柘榴さんの映画レビュー・感想・評価

柘榴

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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

これは久々に感動した。何時(いつ)ものコナン、っちゃ、コナンなんだけど。

灰原とコナンに完全デッドゾーンの事態が襲いかかる。

後半の伏線回収も見事で、最後にはファンへのささやかなサービスも用意され
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

ながら見で視聴。兎に角、序盤のウタの歌唱シーンが圧巻!!今回はアマプラでみたけど、劇場でみてたら、おそらく鳥肌たってた。シャンクス、ウタ、ルフィの因縁と、それを元にしたストーリーライン。見事でした。そ>>続きを読む

悪夢探偵(2006年製作の映画)

5.0

うぅ〜〜む!………、これは不意打ちの大傑作、正直舐めてた。
「死にたくてしょうがない」。現代病のように人々は口にするが、それは平和な社会でのうのうと暮らしていく中で、平和ぼけしている奴らだ、と話すサイ
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HAZE ヘイズ(2005年製作の映画)

2.5

低予算、ワンシュチュエーション、監禁モノ。

当時(2005)頃、この手のジャンルが流行ってたから、流行りに乗ったのかな?

ラストはちょっと意味不明な映像が差し込まれるけど、まぁ、一応映画としては破
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ヴィタール(2004年製作の映画)

3.5

浅野忠信の無表情演技よ!(笑)(褒めてます)
浅野演じる記憶を無くした医大生が、亡くなったかつての恋人の人体解剖実習に挑むことで、記憶がフラッシュバックし、徐々に記憶を取り戻して行く、という物語。
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六月の蛇(2002年製作の映画)

4.0

えっちな映画だよ………。えっちな映画だなあ。コレ………。

テーマは『抑圧』からの解放、『外圧』からの夫婦愛の復活、だろうか………。

黒沢あすかからは、女優魂を感じる。

官能映画(ただし、ピンク映
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BULLET BALLET バレット・バレエ(1999年製作の映画)

3.7

一丁の銃が巻き起こす、バイオレンス・ドタバタと、その壮絶な結末。

モノクロの映像がいい。

監督、主演である塚本晋也の俳優としての真骨頂が、此処にっ。

鉄男 II BODY HAMMER(1992年製作の映画)

3.6

これは狂気の沙汰。過去を失くした男と、その男の前に立ち塞がる謎の刺客…。失われた過去を取り戻したとき、男は「世界を破壊する」っ!!

塚本晋也の美術造形には、ちょっと目を見張るものがある。ラストの総決
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.7

塚本晋也の、衝撃的デビュー作。体が鉄に侵食されていく男を描く。

チ○ポが鉄製のドリルになるのには笑った。

美術センスが◎!

TOKYO FIST 東京フィスト(1995年製作の映画)

3.8

これは、『痛み』にまつわる映画です。

主題はボクシングなのですが、塚本監督特有の人体と機械の融合を、主人公の彼女役の女性が体を痛め付けるようにして開けた『ピアス』によって表現していて、そして、主人公
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

3.6

記憶の交錯、何が本当で何が偽なのか、分かりづらかった。小説読んでれば、もっと楽しめたかな…。桂枝雀の演技は圧巻っ!映画全体を引っ張るエネルギーがあった。原作は購入済みなので時が来たら読んでみるかな…。

アサルトガールズ(2009年製作の映画)

2.5

女優とSF映画。押井守はSF映画にはミューズ(女神)が必要、と豪語する。

この作品は、押井のその思い、そしてミリタリー魂が見え隠れするものだった。

それにしても、黒木メイサがこの映画の出演オファー
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

未確認飛行物体。SFにスレている者にとっては、「はぁ〜?またその話〜?」、っと食傷気味になりそうなところを、この映画は、既存の物の、『その先』を行っている。

空を気安く見上げてはいけない。

『ヤツ
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ホワイトナイツ/白夜(1985年製作の映画)

3.6

みた。この映画の主題は「亡命」、…かな。
ロシアからアメリカへ亡命していた、ある人気バレエダンサーの主人公が、日本公演の為、飛行機で日本に向かっている途中、飛行機が異常をきたし、ロシアに着陸。
ここか
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ヘアー(1979年製作の映画)

4.5

これは面白かった!
ヒッピーを主題にしていることから、ラストの大オチは『反戦』を切に訴えた結果だろう。
ミュージカルを苦手としている人でも、序盤のぐだぐだ感を乗り越えれば、青春期のそわそわ感や、高揚感
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.5

「大人は判ってくれない」………。
タイトルだけきくと、なんのこっちゃらの話だが、要するに悪童の話。

悪童は環境にして悪童となるのか?それとも、生まれたときにはもうすでに!?

ラスト、真正面からカメ
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グリーン・カード(1990年製作の映画)

3.7

植物の温室付きのアパートに住む権利が欲しい女と、ニューヨーク滞在権が欲しい男が、愛の無い、偽装結婚をする。

一波乱も二波乱もあるが、何だかんだで乗り越えていく二人。

最後には思わぬ結末が…。爽やか
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シービスケット(2003年製作の映画)

3.7

馬を使った撮影は素晴らしいと思った。主人公(トビーマグワイア)と馬(シービスケット)の絆、運命共同体である、という光、そして、諦めなければ、一度落ちても再び輝けるんだ、という希望。良い映画。ただ、この>>続きを読む

偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

3.7

オーソン・ウェルズ監督・脚本作品。

華麗なる一族の波乱万丈を描く。

(総括する一言…)盛者必衰やな…。

バロン(1989年製作の映画)

3.8

どこまでが空想でどこまでが虚構なのか、老いぼれ剣士バロンの昔ばなしに心を持ってかれる。

こんなスペクタクルな冒険ができるなら、空想の世界、行ってみたいですね。

ACRI(1996年製作の映画)

3.3

石井竜也の二作目。「世の中には、人が触れてはいけない神秘の領域がある」、これぐらいのメッセージしか伝わって来なかったなあ。一作目の『河童』よりかは落ちる。

河童(1994年製作の映画)

3.6

普段忘れがちな、父方への尊敬心を喚起させてくれる映画。河童のCGも凄い。監督・クリーチャーデザイン、石井竜也かぁ、才気溢れるね。隠れた名作。

パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.6

オールスターキャスト。ドイツ軍からのパリの解放までの過程を描く。

まず、思ったのが、この映画、(最初からわかっていたことだが…)ながいっ!かなり忍耐力を強いられる。

戦闘シーンの迫力は随一!ときお
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

これは家族愛の物語です。主人公が自分の子孫にかける愛情、敵が敵の息子にかける愛情。

戦いの方ですが、どうやらこのアバター抗争は終わりそうにも有りません笑笑笑

フィツカラルド(1982年製作の映画)

3.9

オペラに取り憑かれた男の、一大叙事詩。アマゾンの奥地に、オペラハウスを作ろうと躍起になっている主人公。しかし、船で川を渡っている最中に、原住民に包囲されて?

面白かった。大がかりなセットで、大がかり
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

3.9

詩の様な映画。飯を食わなくなった馬。劇中盤に現れる男の示唆的な台詞。そして、父と娘の顛末。観るに値する。

マネキン(1987年製作の映画)

3.6

U-NEXTにて鑑賞。女性のマネキンに、魂が宿って、主人公の青年が恋をする、という物語。

とにかくハッピーな作品でした。こういう夢をみさせてくれる作品が私は好きです。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

骨太アメコミヒーロー物の準傑作だった。主人公が最初から強くないのがいい。