくて良かった。

池松さんの純粋な、スレた、でも熱さをもっている人物を演じる演技力が
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渇水(2023年製作の映画)

3.6

水道局で働いてる方はどんな業務をこなしてるのか、この作品を観ないと絶対知らなかったであろうことが知れてよかった。

結局事実は変わることがないままだったけれど、子どもたちの周りの大人に信じられるような
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.8

統合失調症の人は世界をどう見えてるんだろうと不思議に思っていたが、この作品から少し理解が深まったように思えた。

一見どこにでもいる人でも、見えてる景色がこうも違うのかと。

まだまだ理解されていない
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エッフェル塔~創造者の愛~(2021年製作の映画)

3.3

今のパリには欠かせないあのエッフェル塔の製造過程を見ることができて面白かった。

ラブストーリーの内容はよく分からない所が何点かあって人の好みが分かれる作品な気がした。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

主人公のクレイジーな行動が面白くてずっと観ていて飽きなかった。

母娘の近くに良すぎてお互いのことをちゃんと見ることができずにすれ違ってしまう。でも、いざ親元を離れると広い目で物事を見ることができるよ
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.7

担任の先生がちゃんと最後まで主人公の女の子のことを見守っててくれて、この関係素敵だなと印象に残った作品。

思春期の女の子特有の、周囲と比較してしまって、自分の中の色んな感情がごちゃ混ぜになっていくと
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

眞人がどう生きることに決めたのか、明確に正解を描写していなかった。
鑑賞者がその答えを考え、更に鑑賞者自身の立場では自分たちはどう生きるべきなのか、考えの連鎖につながる作品だと思った。

所々理解でき
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

映像美に魅了された。

作品の中で、登場者それぞれの視点から一つの出来事を見てみると、捉え方は全然異なっていた。
それぞれの誰かにとって誰かは怪物なのだろうか、と考えてしまった。

無邪気に見える子供
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波紋(2023年製作の映画)

3.8

最後のシーンがとても印象に残った。

途中途中入るクラップ音が作風に似合わず、不思議に思いながら鑑賞していたが、最後には納得できた。

かもめ食堂などとは雰囲気がガラッと変わり、世の中で問題になってい
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.4

久しぶりに邦画のホラーを鑑賞。

笹野高史さんが出演されてたからこそ、最後まで観ることができたという印象だった。

VRの世界と現実世界の対比がもう少し上手く表現できたんじゃないかと思う。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

試写会にて鑑賞。

ヒントとかはなく、全てを自分の感性で感じ取らなけれならない作品だと感じた。

娘から見た視点と、父親から見た視点、また第三者の視点、全てが混ざり合って、そこにたまに大人になった彼女
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.5

スニークプレビュー試写会にて鑑賞。

奈緒さんの演技力に圧倒された。
終始不気味な雰囲気が漂っていたので、終始観ていて何が起こるのか不安になった。

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.9

最近はなかなか製作されない白黒の映画というだけで、儚い雰囲気の作品なのかと予想していったら良い意味で裏切られた。

所々にカラーになる場面があり、どういう意味が込められてるのだろうと推測するのが楽しか
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赦し(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

尚玄さんが演じていたカツの性格が気になってしまって、あまり作品の中に入り込めなかった。

MEGUMIさんが演じるカズコの段々苦しみの感情が滲み出ていく描写はとてもよかった。
自分がちゃんと娘を育てら
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

試写会にて鑑賞。

鑑賞中、ずっと呆けた顔してただろうなと思うくらい展開が読めなかった。
カオスという単語を完璧に具現化した作品。

笑えるシーンが結構あって、たまになにを見せられてるんだろうと思うと
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

原作を読んで夜中に涙が止まらなくなった作品。

映画では原作とは異なる場面がいくつかあった気がした。
血が繋がってても繋がってなくても、その人のことをとても大切に思えるくらいの強い気持ちがあれば、それ
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

一つ一つの小道具が際立っていて、どんな視点からも楽しめる映画だった。

このどんなシーンにも意味があるのかもと探って観てしまうのが癖になってる人は、結構考え過ぎてしまうかも。

答えはほとんどないとは
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湯道(2023年製作の映画)

4.0

完成披露試写会にて鑑賞。

「湯道」という架空の伝統文化の設定がとても面白く、脚本の小山薫堂さんが普段お風呂でやっていることを流儀に取り入れているらしい。

昔ながらの銭湯ならではの交流が温かく描かれ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.1

初めてLGBTQを題材にした日本の作品を鑑賞した。

鈴木亮平さんの演技を言葉で表現すると、役になりきるではなく、役そのものに自分なりに魂を吹き込むというのがとてもしっくりきていた。

カメラワークが
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

シイノとマリコの唯一無二の、友情とは言い切れない、何と言い表すと良いのかわからない関係性が良いなと思える作品だった。

これまでの自分も表面上だけの友情を経験したことがあるが、自分の家庭環境等を曝け出
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.0

2023年初鑑賞作品。
これぞ人生だなと思えた作品だった。

最初はジェンマとパオロのラブロマンスだけだったらありきたりすぎると観ていたが、ジェンマの良く言えば人間らしさが出ていて現実味があるストーリ
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

駄目なことだと分かってはいるけれど、自分自身が楽な方に逃げてしまうのは仕方ないことだと思ってしまった。

実際自分が兄の立場になっても、この選択を取らないかと問われたら答えられない。

最後の妹の振り
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

「死にたくない」って泣いてるシーンの小松菜奈ちゃんがとても印象的だった。

自分が死と対面する時は何を考えるんだろうと考えさせられた。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

観てる間に解説がほしいくらい、分からない部分が多かったが面白かった。
ゴーディーとGジャンに繋がる部分があったのだろうか。
観終わってから色々考え込んでしまうのが好きな人におすすめ。
OJのフラットな
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

キーワードがお米っていうのが斬新すぎて面白かった。
ちゃんとした終わり方するのかなと思いきや…。
最後がぶっ飛びすぎてて呆気に取られてしまった。
菊池風磨さんの演じるクズ男が1番スタンダードかもしれな
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.8

こんな学生生活に憧れた。
画面がキラキラで溢れてて、本当に可愛かった。
どんな人とでも思いやりを持って接しないと離れていってしまうのかなと思った。

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