老いることによって名声の代償である責任を果たすオッペンハイマーに対して、老いてなお閣僚という名誉に固執して化け物になるストローズを演じたロバート・ダウニー・Jrの怪演が光る。名誉欲を拗らせたオッペンハ>>続きを読む
楯の会は当時おもちゃの兵隊だと思われており、全共闘も「ごっこ」と批判された。ここに接点があるわけだが、作りとして「現代にはなくなったアツい志をみせる」になっているので、おかしくなっている。
深見に賞金を渡す時に「これ、遅くなりましたけど靴代です」って言った方が良かったのでは?
世界史から参照するのではなく、映画史から参照すればこの作品は紛れもなくファム・ファタールものであり、フリッツ・ラングの『緋色の街』を想起させる傑作であろう。リドスコお得意のノワール調を楽しんだ。
一貫して胸糞悪い視点で撮られた佳作。食卓がめちゃくちゃ不安すぎる
映画としてはジジイを許した所で終わっている。エイドリアンとの関係性に緊張感が欠けており、ずっと仲良いだけなので初めから「成功」を約束されており白ける。